南阿佐ヶ谷に「呑輝（のんき）」がオープン。大繁盛酒場を運営するバカワライ出身・杉本大輝氏の期待の独立店。古巣の「じゅん粋」を踏襲した元気な鉄板焼き居酒屋で初月売上800万円超え

お客一人ひとりに合わせたもてなしで、リピーター獲得を意識

客単価は4000〜5000円に設定しているが、予想に反し、オープンして以来5000円を切ったのはわずか数日で、初月売上800万円超えを達成。売れ行きが上々な理由は、お客一人ひとりに合わせたもてなしをする心意気があるからこそ。「客層の大半が近隣に住んでいる方で、年配の方も多く訪れるのですが、『呑輝』の売りである元気な接客は、年配のお客さんやそうした接客に親しみがなさそうなお客さんに対しては控えながらも、楽しんでもらえるよう意識しています。また、通常は17時からの開店ですが、週2～3回来店する常連客の要望で、16時からオープンすることもありました。基本的にお客さんの要望には柔軟に応えるようにしています」と話す。

今後の展望としては「将来的には、店舗を増やしていきたいと思っているので、まずは『呑輝』で基盤を固めたいです。そしていつかは沖縄で暮らしてみたいです」と杉本氏。大人のお祭りを体現した「呑輝」は、杉本氏のもてなしの精神とともに、今後地域に根付いていくに違いない。

中央：代表の杉本大輝氏。左：スタッフの片岡和也氏。右：スタッフの平岡翼氏

（取材＝吉田真琴）

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