水道橋に「うな重（しげ）」がオープン。老舗同様、店内でタレ付けして焼き上げる鰻重を驚異の1210円から提供、グローバルダイニング出身者による「鰻重専門ファストフード店」

原価率は40％オーバー、規模を拡大し圧縮を目指す。海外展開も視野に

この「うな重」は商標登録も取得済み。店舗展開を視野に入れており、国内100店舗に、海外、アジアはもちろん欧米圏にも鰻を広めたいと考えている。原価率は40%を超えるが、規模の拡大に伴い原価率の圧縮を考えている。「調理に職人は不要で、アルバイトや日本語に不慣れな外国人スタッフでも十分対応できる。オペレーションも最低限で多くの人手を必要としない。研修の量も少ないのでFCにも向いた業態だと思います。今回のような都心の路面店から、郊外、商業施設、フードコートなど様々な出店スタイルに対応できる」と話す濱野氏。鰻業界で覇権をつかむべく、挑戦は始まったばかりだ。

「うな重」代表の濱野浩一氏。徹底的に省力したオペレーションでスタッフの労働時間も最低限。飲食業界の働く環境を変えていきたいという思いもある

（取材＝大関　まなみ）

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