渋谷に「鶏汽爽惣（チキソウソウ）」がオープン。鶏と蒸しとサワーと惣菜の中華居酒屋、中目黒「チャン栓チャン」に続く楽卒業生の2店舗目

店の”絵“が浮かび、あえて難易度の高い方の物件をチョイス

中目黒や、恵比寿や渋谷といった中目黒からそう遠くないエリアで物件を探し、渋谷桜丘の元ダーツバーを契約した。三角形の変形物件で、ダーツバー時代はふさがれていた窓があった。「物件のかたちに沿わせた三角形のオープンカウンターを置いて、外から窓の向こうにカウンターに座るお客様の背中が見えたらいいなと思いました。楽時代からカウンター商売をしてきましたが、創業店の『チャン栓チャン』は狭くてカウンターが置けなかった。いつか、お客様の目の前の、逃げ場のないカウンターで仕事がしたいと思っていました」。実は同時期に同ビルの隣の区画も空いており、広さや家賃は同じ。そちらはきれいな長方形で、ガスも引いてあった。「条件面を見たら隣の方がよいのかもしれませんが、それでもこの三角のカウンターを置いた“絵”が浮かび、こちらに決めました」と渋谷氏。

活気を生み出す三角形のオープンキッチンを中心に据えた店内。カウンター席のほか、カウンターに沿わせたテーブル席も配置し、大人数の飲み会も可能

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