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稲荷町に「BRASSERIE BARREL」&「王冠 盃屋酒店」が隣接同時オープン。浅草で人気の和食居酒屋「盃屋 かづち」の新展開

7月26日、稲荷町に「BRASSERIE BARREL」と「王冠 盃屋酒店」の2店舗が隣接してオープンした。浅草の「盃屋 かづち」に次ぐ新店舖だ。1つの物件を2つに区分けし、フレンチと和食、まったく異なる業態に仕上げている。

写真の左側から「BRASSERIE BARREL」、「王冠 盃屋酒店」で、それぞれにファサードを作った。銀座線 稲荷町駅、日比谷線 入谷駅からそれぞれ徒歩7分とやや駅からは距離があり住宅に囲まれた静かな立地だが、連日多くのお客で賑わう
「BRASSERIE BARREL」の店内。コの字カウンターが18席。今後、テーブル席も増やす予定だ
「王冠 盃屋酒店」は8席。角打ちのようにカジュアルに日本酒が楽しめる。酒の販売も行う。壁には蔵元が訪れた際に残したサインが多数。蔵元との信頼関係の深さがうかがえる
「BRASSERIE BARREL」で人気の一品、「名物!牛肉のタルタル」。肉料理を中心に骨太なフレンチをリーズナブルに提供する
「王冠 盃屋酒」のウリは牡蠣醤油で煮込んだおでん。テイクアウトも可能
写真左から、「BRASSERIE BARREL」シェフの山本 竜氏、取締役の山浦弘之氏、「王冠 盃屋酒」店長の笛木 亮氏

既存店で地元客を獲得し次の展開へ。物件の形状から2業態を同時オープン

「BRASSERIE BARREL」と「王冠 盃屋酒店」の運営は盃屋(東京都新宿区、代表取締役:杉山定範氏)。2017年5月、杉山定範氏と山浦弘之氏で「盃屋 かづち」をオープンし創業。築60年以上の古民家を改装した情緒ある店内で、職人による本格和食と厳選された日本酒が楽しめる居酒屋だ。オープンから2年が経ち、地域住民を中心に支持される人気店となり、次の展開を模索していた。

「『盃屋 かづち』が和食で魚料理を中心に提供しているので、次は肉料理を主体としたフレンチをやりたかった。『盃屋 かづち』のお客様はほとんどが地元の方なので、2店舗目も近隣で物件を探していました」と同社取締役の山浦氏は話す。そうして見つかったのが「盃屋 かづち」からほど近い同物件。静かな住宅街立地だが、地元に定着してきた手ごたえを感じていたことから勝機はあると考え、契約に至った。

物件は長方形の20坪。真ん中に大きな柱がありレイアウトを考える際にネックとなった。当初はフレンチ業態を考えていたが、その柱を仕切りに店舗を2つに分けて、同時に2業態を運営しようと方向転換。15坪をフレンチ業態の「BRASSERIE BARREL」に、もう一方の5坪を和食と日本酒の業態、「王冠 盃屋酒店」として2店舗を隣接してオープンさせた。

フレンチとウイスキーのペアリングを提案する「BRASSERIE BARREL」

「BRASSERIE BARREL」は、18席のコの字カウンターを配したカジュアルフレンチ。コンセプトは“フレンチを気軽に”。「高級なイメージがあるフレンチを、小ポーションでリーズナブルに提供し、カウンターでカジュアルに楽しんでほしい」と山浦氏は話す。「自家製ジビエバーグ~ペリグーソース~」(1600円)、「絶品!鹿のロティ」(1700円)など肉料理を中心に、気軽につまめる「スパイシーウフマヨ」(400円)、「猪ベーコンのポテサラ」(550円)など、カジュアルさがありつつも骨太な本格派フレンチが揃う。

ドリンクはフレンチらしくワインが充実し、約30品。グラス各500円、ボトル2800円~で提供する。さらに、“ウイスキーを気軽に”も同店のコンセプトのひとつとして、約35品のウイスキー(450~950円)が充実し、フレンチとのペアリングを提案している。「独立以前にウイスキー専門バーで働いていたのですが、ウイスキーは敷居が高いと思う人も多い。炭酸で割るハイボールで、食中酒としてフレンチとともに肩ひじ張らずに楽しんでほしい」と山浦氏。炭酸は「山崎 ザ・プレミアムソーダ」(150円)、「ウィルキンソン」(100円)、「リボン炭酸」(100円)、「ペリエ」(200円)、「サンペレグリノ」(250円)の5種類を用意し、ウイスキーや好みに合わせて組み合わせを楽しめる仕立てだ。「バーテンダー時代、ウイスキーの銘柄に合わせて炭酸を変えていた。炭酸の種類によって驚くほど味わいが変化するのを楽しんでほしい。もちろんロックやストレートでも提供しますので、バーのようにも使っていただけます」と山浦氏。

「王冠 盃屋酒店」は、「盃屋 かづち」の味を気軽に楽しめる、おでんがウリの日本酒酒場

「王冠 盃屋酒店」は、おでんを中心に和食のつまみが揃う気軽な酒場だ。「イメージとしては“ミニ『盃屋 かづち』”。『盃屋 かづち』の本格的な和食をより気軽に楽しんでもらえる店にしています」(山浦氏)と、「盃屋 かづち」で提供する品から、焼物や煮付けなどを除いたクイックに提供できる品を厳選してラインアップ。「鮪と鰤 二種盛」(820円)、「鯛肝塩辛」(380円)、「南瓜すり流し」(200円)などが揃う。目玉は、牡蠣醤油で煮込むおでん。「玉子」「軟骨つみれ」(各60円)、「大根」(90円)「じゃこ天」(120円)などを用意し、テイクアウトにも対応する。

こちらのドリンクは日本酒が目玉。蔵から直接取り寄せるマニアックなものまで幅広く約30品が揃い、60ml 320~420円、120ml 600~800円。開業に際しては酒販免許を取得し、酒の販売も行っている。将来的には飲食店への卸業卸やネット販売の事業も検討中だ。

地域密着を第一に、今後は他エリア進出も視野に入れる

2店舗間ではメニューの「出前」も可能。「例えばフレンチをつまみながら日本酒や、おでんとウイスキーなんて組み合わせも楽しめますので、自由に使ってもらいたいですね」と山浦氏は話す。

オープンから2カ月ほど、大きな宣伝はもとよりSNSの運用もしていなかったにも関わらず、「盃屋 かづち」の常連や地域の人を中心に順調に集客している。多くのお客が2店舗間をはしごする相乗効果も、売上を押し上げている。

今後も店舗展開は検討中。「変わらず浅草で地域密着を第一に営業していきたいですが、次は他のエリアにも視野に入れています。『盃屋 かづち』の業態を別の場所でやるのもいいなと思います」と山浦氏は話す。

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 BRASSERIE BARREL(ブラッスリー バレル) 、王冠 盃屋酒店(おうかん さかずきやさけてん)
住所 東京都台東区松が谷3-8-6 センチュリー東上野 1F
アクセス 稲荷町駅、入谷駅から各徒歩7分
電話 BRASSERIE BARREL :03-6231-6922、王冠 盃屋酒店:03-6231-6933
営業時間 BRASSERIE BARREL 【平日】11:30~14:30(LO14:00)、17:00~23:00(LO22:30)【土祝】16:00~22:00(LO21:30)、 王冠 盃屋酒店 【平日】17:00~23:00(LO22:30)【土】16:00~22:00(LO21:30)【日祝】13:00~22:00(LO21:30)
定休日 BRASSERIE BARREL :日曜・月曜 、王冠 盃屋酒店: 月曜・木曜+不定休
坪数客数 BRASSERIE BARREL:15坪18席、王冠 盃屋酒店:5坪8席
客単価 BRASSERIE BARREL:3500円、王冠 盃屋酒店:2500円
運営会社 株式会社盃屋
オープン日 2019年7月26日
関連リンク 盃屋 かづち(記事)
関連リンク BRASSERIE BARREL(Instagram)
関連リンク 王冠 盃屋酒店(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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