スタートはパンから! “呑めるピザ屋”ならではの仕掛け
“吞めるピザ屋”を存分に楽しんでもらうために、メニューにもさまざまな仕掛けがある。名物パン「薪窯ボンバ・ブレッド」(800円)。「ゴールがピザという視点をずらしたくて、最初にパンをおすすめしています。このパンに合わせて、一緒に食べたくなる前菜を開発しました。もちろん、ワインにも似合うものばかりです。楽しく飲んで、つまんで、最後にピザを食べてもいいし、食べなくてもいい。自由に楽しんでもらえれば」と市川氏。厨房中央に置かれた薪窯で焼かれたパンは、中が空洞になっており、ドームのように膨らんだビジュアルはインパクトがある。パンそのものにも味がついており、そのまま食べてもつまみになる。
イタリアンの定番は、あえて外したという前菜はネーミングがユニーク。「胡瓜の極冷え ミラノ・ナムル」(700円)「窯焼き野菜とソース・ランボルギーニ」(1400円)といった遊び心のある名前は、サービスと来店客とのコミュニケーションを深めたいというのが狙いだ。訪れた人、ほとんどが頼むのが「最初に食べてほしいサラダ」(1800円)。KNOCKの強みである生産者とのつながりを生かした新鮮な野菜がモリモリの一品だ。
看板であるピザには、北海道在住のイタリア職人が作ったモッツアレラチーズを使う「MARGHERITA(マルゲリータ)」(1600円)などの素材にこだわった定番と、「AMIGO HARAPENO(アミーゴハラピノ)」(2200円)などのオリジナリティのあるメニューをラインナップ。その特徴について「つまめるピザになるよう、極力、ピザ生地は軽くしています」と市川氏は話す。ピザメインだが、パスタメニューもそろっている。「KNOCK」と差別化するために生パスタとショートパスタがメニューに載る。こちらも“呑む”にこだわり、一口で食べられる、つまみになるパスタとなっている。
ドリンクのイチオシは、やはりワイン。「KNOCK」が得意とする北イタリア・ピエモンテのワインをメインに質の良いワインをそろえている。グラスは赤白合わせて常時4,5種類(1200円~)を用意。そのほか、レモンを刻んで作った「生絞り『はちみつレモンサワー』」(900円)や削ったライムが香る「生絞り『フレッシュ・ライムサワー』」(900円)など「ピチカピチカ」ならではの一工夫あるドリンクがラインナップされている。
店舗データ
店名 | PICICA PICICA PIZZA & PASTA(ピチカ ピチカ ピッツア アンド パスタ) |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿1丁目18-14 |
アクセス | 恵比寿駅から徒歩5分 |
電話 | 080-3517-1086 |
営業時間 | 【平日】ランチ11:30~14:00(LO)、ディナー17:30〜(LOは問い合わせ)【土日祝】11:30〜ALL DAY(LOは問い合わせ) |
定休日 | 水曜 |
坪数客数 | 27坪45席(うちテラス席5席) |
客単価 | ランチ1300円、ディナー8000円 |
運営会社 | 株式会社マザー・レストランツ |
オープン日 | 2024年1月5日 |
関連リンク | PICICA PICICA PIZZA & PASTA (Instagram) |
関連リンク | KNOCK 恵比寿店(記事) |
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