今年2月にオープンした「やきとんひなた 池袋東口店」に続き、早くも「やきとんひなた 池袋西口店」を池袋西口の立教通りに9月27日オープンさせたひなたグループ(東京都板橋区、代表取締役:辻英充氏)。同社初の空中階、ビル2階に構えた店は、規模も最大100席の大箱で、メガマーケット池袋のサラリーマンをメインターゲットにし、宴会需要にも積極的だ。東武東上線、上板橋の1号店から変わる事のない、炭火で丁寧に焼く1本100円のこだわりのやきとんと豊富なオリジナル料理に、日本酒、ワインまでを揃えた人気の「やきとんひなた」は池袋でもコンセプトはぶれない。
上板橋、志村坂上、大山と東武東上線沿線で出店し、今や板橋区を代表するトップブランドであり、人気大繁盛店として知られる「やきとん ひなた」は池袋を入れ5店鋪となった。ほかにも大衆イタリアン酒場「君想う暮らし」のような、個性的な人気酒場業態を板橋区で6店鋪。その後、本格割烹「雨ニモマケズ」に続き「やきとんひなた東口店」、そして新店の同店を池袋で3店鋪と現在、9店鋪となった。上板橋の難しい立地で1号店をスタートさせてから8年目。着実に優良飲食企業として成長し、新たなビジネスチャンスに挑戦するためにメガ池袋をネクストマーケットに選んだ同社。今年の2月、池袋東口に80席近い大箱を出店したばかりだが、100席の大箱で早くも2号店目開業で、アグレッシブに事業展開をはじめている。個性的で、オリジナリティのある業態を展開し続けるひなたグループは、今、勢いのある企業として注目である。
ビル2階、階段を上がった先にあるのは、古民家の渋さが際立つアンティークのガラリ戸。そんな入口からは想像できないほど、ダイナミックでモダンな空間が広がる。オープンキッチンと客席を仕切るように設えたカウンターのスケール感が、圧倒的な存在感を見せる環境は、BaNANA OFFICE(バナナオフィス、東京都渋谷区)の尾崎大樹氏によるものだ。無機質なコンクリートの躯体の質感をそのままにした天井と、壁にはナチュラルな木を組ませ、錆び赤仕上げのハードな鉄骨がエッジを効かせたシンプルなデザインは倉庫をイメージしたものという。珍しいベークライトのカウンタートップに、がっちりとした木の椅子と家具もオリジナル。それぞれ主張ある素材の個性が調和したモダンでおしゃれなやきとん店だ。
沢山の種類を味わってほしく、1本100円で提供するやきとんは15種類。「盛り合わせ」(6本/580円、10本/980円)だ。ほかには、全て130円の野菜串に、180円〜300円の変わり串など、合わせて30種類以上を用意する。一品料理でおすすめなのが、池袋両店のみで始めたゆっくりと火を入れることでフレッシュ感を残す、低温調理の豚刺。「刺身盛合わせ」(680円)、「たん・はらみのカルパッチョ」(580円)、「レバテキ刺し」(480円)など7種類。そのほか旬の鮮魚「おまかせ刺身盛り合わせ」(980円)など同店おすすめもある。ドリンクは下町酒場定番の「ホッピー白・黒」(430円)、「中・外」(各250円)。同様の大衆酒場ドリンク金宮のストレート、ロック、お湯割などは300円。酎ハイなど割ものを使ったサワー系は430円だ。加えて日本酒(一合300円〜)、ワイン(グラス380円〜ボトル2300円〜)から「魔王720mlボトル」(5800円)の焼酎セットなどまでと、幅広く用意する。
同社の企業概念は「町になくてはならない、100年後もそこに在り続ける店であれ」という。故に、メガエリアになった今もその地域に密着し、その関わりを大事にしている。池袋東口店では、店前廻りの清掃を心がけることで、周辺環境に貢献する。常に整理整頓された店を継続することは、スタッフ自身の健全に繋がり、ひいては会社力の高質化に反映されると辻氏は考えるからだ。今後、まずは池袋南口での出店を視野にし、池袋マーケットを代表するやきとんブランド「やきとんひなた」を目指すという。さらに6次産業化を企業の将来目標として前進する同社に期待である。
店舗データ
店名 | やきとんひなた 池袋西口店 |
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住所 | 東京都豊島区池袋3-29-11ファーストビル2F |
アクセス | 地下鉄各線 池袋駅から徒歩30秒 |
電話 | 03-3982-8910 |
営業時間 | 【月~金】17:00〜23:30、【土・祝日】16:00〜23:30 、【日】16:00〜23:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 35坪・100席 |
客単価 | 2800円 |
運営会社 | ひなた株式会社 |
オープン日 | 2017年9月27日 |
関連リンク | ひなた株式会社(HP) |
関連ページ | やきとんひなた 池袋東口店(記事) |
関連ページ | 雨ニモマケズ(記事) |