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護国寺に「THE GIN MILL」が開業。80種類のクラフトジン&2タップのクラフトビールを提供、わずか3坪の空間でジンやビールを通じたアットホームなコミュニティを目指す

2月2日、護国寺に「THE GIN MILL」がオープンした。世界から選りすぐったクラフトジン80種類と、2タップのクラフトビールを提供するバーだ。将来、ここで自社オリジナルビールを提供することを目的に、異業種の複数名で立ち上げた。マスターの柴田香也子氏が切り盛りし、ジンやビールを通じたアットホームな地域コミュニティを目指す。

護国寺駅4番出口からすぐ。雑居ビルの地下におりた先、隠れ家感満載の場所だ
女性一人でも入りやすい、ナチュラルな店内。バックバーには世界中から厳選したジンがずらりと並ぶ
ジンは約80種類。トニックやソーダ、ジンジャーエールなどの割り材が充実し、好みの組み合わせを楽しめる
フードは13品ほどを用意。玉ネギの甘酢漬けを添えた「牛のタタキ」は人気の品で、ビールにもジンにもぴったり
マスターの“かやこさん”こと柴田香也子氏。お気に入りのジンは、イタリアの「MALFY」。お酒のセレクトに迷ったら気軽に相談に乗ってくれる

(取材=大関 まなみ)


オリジナルビールを提供する場として開業を模索する中、クラフトジンに着目

「THE GIN MILL(ザ ジン ミル)」は、護国寺駅から徒歩30秒、雑居ビルの地下1階に佇む。わずか3坪の店内にカウンター7席が並ぶバーだ。同店はそれぞれ異業種で働く複数名が立ち上げた。マスターとして店を切り盛りするのは柴田香也子氏だ。

「実は、当初はクラフトジンではなくビールの店をやろうと思っていたんです」と柴田氏。ビール好きが高じてオリジナルビールを作りたいと考えていたメンバーの一人が、柴田氏含め同じくビールや飲み歩きが好きな友人らとともにチームを組み、オリジナルビールを提供する場として飲食店を開業しようと動き出した。店のコンセプトを模索する中で、目を付けたのがクラフトジンだ。「クラフトビールのトレンドに遅れて、日本でもクラフトジンが広がり始めている。定番のドライジンだけではなく多様なテイストのものが作られるようになり、ジンのポテンシャルが上がっていると感じていました。また、飲食マーケットを見渡せばビールに関してはすでに多くの店が存在するため、ここではビールに加えてクラフトジンも看板に掲げたら面白いのでは、と考えたんです」と、ビールとジンの二本柱のバーにした理由を明かす。

護国寺という立地は、メンバー同士が集まりやすい場所だったから。元は事務所だったという物件を大幅に改装。カウンターやバックバーの棚には木材を使用し、女性一人でも入りやすいナチュラルで居心地のよい空間に仕上げている。

レアなものを含め世界から選りすぐったジンが80種類。割り材も豊富に用意

クラフトジンは、ジンに精通したメンバーで世界中のものを厳選し、80種類超を揃える。海外に行った際に現地で飲んだものなど、日本では珍しいものも用意。1杯330円のカジュアルに楽しめるものから、1580円の高級ラインまでが揃い、初心者からツウまでが楽しめるラインナップだ。

加えて、ジンの割り材のバリエーションも見どころ。ストレート、ロックでも楽しめるが、トニックやソーダ割りもおすすめしている。定番の「ウィルキンソン」(ソーダ、トニック各280円)に加えて、「フィーバーツリー」(エルダーフラワーが香るトニックや、ジンジャーエールなど各種480円)、「フェンティマンス」(プレーンなトニックやルバーブ香るトニック、ジンジャービールなど、各種580円)など豊富に用意。「ジンそのものだけでなく、割り材との組み合わせも楽しんでほしい」と柴田氏は話す。

もう一つの看板、ビールはタップを2つ設え、樽替わりでクラフトビールを小(250ml)580円~、中(350)780円~、大(500)980円~で提供する。その他、“ゲストビール”として缶やボトルのビールも揃える。「キンミヤハイ」(480円)、ウイスキー(480円~)、ボトルワイン(3000円~)も用意。

ドリンクだけでなく、フードもつまみからパスタ、デザートまで充実。柴田氏が作る13品ほどが揃う。人気は「牛のタタキ」(880円)、「ラタトゥイユのチーズ焼」「レンコンのスパイスチーズ焼」(各680円)など。「レモンクリーム」(980円)のパスタや、デザートに「週替わりシフォンケーキ」(480円)まで揃う。「女性にも気軽に来てほしいので、野菜を使ったメニューは多めにご用意していますね」と柴田氏は話す。

ターゲットは“美味しいものに好奇心旺盛な人”。OEMで醸造したビールも提供予定

まだオープンして数週間、大きな告知もしていないため現在は知人のつながりで来るお客が中心だが、徐々に近隣のワーカーや住民が訪れるようになっているという。「ターゲットは、美味しいものに対して好奇心の強い方。ここにはさまざまなジンが揃っているので、『こんなものが飲んでみたい』とリクエストいただければ提案します。ここでジンの奥深さを知ってほしいですし、ジン好きも唸らせるラインナップを用意しているので、遠方からも目指して来てもらえる店になりたいですね」。

将来はOEMでオリジナルビールを醸造し、同店で提供したい考えだ。「まずは店を軌道に乗せたい。小さな店なのでアットホームな雰囲気を大切に、ここにいると楽しい!と思ってもらえる場所にできれば。ジンやビールを通じて、多くの人が集い、地域のコミュニティのような場所になれれば嬉しいですね」と柴田氏は笑う。

店舗データ

店名 THE GIN MILL(ザ ジン ミル)
住所 東京都文京区音羽2-11-19 オトワKSビル B1F

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アクセス 護国寺駅4番出口から徒歩30秒
電話 070-2636-5037
営業時間 18:00~23:30(LO23:00)、日曜のみ16:00~23:30(LO23:00)
定休日 火・木・土(週によっては営業あり)
坪数客数 3坪7席
客単価 3000~4000円
オープン日 2020年2月2日
関連リンク THE GIN MILL(FB)
関連リンク THE GIN MILL(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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