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新感覚業態。国民食、カレーがキラーコンテンツの「カレー居酒屋 ジャイアンツ茶房」がコンテポラリーカルチャーの拠点、裏渋谷シスコ坂に5月10日がオープン

茶房とつく店名に似合うシックで落ち着いたファサード
店内は一転して情熱的でスパイシーなオレンジの環境だ
「チキンのオーブン焼き」は、ソースのカレールーがポイント
看板料理「角煮カレー」は、昔ながらのカレー。シンプルでいて、奥深い味わいだ
オーナーの後藤知義氏

(取材=にしやま とみ子)


ミュージックシーンを席巻したヒップホップカルチャーの拠点、渋谷宇田川町のシスコ坂に5月10日オープンしたのが、日本人の日本人による全人類の為をコンセプトに国民食カレーをキラーコンテンツとした「カレー居酒屋 ジャイアンツ茶房」。運営は、音楽系プロモーションを主としながら、すでに本格和食店1店舗を展開する五百十(東京都渋谷区、代表取締役 後藤知義氏)。同店は、フードメニュー30種類全てがカレー味という、ありそうでなかった新感覚の居酒屋である。

渋谷東急ハンズを過ぎた井の頭通りから区立神南小学校裏を繋ぐ坂道、シスコ坂。ヒップホップ全盛の頃のエッセンスを今も残すように、カルチャー的で個性豊な店舗が多いことからも裏渋谷とも呼ばれるエリアだ。まさに、日本を代表する食文化をコンテンツにした同店。唯一的な個性に加え、カレー料理に合わせるのはテキーラソムリエを名乗る店長が厳選した南国の酒、テキーラだ。アバンギャドルな刺激的マッチングである。

同店の看板であり、全ての料理の基本となるカレーの原点は、今は閉店してしまった千葉県で地元の人に30年愛され続けた老舗喫茶店「ジャイアンツ茶房」に遡る。人参に玉ねぎ、にんにくなど大量の野菜を細かく刻み炒めて、カレー粉を入れ、豚バラの出汁でのばし、5時間以上をかけて丁寧に仕上げる手作りカレールー。飲食ビジネスとなる2号店目は庶民的な業態を思案していた後藤氏がカレーと焼きそばを併せたことから始まった。カレー居酒屋構想は、このカレールーとの出会いが決定づけたという。スパイシーなテイストのなかに、優しく野菜の甘みも広がる奥深い味わいはそれだけでも十分に美味しいが、料理を引き立てるのに優れた調味料となることを確信したのだ。

オールカレーテイストというフードメニューは、試行錯誤したなかでベストなマッチングの30種類をリストアップする。カレールーをベースにしたもの、カレー粉と塩を配合した自家製カレー塩で仕上げるものといったように、食材に合わせてカレーを使い分けることでテイストが画一的にならず多様化させている。また、夜にもオンメニューされるランチで人気の昔ながらの手作り「角煮カレー」のレギュラーサイズ(1000円)と「カレー鍋」(1000円)のほかは、オール500円とリーズナブルだ。ちょっと不思議で美味しい「クラゲのカレー和え」、遊びこころのある「カレーたこ焼き(中or外)」、カレー塩が冴える「豚もやし炒め」、ルーをソースにした「チキンのオーブン焼き」。きっかけとなった「カレー焼きそば」などがメニュー並ぶ。〆の一品には、小ポーションにした「一口角煮カレー」や「カレーミートソース」なども揃える。酎ハイ&サワー、スタンダードカクテル、ワインと種類多く揃えたベーシックなドリンクもオール500円。看板のテキーラは珍しい銘柄なども含め約20種類近く、500円と1000円の価格で提供している。

家庭料理でありながら、コンビニの人気アイテムとして、さらにはスープカレーのような郷土料理まで多種多彩なタイプやスタイルが溢れ、日本独自の食文化として日常生活に定着するカレー。そのようななかで同店が手間ひまかけて手作りする昔ながらのカレーの文化を次世代へと伝承したく、今後、後藤氏は小規模で運営可能な専門店のFC展開化を目指しているという。

店舗データ

店名 カレー居酒屋 ジャイアンツ茶房
住所 東京都渋谷区宇田川町6-20 パラシオン渋谷1F  

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アクセス JR・私鉄・地下鉄各線 渋谷駅より徒歩6分
電話 03-3464-9019
営業時間 ランチ  11:30〜15:00
ディナー 19:00〜23:00
定休日 日祝
坪数客数 10坪 20席(テラス席含む)
客単価 3500円
運営会社 有限会社五百十
関連リンク 五百十(HP)
関連リンク カレー居酒屋 ジャイアンツ茶房(HP)
関連リンク カレー居酒屋 ジャイアンツ茶房(FB)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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