丸の内に建つ国際ビルの地下、通称クニギワと呼ばれる飲食店フロアに2014年12月1日、新たにオープンした鮮魚バル「卸直営物産酒場 丸の内バルセン-鮮-」。流通から店舗展開までオールマイティなビジネス形態で飲食業界をリードするスプラウトグループ(神奈川県川崎市 代表 高橋誠太郎氏)の新業態となる。千葉県、館山の船形漁港から直送される朝穫れの魚介を軸に、産地直送の野菜、鶏などまで、鮮度にこだわった食材で作る料理と日本酒を軸としたお酒と共に気軽に楽しむ和バル業態。関東唯一のイカ専門卸を営む同社らしく、食材全ての鮮度がこだわりだ。
地下の飲食フロアの一角、テーブルと椅子が置かれ、各店舗の共有スペースとなっているスペースに向き合うように構える同店は、全面、オープンの解放感のある店舗となっている。中央のキッチンカウンターを挟むようにテーブル席を設えた空間は、大衆酒場のような気軽さを見せながら内装にこだわりを見せる。贅沢な一枚板のテーブルやデザインカットした壁板など、ナチュラルな木の素材感が優しい和の空間に仕上げた鮮魚バルは女子も入りやすい雰囲気を見せる。
船形漁港から直送されるという鮮魚は、旬の魚類はもとより、東京では味わえないような珍しい地魚にも出会えることも。メニューには新鮮な魚介のお造り「桶盛り」(基本5種盛り1人前700円)をはじめとした、「かま焼き」(時価)、「魚の煮付け」(時価)など、本日入荷のおすすめから「フィッシュ&チップス」(650円)などの目新しい一品まで充実した魚介料理が並ぶ。ほかに同店の自慢料理「若鶏もも肉塩焼き」(一枚1000円/ハーフ600円)、「手ごね粗挽きつくねゴロ」(1本200円)も、鮮度抜群な朝びきの鶏料理だ。新鮮野菜は「冷やしトマト」(300円)や「胡瓜」(200円)とシンプルに提供している。
たっぷりと飲んで欲しいからと、枡に入れたグラスにこぼし入れる厳選の日本酒(500円〜)とグラスいっぱいになみなみと入れる「樽詰めスパークリング」(380円)がおすすめのドリンク。月替わりで入れかえるという日本酒は常時、10〜12種類を揃える。赤白合わせ20種類以上のボトルワイン(2800円〜)と、ワインも充実している。ほかに割もの類、カクテル、ハイボールと居酒屋定番のメニューもあり、多様性に応えるように揃える。
料理長であり責任者として店を仕切る佐藤祐紀氏(株式会社スプラウトプロ取締役)が、多くの人にもっと魚料理を気軽に楽しんで欲しく企画した同店。いろいろな魚や食材を味わえるようにと多くを小皿サイズにしたタパス感覚で楽しめる料理はまさに、バルスタイルだ。一品のポーションも価格も押さえて、日々、通える店にしている。そんな同氏の想いを受けるかのように、リピート率はなんと7割と高く、ランチもディナーも通うファンも少なくないとか。 和食の料理人としてスタートとした同氏のこだわりは、鮮度の良い素材を正しく調理することという。今後は、鮮魚バルという新しいスタイルの同店を事業モデルとして展開することである。
店舗データ
店名 | 卸直営物産酒場 丸の内バルセン-鮮- |
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住所 | 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビルB1 |
アクセス | JR有楽町駅より徒歩5分 東京メトロ日比谷駅 D1出口より徒歩1分 |
電話 | 03-6273-4522 |
営業時間 | ランチ 月〜金11:30〜1:30 ディナー月〜金17:00〜23:00、土17:00〜22:00 |
定休日 | 日・祝 |
坪数客数 | 13坪・28席 |
客単価 | 3500円 |
運営会社 | スプラウトグループ |
関連リンク | スプラウトグループ(HP) |
関連ページ | 高橋誠太郎氏(インタビュー記事) |
関連ページ | 香港イカセンター 銅鑼灣(記事) |