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神田にフレンチバル「Tchin-Tchin GORO」が開業。駅高架下の好立地、60坪の大箱で「神田ビジネスマンのステータスを上げる」「神田の資産になる」を使命に社運を賭けた大勝負に出る!

8月11日、神田に「Tchin-Tchin GORO(チンチンゴロー)」が開業した。神田で創業し、25周年を迎えるスマイルリンクル(東京都千代田区、代表取締役:森口康志氏)の最新店舗だ。JR神田駅の高架下に広がる60坪の大箱で営業する、酒場テイストを織り交ぜたフレンチバル。「神田ビジネスマンのステータスを上げる」「神田の資産になる」をミッションに社運を賭けた出店だ。

JR神田駅の高架下に立地。すぐ向かいには同社の「酒場ゴロー」が営業する。店名の「Tchin-Tchin」はフランス語で「乾杯」の意、「GORO」は、代表・森口氏の商売の師匠である、「洋服の青山」創業者の故・青山五郎氏に由来
「エロかっこいい」をテーマに、やや照明を落としたシックでラグジュアリーな空間。カウンターからテーブル、ソファ席まで多様な利用動機に対応する席配置だ。写真はU字のソファ席が並ぶゾーン
テーブル席が並ぶエリアは大人数の貸し切りパーティにも向く
フレンチの技法を取り入れたソースで仕上げるオリジナルのおでんを名物商品として用意。写真中央は、濃厚なポルチーニソースがかかった「大根」。190円という採算度外視の価格で提供。「たまご」(左)や「こんにゃく」(右)もフレンチ風にアレンジ
同社の創業店「big pig」がお好み焼き店であることから、鉄板料理もウリにした。フレンチお好み焼きの「4種のチーズソース」(左)や「ボロネーゼソース」(右・990円)、その2種が同時に楽しめる「ハーフ&ハーフ」(中央・1190円)も。ふわふわの山芋入り生地に濃厚ソースをかける
写真右から3番目が同社取締役営業部長で同店店長も務める須藤 剛氏。須藤氏を中心に元気いっぱいの笑顔でお客を迎え、活気あふれる雰囲気も魅力だ

地元に根付いた商売が評価され、大手企業を押しのけ好立地を獲得

1994年、神田に広島お好み焼き「Big-pig」を創業し、25年にわたり神田を中心に都内と千葉で11の飲食店(FC含む)を展開するスマイルリンクル。最新店舗である「Tchin-Tchin GORO」は神田のサラリーマンをターゲットにしたフレンチバルだ。

同物件はパチンコ店だった場所で、神田駅から徒歩数十秒という好立地にある60坪の大箱。より神田での存在感を強めていきたいと考えていた同社は、この物件が空くと聞き、またとないチャンスとして名乗りを上げた。競合には複数の大手飲食企業がいたが、店の入れ替わりが激しいと言われる神田で25年の長きにわたって地元に根付いた商売を行っている点が評価され、見事、物件を勝ち取った。

当初は横丁案もありつつ、「神田にないもの」「長く続く店」を基準に業態を再考

当初、その広さから横丁型居酒屋にする案もあったという。「当社が大切にしているのは、“長く続く店”を作ること。近年、横丁が増えていますが、10年、20年後を考えたとき、果たして横丁として生き残ることができるだろうか?と疑問が残ったんです」と取締役営業部の須藤 剛氏は話す。「当社には横丁のノウハウがあるわけでもない。ブームに乗った安易な業態は避けるべきとの結論になりました」。そこで、代わりに浮上したのがフレンチバルだ。「“神田にないもの”を作ろうと考え、洋業態、とくに競合が少ないフレンチに目を付けました。でも、普通のフレンチでは神田のサラリーマンに馴染まない。とびきり格好いい、でも酒場テイストを織り交ぜて親しみやすい、そんなフレンチバルを目指しました」と須藤氏は話す。

おでんや鉄板焼きなど、本格フレンチをリーズナブルに親しみやすく

メニューには、本格フレンチを親しみやすい酒場メニューに落とし込んだ品々が並ぶ。名物には、フレンチおでんとフレンチ風お好み焼きを据えた。おでんの「大根」(190円)は、ポルチーニ香る濃厚ソースが贅沢な逸品で、採算度外視のキラーコンテンツだ。他、キハダマグロのピューレを添えた「たまご」(190円)、味噌デミグラスソースの「こんにゃく」(190円)も。フレンチお好み焼きは「4種のチーズソース」(1090円)など3品。山芋を配合したふわふわの淡白な生地に、濃厚なチーズのソースをかける。加えて、「トリュフ香る筍洋風茶碗蒸し」(390円)、「GOROのポークソテー」(690円)など約40品用意する。「野菜も食べて栄養バランスも整えてほしい」と用意するお通しのリーフサラダ(300円)は食べ放題というのもユニークだ。

ワインは番号でオーダー、ワインに詳しくない人の注文ハードルを下げる

ドリンクはワインがウリ。多くがフランス産で、オーガニックや自然派のものを多く揃えつつ多様な味わいが約100品。グラス390円~、ボトル2500円~とリーズナブルな設定だ。メニュー表には「軽やかフレッシュ」「すっきり!ほの甘」など味わいがわかりやすいキャッチフレーズを付け、さらに各ワインに番号を振って、番号でオーダーするように呼び掛けている。「ワインに詳しくない人がオーダーの時、難しいワインの名前を口に出して注文するのはちょっと抵抗を感じますよね。神田の客層を考えたとき、ワインに詳しいお客様ばかりではないと思った。そんな人でも、番号なら気恥ずかしさを感じずに頼みやすいと考えたんです」と須藤氏。その他、須藤氏自信作の「GORO名物ケールサワー」(490円)や、「フレンチレモンサワー」(490円)などもおすすめだ。

空間は「エロカッコいい」がテーマ。グレーを基調に、シックでラグジュアリーな内装に仕上げた。入口はオープンキッチンを目前にしたカウンター席、奥へ進むとキャバレー風のU字ソファの並ぶゾーン、大宴会も可能なテーブルを並べた部屋など効果的にゾーニングし、入口の幅からは想像できないほど奥へ奥へと広がる空間は圧巻。60坪の空間がそれ以上の広さに感じる作りになっている。気軽なチョイ飲みからデート、大人数の貸し切りパーティまで対応する。

創業25年の企業として、長く続く“繁栄店”を目指し、神田の街を牽引する存在に

神田サラリーマンの性質をうまくとらえつつも、神田らしくない新しさを打ち出した同店。目標は「神田の資産となる」、そして「神田のサラリーマンのステータスを上げる」こと。「神田にはこんな格好いい店がある、と神田のサラリーマンが胸を張れる店を目指しました」と須藤氏は話す。「神田でナンバー1の飲食企業となり、街を変えたい!という気概で挑んでいます。何より大切にしているのは、繁盛店ではなく、何年も続く“繁栄店”を作ること。街に根付いて長く愛される店にしていきたいです」と意気込む。今後も「ゴロー」ブランドで多様な業態を神田でドミナント展開していきたい考えだ。

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 Tchin-Tchin GORO(チンチンゴロー)
住所 東京都千代田区鍛冶町2-13-8 ルークス神田A
アクセス 神田駅から徒歩1分
電話 03-6206-0563
営業時間 17:00~24:00
定休日 日曜
坪数客数 60坪130席
客単価 4000円弱
運営会社 株式会社スマイルリンクル
オープン日 2019年8月11日
関連リンク 焼鳥五郎(記事)
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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