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浅草に「nacol」が開業。生ハムを主軸に組み立てたおまかせコースで坪月商45万円のヒット。21歳で独立し12年、二度の移転を経てたどり着いたオーナーの真骨頂!

4月3日、浅草、観音裏に「nacol」がオープンした。オーナー家亀(いえかめ)智裕氏は、21歳の若さで独立し、新橋でイタリアンバル「LOCCO」を開業。その後、蒲田に「リボリータ エ サルメリア」として移転。さらに同店を閉店し、今回の「nacol」を出店した。料理を学ぶため食べ歩くうちにハマってしまったのが生ハムのおいしさ。もっとその多彩な魅力を伝えたいと、繁盛店だった蒲田店を閉め、規模を縮小しての移転となった。生ハムを中心に組み立てた「季節のおまかせコース」(9500円)をメインに、多くの食通たちを魅了。これまでの生ハムの概念を変えてしまうと、オープンわずか数か月にして多数のメディアにも取り上げられ、坪月商45万円を売り上げる好調ぶりだ。


21歳という若さで独立、店舗を運営しながら続けた学びの日々

隠れた名店がそろう浅草、観音裏に新たな新星が誕生した。馬道通り沿いにある「nacol」だ。オーナーの家亀氏は社会人としてスタートした時点で、すでに独立を視野に入れていたという。「6人兄弟なんですが、上の兄たちはすでに独立し、自営で働いていました。その姿を見ていたので、早くから自分も独立して働くことを考えていました」と話す家亀氏。独立するならばと選んだフィールドが飲食業。早くに亡くなった父親が飲食業を営んでいたことからその道を選んだ。将来は店舗展開をしていこうと考えていたため、成功の秘訣を学ぶために大規模に飲食店を展開している企業Jellyfish(現 商業藝術)やグローバルダイニングに入社。料理の技術や接客から売上の立て方や店舗マネージメントまで幅広く飲食業のノウハウを両社の業務を通して学んだ。また、短期間だが、当時大ブームとなっていた俺の系列「俺のイタリアンJAZZ」(現在は閉店)にも入り、繁盛店の仕組みを体験した。

調理のスキルをもっと磨きたいと思うようになったのは、独立して新橋に店舗を構えるようになってからだという。「店をスタートして、これでいいのかな、もっとスキルを伸ばしたいという気持ちが強くなったんです」(家亀氏)。当時、新橋に店舗を持ったばかりだったが、スタッフに店を任せ、勉強のためにイタリア・モデナに渡り、2年間にわたって料理の修業をした。「イタリア行きも含めて、シェフの経歴といってもほとんど独学です。あちこち数え切れないぐらいの店を食べ歩き、いろいろなシェフの方たちに話を聞いて、がむしゃらに料理のことを勉強しました」と当時を振り返って家亀氏は話す。

浅草駅から10分。馬道通りに面して店があり、少し歩くが迷わずたどり着ける。インバウンド客でにぎわう駅前から離れ、落ち着いた街に店がある

店舗データ

店名 nacol(ナコル)
住所 東京都台東区浅草3-28-9 サイドプレイス 1F

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アクセス 東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武伊勢崎線浅草駅から徒歩10分
電話 03-6802-3898
営業時間 17:00~23:00、土日祝11:30~16:00、17:00~23:00
定休日 月曜
坪数客数 11坪8席
客単価 15000円
オープン日 2024年4月3日
関連リンク nacol(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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