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学芸大学「鳩乃湯」&江古田「とろわる」のオーナーがタッグを組み、中目黒に「居酒屋 初場所」を開業。トレンドを追わない引き算の店づくり、彼らが目指す“普通の居酒屋”とは?


メニューのこだわりはあえて打ち出さない。食べてみて「美味しい!」と感動する品々

コンセプトはズバリ「普通の居酒屋」だ。ひとくちに「普通」と言っても人によって解釈が異なりそうだが、気の置けない仲の吉利氏と加藤氏は、思い描く「普通の居酒屋」が一致していたという。「トレンドは追いかけず、奇をてらわない、“昔からある、普通の居酒屋にありそうなもの”しか置かない代わりに、とにかく美味しく、そして速く出すことをモットーにしています」と吉利氏。

その言葉通り、品書きに並ぶのは「牛煮込み」(490円)、「うの花」「冷奴」(各490円)、「鮪刺身」(990円)、「厚揚げ」(390円)などスタンダードな和食の品が中心だ。「スタミナホルモン」(590円)、「チーズピザ」(490円)、「ハンバーグ」(790円)といったガッツリ系・ボリュームのある品や、〆には「葱そば」(790円)、「焼きおにぎり」(290円)なども用意する。

メニュー全体で一貫しているのは、あえて引きのあるメニューは置かず、流行りも意識せず、純粋に自分達が美味しいと思うのものを愚直に追求したこと。「素材にこだわるよりは手に入りやすいものを、時間をかけて丁寧に下処理をしています。ただし、そうした工夫はあえてお客様には打ち出していません」と加藤氏は話す。例えば定番の「フライドポテト」(490円)は、サラダ油等ではなく、鴨と鶏の油で揚げていることでほのかな甘さが加わり旨みが増し、ワンランク上の味わいに仕上げている。こうした工夫を散りばめつつもアピールはせず、一見すると普通のメニューが食べてみると「驚くほど美味しい」と思わせることが、同店の狙うところだという。

「牛煮込み」は、牛バラ、牛すじ、こんにゃく、たまねぎ等を醤油ベースでトロトロになるまで煮込んだ、丁寧な仕事が光る逸品

ランチは6種類のおかずを日替わりで提供する定食1000円を用意。当初からランチニーズの高い立地と睨んでおり、宣伝はしていないものの、狙い通り1日50食が出る人気ぶり

店舗データ

店名 居酒屋 初場所
住所 東京都目黒区青葉台1-27-1 青葉台Aハウス 1階

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アクセス 中目黒駅から徒歩9分、池尻大橋駅から11分
電話 03-6770-3354
営業時間 ランチ11:30〜14:30、ディナー14:30〜23:00(LO22:00)
定休日 火曜
坪数客数 30坪40~48席
客単価 ランチ1000円、ディナー2000円
運営会社 有限会社近藤商会
オープン日 2021年7月2日
関連リンク 居酒屋 初場所(Instagram)
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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