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松陰神社前に「ワイン居酒屋neco(ネコ)」が開業。三軒茶屋の繁盛店「ニューマルコ」で身に付けたセンスでつくる無国籍料理と自然派ワイン、母と二人三脚で営業する隠れ家居酒屋

6月30日、松陰神社前に「ワイン居酒屋neco(ネコ)」がオープンした。店主の中村健悟氏は、三軒茶屋で「三茶呑場マルコ」「New MARCO(ニューマルコ)」などの人気酒場を運営する2TAPSで3年間修業して、独立。開業に際して、北海道在住の母親が上京し、現在は親子二人三脚で店を切り盛りしている。曾祖母のレシピを再現したザンギを始め、修業時代に身に付けた料理のセンスで和洋エスニックのジャンルを超えたワインに合うおつまみを充実させている。


「ニューマルコ」で体験したことすべてが財産

三軒茶屋からのどかな世田谷線に揺られて二駅。松陰神社前駅を降り、商店街を抜けて、世田谷通り沿いを歩いていくと、住宅に囲まれた一画に「ワイン居酒屋neco」がある。

店主の中村健悟氏は北海道出身。実家は札幌にある創業68年以上になる老舗居酒屋だが、週末や平日夜も休みなく働く親を見て、あまり飲食業に魅力を感じなかったという。学校卒業後、お笑い芸人を目指して上京。芸人として修業する傍ら始めた飲食店のバイトを通して接客の面白さを知り、飲食業に取り組むスタッフの真摯な態度に興味を持つようになる。その後、芸人を引退するタイミングで、同じ芸人仲間が始めた居酒屋を運営する会社に入社し、サービス担当として勤務。そこで知り合ったお客との会話が独立を考えるきっかけとなった。「将来、どうしたいのかと問われたとき、漠然とですが、当時、北海道で一人暮らしをしていた母と店をやりたいと思うようになりました」と中村氏は話す。

独立を目指し、知人の会社は退社。物件探し中に勉強を兼ねて2TAPSに入ったことが、その後の店作りに大きな影響を与えることになる。「何か吸収できればと、初めは軽い気持ちでバイトで入ったんです。2,3カ月後、2TAPS代表の河内亮さんと小柴直哉さんに誘われて、正社員となりました。今思うと、あの決断をして本当によかったと思います。主に『ニューマルコ』で働いていましたが、他のマルコ系列店にいる経験豊富なスタッフから多くのことを学びました。飲食店の情報とかも、皆、詳しくて、僕は疎かったので、そういった情報も共有してもらったのはうれしかったですね。代表二人にリサーチに連れて行ってもらったこともあります。そういう経験すべてが自分の財産だなと思っています」と中村氏は話す。

三軒茶屋駅からも徒歩圏。バス通りにも面しているのでバスでのアクセスも便利だ

店舗データ

店名 ワイン居酒屋 neco
住所 東京都世田谷区上馬5-30-15 GranDuo 三軒茶屋

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アクセス 松陰神社前駅から徒歩5分、三軒茶屋駅から徒歩17分
電話 080-5582-0968
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 10坪10席
客単価 4000円
オープン日 2024年6月30日
関連リンク ワイン居酒屋 neco(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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