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千葉に「食堂こじゃれ」が開業。コロナ禍で不振の鉄板居酒屋を買い取り坪月商50万に立て直した27歳オーナーの2店舗目、界隈に少ない「こじゃれた」和食居酒屋で勝負

7月3日、千葉に「食堂こじゃれ」がオープンした。“居酒屋以上割烹未満”を謳い、店名の通り「こじゃれた」和食が楽しめる店だ。カウンター中心の2階と団体も可能な個室が並ぶ3階の2フロアから成り、多彩な利用ニーズを吸収する。運営はUBeeC、代表の梅林翔馬氏は現在27歳。「ネオジャパニーズスタンダード」など千葉を中心に展開するJAPSYから「TEPPAN筋クリート」を買い取り独立した。コロナ禍で売上不振となった同店を今では坪月商50万円までに立て直した梅林氏。2店舗目となる今回は初のオリジナル業態、その次なる一手に期待がかかる。


「TEPPAN筋クリート」はコロナ禍でも通常営業を続け、メニューや接客を見直したことで売上アップに成功

千葉都市モノレール葭川公園駅や千葉中央駅から徒歩3~4分、千葉駅からも徒歩圏内にオープンした「食堂こじゃれ」。居酒屋やキャバクラが並ぶエリアにある雑居ビルの空中階で営業する。「本当は路面がよかったんですが、なかなか物件が出なくて……でも、既存店の『TEPPAN筋クリート』が人の少ない立地だったので、今回は繁華街でやりたかったんです」と話すのは、UBeeC代表の梅林翔馬氏。

同氏はもともと消防士を志望して専門学校に通っていたものの、飲食店のアルバイトに熱中し、JAPSY(千葉県千葉市、代表:蟻川 優氏)に入る。20歳の時に社員となり、コロナ禍で売上が落ちてしまった「TEPPAN筋クリート」を買い取るかたちで2020年10月、24歳の時に独立した。「『TEPPAN筋クリート』は場所が悪いがその分家賃が格安だった。最悪自分ひとりで回せば何とかなると決断しました」。

コロナ禍の緊急事態宣言中は休業や時短営業をして助成金をもらう選択肢もある中、通常営業を敢行。「賛否両論あると思いますが、この時に営業していたことで認知度が上がり、コロナが落ち着いてからも売上が安定しました」。現在は10坪で月商はおよそ500万円を売り上げる繁盛店へと成長した。当然ながらそれだけでなく、梅林氏なりに営業内容を見直したことも功を奏した。「鉄板焼きというと高級食材を焼き上げるイメージですが、目指したのはもっと居酒屋らしくポップな感じにしました」と、都内の繁盛店を参考にしながら、居酒屋らしい鉄板焼きメニューを研究。さらに、接客ではお客とのコミュニケーションを重視。「アルバイトでもお客様に名前で呼んでもらって一緒に乾杯するような仲になることを目指しています」と梅林氏は話す。

雑居ビルの2階が入口。周辺は飲食店が立ち並ぶ繁華街

和をイメージし、カウンターの2階は寿司店のような落ち着いた空間

3階は写真の掘りごたつのほか、テーブルの個室が並ぶフロア

店舗データ

店名 食堂こじゃれ
住所 千葉県千葉市中央区富士見2-16-15 2F

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アクセス 葭川公園駅から徒歩3分、千葉中央駅から徒歩4分
電話 090-1255-9472
営業時間 17:00~24:00(フードLO23:00、ドリンクLO23:30)
定休日 日曜、祝日
坪数客数 20坪、1階11席・2階28席
客単価 5000~6000円
運営会社 株式会社UBeeC
オープン日 2023年7月3日
関連リンク 食堂こじゃれ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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