浜松町に「博多もつ焼 tHe Good MoR~Ning ザ グッド モーニン 座 良 牛 人」(以下、tHe Good MoR~Ning)が開業した。運営は、新宿歌舞伎町の「ショーグンホルモン」など肉業態を中心に8店舗を展開するGloriousBridge(東京都新宿区、代表取締役:吉田知弘氏)。同店は、福岡市で、1年間の期間限定店舗としてオープンした「tHe Good MoR〜Ning」のFC1号店となる。仕掛け人は、福岡の人気居酒屋「博多炉端 魚男(フィッシュマン)」の展開をはじめ、飲食店のプロデュースやコンサルなど幅広く活躍する森 智範氏だ。
同物件はもともとGloriousBridgeが運営する牛丼店「大門の肉」だった場所だが、森氏が手掛ける「tHe Good MoR〜Ning」として業態変更をすることとなった。「当社は肉業態を中心に展開しているので、敏腕プロデューサーである森さんの肉業態のノウハウをぜひ学びたかった」と、代表の吉田氏は話す。
2018年4月、ひと足先に期間限定店舗としてオープンした、福岡市の「tHe Good MoR〜Ning」は、福岡県飯塚市の知る人ぞ知る繁盛焼肉店「Mr.青木」(代表:青木繁道氏)と、森氏のコラボレーション店舗。福岡ミシュランでビブグルマンも獲得した「Mr.青木」の高品質な焼肉に、「博多炉端 魚男」のエンタメ要素がマッチした、博多もつ焼きがウリの焼肉業態だ。この福岡の店舗を旗艦店として全国でFC展開を図る狙いで、そのFC1号店がこの浜松町の店舗となる。
同店のなによりのウリは、「Mr.青木」セレクトのホルモン焼きだ。イチオシの商品は、「ザ グッドモーニンセット」(Aセット3000円、Bセット4000円、それぞれセルフオーダー利用で500円引き※後述)。Aセットは9種類のナムル盛合わせ、Bセットは15種類の前菜盛合せに、それぞれ、つまみ、ホルモン焼き、焼肉、麺の項目からそれぞれ好みの品をチョイスできるセットで、内容やボリュームからは破格の価格設定となっている。アラカルトでも「博多炉端 魚男」イムズを感じるインパクトやサプライズのある商品が目白押しだ。「Mr.青木」でも人気№1の「青木のすだれステーキ」(1680円)は、特殊なカッティング技術ですだれ状にした黒毛和牛。原価で提供しているため、1日5食限定だ。ビーツで赤く色付けしたサツマイモのマッシュを唇の形に型抜きし、そこへ牛タンとウニを盛り付けて某アーティストのロゴを模した「雲丹の炙り牛タン巻き“ベロチュー”」(1ヶ580円)も、ユニークな一品。色とりどりのナムルを小皿で盛り合わせた「ザ グッドモーニンナムル15種類盛合せ」(1人前580円、注文は2人前〜)は、筑紫野市の色とりどりの無農薬野菜を使用。素材にこだわり、さらに見た目の楽しさが加わった魅力的なメニュー構成だ。
ドリンクは「丸ごと!すりおろしレモンサワー」(680円)を筆頭に、フルーツを使ったサワーから各種チューハイ、ビールなど。ハイボール、日本酒、焼酎、果実酒、ワインは、メニュー表で、馴染みある品の「クラシック」と、トレンド感満載の品の「ニューウェーブ」の2つの軸で区分けされて並べられているのが特徴的だ。「自家製コーラ」や「自家製カルピスソーダ」(各380円)など、ソフトドリンクも自家製しているのも珍しい。
オーダーは、お客のスマホから専用サイトにアクセスし、そこで商品を注文するセルフオーダー形式を基本としている。お客とスタッフの双方にとって煩雑なオーダーテイクの手間を省き、その分、スタッフが焼き加減を見ながら丁寧に肉を焼くなど、“人”にしかできない接客に重きを置いている。
ターゲットは周辺のオフィスワーカー。とはいえ、オフィス街に立地しつつも駅からは離れ、人通りは少ない場所だ。「森さんには三等立地でも繁盛店を作り上げてきた実績があることも、今回の出店に至った理由です」と吉田氏。「まずは地に足を付けてこの店を確立させたい。地元だけでなく、他の地域から足を運んでもらえるような店になれれば」とも。多くの焼肉店がひしめく浜松町だが、一線を画す「tHe Good MoR〜Ning」に、大きく期待がかかる。
店舗データ
店名 | 博多もつ焼 tHe Good MoR~Ning ザ グッド モーニン 座 良 牛 人 |
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住所 | 東京都港区浜松町1-9-2 E-GAMIビル 1F |
アクセス | 浜松駅から徒歩4分 |
電話 | 03-6809-2991 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 10坪22席 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社GloriousBridge |
オープン日 | 2018年7月10日 |
関連リンク | ショーグンホルモン(記事) |