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下北沢に「野菜巻き串 下北ホール」がオープン。野菜巻き串と熱量の高い歌唱パフォーマンスで、海外進出を視野に唯一無二の食体験を提供する

11月1日、下北沢に「野菜巻き串 下北ホール」がオープンした。ベイシックスやビックスルーで経験を積んできた石野秀樹氏が、相方の小林勇輝氏と共同で立ち上げた独立店だ。「ジョウモン」のDNAを引き継いだ野菜巻き串と石野氏が織りなす唯一無二の歌唱パフォーマンスがウリで、国や年齢を問わずあらゆるお客を楽しませる。海外進出も視野に、新しい食体験を下北沢の地で提案する。


ベイシックス、ビックスルーで経験を積んできた二人が出会い意気投合

山形出身の石野秀樹氏は、高校卒業とともに地元の精密機器メーカーで会社員として働いた後、「パソコン作業よりも体を動かす仕事をしたい」と、ジブリファンだったことから東京・三鷹のジブリ美術館への就職を目指し、上京。何度も採用試験へチャレンジしたが就職は叶わず、実家が中華料理店だったこともあり飲食業界へ進むことに。

最初はいわゆるチェーンの居酒屋などで勤務していたが、ベイシックスが当時オープンさせたばかりの「ジョウモン吉祥寺店」でアルバイトを始めたことが転機となる。「お客さんの誕生日を一緒になって盛り上げたり、お客さんとたくさん喋って仲良くなったりするこれまでとは違った接客スタイルに、飲食店の概念がぶち壊されました。働いていくうちに“これは面白いな”って」と、飲食業界の可能性を感じ始めたという石野氏。

当時「ジョウモン吉祥寺店」にヘルプに来ていた統括店長で、現在はビックスルー代表である佐藤大介氏から「独立したら手伝ってくれる?」と冗談交じりに話していたことをきっかけに、佐藤氏が2015年にベイシックスからののれん分けで「ジョウモン 溝の口店」をオープンし独立する際にビックスルーへ入社。「ジョウモン」のほか、同社が2021年に出店した「中ノ食堂」でも経験を積んだ。当初は「二番手で良かったので、独立したいという気持ちはなかった」と話す石野氏だが、次第に考えが変化。「自分の長所は、どんな時もイライラしないこと。常に機嫌のいい自分が社長になれば、いい組織ができるのではないか」と、自身が理想とする組織像や社長像を実現すべく独立を考え始めた。

直近では、新宿の居酒屋で勤務。そこで共同代表の相方である小林勇輝氏と出会った。東京出身の小林氏は、大学時代にベイシックスが運営する「てやん亭゛」で勤務。その後、営業会社勤務や起業を経て、再びベイシックスに戻り、「南平台のごりょんさん」などで経験を積んできた人物だ。二人は「家族よりも一緒にいました」というだけあって、独立に向けて意気投合していった。

韓国人の出資者とつながりを持つも、予定していた四ツ谷への出店は頓挫。その折、古くからの知人の紹介で、「福の花」「ふくの鳥」など居酒屋を中心に飲食店を展開するベアーズコーポレーション(東京都文京区)の独立制度を活用し、同社の支援を受けて出店することに。慣れ親しんだ新宿エリアを中心に、渋谷区や世田谷区、中野区まで範囲を広げて物件探しを進めたところ、偶然空いていたのが現物件だった。

店名ロゴが入ったちょうちんと中の様子が見える大きな窓が目を惹くファザード。入口はやや奥まっているものの路面であり、視認性は高く、駅から徒歩1分で人通りも多い

店舗データ

店名 野菜巻き串 下北ホール(ヤサイマキグシ シモキタホール)
住所 東京都世田谷区北沢2‐12‐13 下北沢細沢ビル1F

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アクセス 下北沢駅から徒歩1分
電話 03-6450-7411
営業時間 18:00〜26:00
定休日 不定休
坪数客数 15坪20席+立ち飲み10人程度
客単価 4000~4500円
オープン日 2024年11月1日
関連リンク 野菜巻き串 下北ホール(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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