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大阪・梅田バルチカ03の店舗は坪月商95万円、大ヒットブランド「漁師酒場あらき」が神田にオープン!高知の漁師が始めたARAKI GROUPの海鮮居酒屋、東京初出店

12月10日、神田に「漁師酒場あらき 神田店」がオープンした。運営はKEI FOOD(高知県宿毛市)。代表の荒木啓弘氏は、高知で漁師をする両親のもとに生まれ、自身も漁師の仕事を経て水産加工や鮮魚販売、卸から会社経営をスタート。その後、水産業とのシナジーを生かした飲食店を関西で計12店舗運営する。同社の代表ブランド「漁師酒場あらき」は、大阪・梅田の商業施設「バルチカ03」の店舗は坪月商95万円を売るなど好調だ。今回、神田駅高架下にオープンした同店は初の東京出店であり、初の街場の路面への出店でもある。「寿司と炉端」をテーマに新天地に挑む。


新宿の百貨店で見たカツオの値段に衝撃を受け、漁船を降りる…

JR神田駅の高架下にオープンした「料理酒場あらき 神田店」。運営のKEI FOOD代表の荒木啓弘氏は、ほか、水産加工や鮮魚販売、卸を行う沖ノ島水産(高知県宿毛市)と、KEI FOODと同様に飲食店を展開するりゅうじん(高知県宿毛市)の代表も務める。この三社ほか、いくつかの事業から成るグループをARAKI GROUPとしている。

荒木氏は四国最南端の街、高知・宿毛で漁師の家に生まれた。23歳までは沖縄のダイビングスクールでインストラクターをし、その後、実家に戻って漁業を手伝うように。カツオの北上に合わせて全国津々浦々、船で漁に出る生活を送っていた。起業のきっかけについては、荒木氏はこう話す。「漁で千葉の勝浦に滞在していた際、休日にあてもなく電車で都心に向かい、新宿の百貨店にたどり着いたことがありました。そこではカツオのタタキが僕らの卸値の10倍以上の値段で売られていた。自分達の手取りよりもはるかに高い値段に、衝撃を受けました。このように、一次産業の利益はなかなか増えないと当時から感じており、もっと生産者が報われるような仕組みで商売がしたいと考えるようになりました」。

その後、荒木氏は漁師の仕事を辞め、妻と二人で実家の水産物の加工や物産展での販売、卸売を始める。それが沖ノ島水産のスタートだ。その後、岡山で飲食店を展開する企業の社長からサポートと出資を受け、りゅうじんを設立。沖ノ島水産の海鮮を使った「土佐わら焼き龍神丸」や、FCで「しゃぶしゃぶ美山」を大阪・京都のイオンモール内に展開した。

「漁師酒場あらき 神田店」の外観。駅を出てすぐの高架下で営業。看板には「実家が漁師やってます。」の文字で魚の美味さをアピール

店舗データ

店名 漁師酒場あらき 神田店
住所 東京都千代田区鍛冶町2-13-8
アクセス 神田駅から徒歩1分
営業時間 17:00~26:00
定休日 日曜
坪数客数 29坪60席
客単価 3000円
運営会社 株式会社KEI FOOD
オープン日 2024年12月10日
関連リンク ARAKI GROUP(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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