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渋谷に「HUIT(ユイット)」が開業。グローバルダイニングの渋谷「権八」の年商を約2倍にした敏腕店長の独立、イタリアの独占輸入ワインと小皿料理で「人を結ぶ」空間を目指す


独占輸入ワインはグラス1000円以下。多種類が楽しめる小皿料理が充実

経験の長い「権八」は和食業態だったが、独立店は自身が好きだというワイン業態をやることに。ウリはイタリアの生産者から独占輸入で仕入れるワインだ。松原氏自ら、イタリア・エミリアロマーニャ州のワイナリー「Vini Loreggian」へ赴き畑や醸造施設を見て、併設のレストランでワインの全種類を試飲しながら彼らのストーリーを聞いたうえで契約を結んだ。同銘柄のワインを7品用意し、「日本で飲めるのはここだけ」という価値を打ち出す。それ以外の生産者のワインも含め、グラスは全13品ほどのラインナップ。価格は1杯750~1000円、ボトルは3980円~。「気軽に利用してほしいので、グラスは1000円を超えないことを意識した」という。ドリンクはそれ以外にもイタリアのクラフトビールやクラフトジンなどを取り揃える。

料理はワインに合う小皿料理をテーマに構成。お通し代わりに注文してほしいというのが「本日の冷製スープ1shot」(300 円)。トマトやスイカなど内容は季節ごとだ。前菜は「牛のタルタル」(1600円)や「KABAファーム直送!!フムスのバーニャカウダ」(880円)、「鴨のパテカン」(580円)、「トリュフチーズのオムレツ」(980円)など。盛り合わせも可能で、前菜は1~2名で訪れても数種類を楽しめるよう小皿料理を提供している。一方で、しっかりとしたメインとなる肉料理も充実している。鹿やイノシシなど日替わりの「本日のジビエ」(1800円~)や「自家製ソーセージ」(1000円)などに、宮崎出身である店長の上牧 蓮氏が地元の名店からレシピを伝授されたという「宮崎の銘店直伝チキン南蛮」(1400円)も好評だ。パスタはお客の好みに合わせてつくる「気まぐれパスタ」(1200円)に、デザートまで用意する。料理に関しては竹橋のフレンチ「111」のオーナーシェフ、井上武士氏にレシピ監修を依頼した。井上氏もグローバルダイニング出身で、フランスでの経験も持つ。

色鮮やかな野菜を盛り合わせた「KABAファーム直送!!フムスのバーニャカウダ」は、珍しいフムスのソースで味わうバーニャカウダ

「牛のタルタル」(写真はハーフサイズ)。瓶に入れて提供し、バゲットに塗って楽しむ。食器は岐阜の工房で仕入れた美濃焼きを使用。ワインも木村硝子のグラスで提供し、カジュアルな雰囲気に反して品質へのこだわりも見せる

店舗データ

店名 HUIT(ユイット)
住所 東京都渋谷区道玄坂2-17-1 渋谷野武士ビル 1F

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アクセス 渋谷駅A0出口から徒歩4分、神泉駅から徒歩5分
電話 070-9037-1628
営業時間 17:00~23:00
定休日 不定休
坪数客数 10坪14席+立ち飲み8人
客単価 3500~5000円
運営会社 株式会社Pine
オープン日 2024年8月20日
関連リンク HUIT(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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