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プロダクトオブタイムが運営するネオ大衆酒場の人気店「大衆酒場BEETLE」。その五反田店からすぐの場所に、樽酒と魚を売りにした「品川 うお宿」が11月2日にオープン!

真っ赤な提灯、すだれ、照明、引き戸、どれを取ってもこれぞ大衆な雰囲気を醸す店への入り口
テーブル席とコの字型のカウンター席。木のカウンターは肌馴染みがよく、奥行きもあり、まさに落ち着き感を演出している
奥の座敷席。楽に座ってもらえるようにと、座布団の厚さにはこだわったそうだ
小鉢に入っているのは、貝の酢の物。一人飲みでもちょっとずつ、いろいろなものが食べられる量がありがたい
サワガニの唐揚げ。見た目のインパクトと、この香ばしさがたまらなく、取材時にはオーダーする客が多かった
爽やかな笑顔でオープン初日、撮影に応じてくれたプロダクトオブタイム、オーナーの千 倫義氏。

(取材=小野 茜)


プロダクトオブタイム(東京都品川区、代表取締役:千倫義氏)が運営する「大衆酒場BEETLE」。蒲田、五反田、原宿に出店し、団塊ジュニア世代をはじめ、20代の若者までをもファン化し、今大変な人気店となっている。その五反田店から徒歩1分とかからない場所に、同社の新業態、樽酒と魚を売りにした大衆酒場「品川 うお宿(うおじゅく)」が11月2日にグランドオープンした。

常々、いい物件と巡り合えればそれに合わせた業態をイメージし、出店を具体化させるというオーナーの千氏。今回も例に漏れず、BEETLEの延長ではなく、あくまでゼロベースで考えた結果の新業態であるという。「僕ら団塊ジュニア世代も、そろそろゆっくりと落ち着いて魚が食べたくなる年齢なんですよ。とはいえ大衆の域を出たいわけじゃない。客単価3000円台でちゃんと魚が食べられる店って、あるようでそうない。そこを模索しました。」と話し、自身が欲するスイートスポット的な店を追求する中で「うお宿」が誕生したのだそう。

35坪で70席を配した広めの店内。カウンター、テーブル、座敷に分かれ、店の中央あたりを境にして禁煙と喫煙できる席を二分した。
メニューはBEETLEよりも数を絞り込んで用意したという。「特にアルコール類に関してはあれこれと選ぶ楽しさを提供するというより、むしろその逆。」と話し、迷わず頼めるようにスリム化しシンプルさにこだわったようだ。

酒類も銘柄を厳選した。日本酒は「鶴齢」(普通500円、本醸造550円、純米600円、純米吟醸700円)と「亀齢」(下撰500円、上撰550円、特撰600円、普通600円)のみ。目玉にした樽酒は「菊正宗」を一合(390円)、二合(730円)、五合(1750円)の3サイズで販売する。「程よく樽香がきいていて安価でも飽きない美味しさのある樽酒はまさに大衆のお酒としてぴったり」と語り、樽酒にこだわった理由を明かす。

「酒場とは、サードプレイス。すなわち自宅の延長。」と考える千氏は、家と同じようにくつろげる場所であることに、重きを置く。BEETLE以上に「大衆感にこだわった」というその店づくりは、座敷におく座布団、照明の明るさ、店に馴染むスタッフの身なりやいでたちまで、パッと見ではわからない細やかなこだわりを随所に織り込んだ。

直近では浦安駅に「大衆酒場BEETLE」のオープンを控えているプロダクトオブタイム。あくまで「物件ありき」と千氏は言い切り、その後の出店計画で具体化しているものは現時点でないそうだ。気になるエリアを尋ねると「仙台にはやくやりたいです!」と都内近郊に限らず地方への意欲も見せる。同社のチャレンジ精神を煽る物件との出会い、立地に合わせた新たな業態の誕生、そして繁盛店へと成長していくまだ見ぬ姿を想像しつつ、まずは「品川 うお宿」が同社の次なる核ブランドに成っていくこに期待を寄せたい。

店舗データ

店名 品川 うお宿
住所 東京都品川区東五反田1-18-5 山口ビル ライオンズマンション東五反田1F

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アクセス 山手線・都営浅草線 五反田駅より徒歩5分
電話 03-6450-4009
営業時間 【月〜金】15:30〜23:30、【土日祝】13:30〜23:30
定休日 なし ※オープン期間のみ店休日あり
坪数客数 35席・70席
客単価 3000〜3500円
運営会社 株式会社プロダクトオブタイム
オープン日 2017年11月2日
関連リンク プロダクトオブタイムグループ(HP)
関連ページ 大衆食堂BEETLE(記事)
関連ページ 大衆酒場BEETLE 五反田店(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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