八重洲で好評の「焼きはまぐりStand」業態が神田に2店舗目を出店
縁尽は、2009年、大手飲食企業から独立した三宅修司氏が川崎に「イタリア食堂 カルネヴァーレ」(現在は閉店)を出店し創業。その後はオマール海老を手づかみできる「海老バル」や鶏料理の居酒屋「幸の鳥」をはじめとするヒット業態を出店してきた。2015年9月に八重洲にオープンした「焼きはまぐりStand」は、三重・桑名直送のはまぐりの網焼きがウリの立ち飲み業態として人気を博している。
今回の出店は物件ありき。八重洲店の好調につき「焼きはまぐりStand」の2店舗目を検討していたところに、神田と日本橋の中間に位置する神田日銀通りの路面の10坪の物件が出てきた。「近くには高層ビルの日本橋室町三井タワーが開業し、そこで働く多くの人が神田駅への行き帰りの道となる好立地。『焼きはまぐりSTAND』はビジネスマン層をターゲットとしているのでうまくハマると思い、出店を決めました」と三宅氏は話す。
お通しで名物「焼きはまぐり」を提供。神田ではサイドメニューやドリンクを強化
最大のウリは、三重県桑名のマルタカ水産から直送されるはまぐりの「焼きはまぐり」だ。同店ではお通しが「焼きはまぐり」となっており、「シングル(3コ)」(450円)・「ダブル(6コ)」(850円)・「トリプル(9コ+おまけ1コ)」(1250円)から好きな個数を指定するシステムだ。豪快に網焼きした焼き立てのはまぐりは熱々の状態で提供。手で触ると危険なため、洗濯ばさみに殻を挟んで食べさせるのがユニークだ。お通しで足りない場合の追加はまぐりは「ガーリックバター」(1コ160円、2コから注文可)など味付けのバリエーションを加えた焼きはまぐりや、「10年物(100g)大はまぐり」(380円)がおすすめだ。
さらに親子丼用の調理器具、デポで蒸した「デポ(親子丼用)蒸し」も人気。「白ワイン蒸し」「トムヤムスープ」「キムチスープ」からスープを選び、貝は、はまぐり(4個580円~)の他、ムール貝(6個580円~)、盛り合わせ(580円~)などを用意。さらにトッピングとして「水餃子」「〆フィジリ(ショートパスタ)」「焼きおにぎり」(各280円)を追加できる。
さらに、神田店ではサイドメニューが強化されている。「鳥そぼろ(ガパオ)と生ピーマン」(380円)、「海老ワンタン水餃子 パクチー・ナンプラーソース」(480円)などのクイックメニューから、「さば缶カレー(バケット付き)」(580円)、「洋風エイヒレバター」(480円)、バケットピザの「ハラペーニョと鳥そぼろ」(580円)まで一品料理が35品ほど揃う。
ドリンクは、白ワインとはまぐりのペアリングを打ち出し、グラス白ワインが3品(480~550円)、ボトルが6品(2380~3480円)と充実。加えて、ビール、チューハイ、ハイボールと一通りを用意。大きな盃で提供する「乾杯用スパークリング」(380円)や、ハイボールやチューハイ、ビールを、約30cmの長さのあるシリンダーに注ぐ「シリンダージョッキ」バージョン(1000mlで1280~1480円)など、定番ドリンクをインパクトある見せ方で価値を高めたドリンクが神田店ではラインアップに追加されている。
業態をブラッシュアップし、社員独立のFC展開も視野に
八重洲は立ち飲みだったのに対し、同店ではランチ営業を行うため着席とした。ランチでは鶏白湯をベースとしたはまぐりラーメンを提供する。「八重洲とも近いので、スタンディングと着席、シーンによって使い分けてもらえれば」と三宅氏。
今後、秋には「焼きはまぐりStand」を大阪の商業施設内に出店予定。「今後も『焼きはまぐりStand』や『海老バル』など当社の人気業態を中心に広げていく予定。まずは街場でしっかりと業態を確立し、いずれは社員独立のかたちでFC展開していければ」と三宅氏は話す。
店舗データ
店名 | 神田 焼きはまぐりStand 神田日銀通り店 |
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住所 | 東京都千代田区鍛冶町1-3-8 KIビル 1F |
アクセス | 神田駅から徒歩1分 |
電話 | 03-3527-1633 |
営業時間 | 11:30〜15:00(LO14:30)、16:00〜23:30(LO23:00) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 20坪25席 |
客単価 | 2200~2300円 |
運営会社 | 株式会社縁尽 |
オープン日 | 2019年4月20日 |
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