本格的な海鮮料理と進化系おでん、見て飲んで楽しいフルーツサワーで勝負
1軒目使いを目指す「海鮮酒場 ざっくばらん」は料理やドリンクに力を入れている。メインは海鮮料理とおでん。オープンは2月だが、4月からしっかり料理が担える山下 海晴氏が入り、料理のラインナップが完成した。メニューのアイデアを飲み歩くのが好きな小板橋氏が出し、山下氏がそれを実現している。
ネオ大衆酒場らしいメニューが「本日の海鮮五種盛り合わせ」(1200円/一人前)。刺身を枡に一つ一つ盛り付け、ピラミッド型に積み上げている。レトロ感と今っぽさが掛け合わさった、SNS映えする一品だ。海鮮メニューは定番の他にも、その日のおすすめの黒板書きがある。「本マグロのヒレ焼き」(770円)「マグロのテール焼き」(時価)といった本格的な海鮮料理がリーズナブルな価格でそろう。1号店と同じくコスパにこだわった価格設定となっている。今後は煮付けなどメニューを増やしていきたいのだそう。
おでんは定番から進化系まで多彩なネタがそろう。一番人気は「クロワッサン」(220円)。焦がしたクロワッサンとだしを合わせ、バターを添えて供される。意表を突く組み合わせだが、麩の感覚で食べられるといい、リピーター続出のメニューだ。おでんは野菜ネタと肉系ネタを煮るだしを変えるなど、細やかな工夫が施されている。おでんのだしを生かした「おでん出汁 枝豆」(440円)や「おでん出汁 冷やしトマト」(440円)などもあり、軽くつまみながら飲むのにぴったりだ。
看板ともいえるドリンクは「果物屋さんのフルーツサワー」(各種770円)。小板橋氏がフルーツサワーで人気の店を飲み歩いて研究し、メニューを開発した。「フルーツを凍らせているサワーもありますが、あまり冷えないし、フルーツもおいしくない。またフルーツだけだと味がぼんやりします。そこでサワーのベースになるフルーツエードに漬け込んだフルーツを下に敷き、エードを少し足しています。上に飾るフルーツも皮を剥いて食べやすいように工夫。見た目だけでなく、おいしさにこだわったフルーツサワーになっています」とサワーのこだわりを小板橋氏は話す。
もう一つの小板橋氏が気に入っているだし割。もともとだし割が好きで、そこからおでんを発想したという。通常の日本酒をだしで割った「ざっくの出汁割り」(440円)もあるが、ユニークなのはワンカップを使った「ワンカップ出汁割り」(660円)。最初はワンカップの日本酒を楽しみ、減ってくるとだしを足して、だし割りとなる。ワンカップは多彩なイラストのラベルのものがそろい、各自好きなものを選べば、その場が盛り上がりそうだ。そのほか、独立する前から日本酒の試飲会に通うなど日本酒についての知識を身に付けた小板橋氏による日本酒のラインナップも充実している。
店舗データ
店名 | 海鮮酒場 ざっくばらん |
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住所 | 東京都目黒区自由が丘1-23-4 樋口ビル1F |
アクセス | 東急東横線自由が丘駅より徒歩6分 |
電話 | 03-5726-8616 |
営業時間 | 17:00~23:30 |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 13坪16席 |
客単価 | 5000円 |
オープン日 | 2024年4月1日 |
関連リンク | 海鮮酒場 ざっくばらん(HP) |
関連リンク | 海鮮酒場 ざっくばらん(Instagram) |