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Yoshida Pasta Barの吉田氏が現代宮城料理をメインにした新店舗「Campanilismo(カンパニリズモ)」を3月1日、恵比寿にオープン

ビル2階という立地だが、イメージカラーである赤が目を引き、フランス・パリの路地裏にありそうなビストロのような雰囲気を醸し出している
先日開催された復興支援のイベントレセプションは、大勢の人々が参加し盛況のうちに終了した。天井には温かみのある古木の梁もあり東北の田舎っぽさも感じられる
同店名物の宮城漢方和牛を使った「牛白もつとドライトマトのAlio-Olio withバゲット&ライム」
ランチメニューも充実。なかでもオススメの「オーガニック宮城蔵王高原野菜 DetoxサラダBowl Lunch」
食材王国みやぎ大使も務めるオーナーシェフの吉田宏介氏

恵比寿駅西口から徒歩3分、恵比寿西1丁目の五差路の手前のビル2階に、宮城県産食材をメインに現代宮城料理を提供する「Campanilismo(カンパニリズモ)」が3月1日にオープンした。オーナーシェフは吉田宏介氏。2009年に青山の「Osteria Casa Yoshida Pasta Bar」を開業し、同店の2.5mmの極太生パスタ&特製グレービーソースが看板メニューとして大人気となった。その2年後には2号店となる西新橋の「Osteria Casa Yoshida Pasta Bar bis2」をオープン。同氏の料理は、料理人としてのキャリアスタートとなった「クイーン・アリス」でのフレンチ経験、世界30か国以上を旅して得たアイデアや、沖縄・石垣島でのホテル料理長としての経験など、さまざまな要素が取り入れられ、ジャンルにとらわれないオリジナリティ溢れるものが多い。その味に魅了されファンになるリピーターが多いことでも知られている。その吉田氏が、同新店舗で自身の出身地である宮城県の食材を使い、現代宮城料理を表現・提供しながら、料理人として生産者に寄り添った復興支援を目指す。

2011年の東日本大震災以来、吉田氏は既存2店舗において、コンセプトを東北産の食材を多く使う「東北Italian」にシフトし、復興支援を続けている。「震災以降、東京で飲食店をやっている以上、やはり地元・宮城を含めた東北の役に立てることをしたい、という強い使命感が芽生えました。東北・宮城の生産者の方々を支援し、還元していく。大消費地である東京で、とにかく宮城を知ってもらい、産直食材を食べてもらうことができれば」と語る同氏。3店舗目となる同新店舗は、宮城に特化し、食材のみならず、雄勝すずりの器や南部鉄器などの工芸品も使用している。店内には工芸品の展示や、生産者紹介などの資料も掲示され、宮城を丸ごと知ることができる。

宮城県から任命され「食材王国みやぎ大使」も務める吉田氏。同氏が選ぶ食材は、生産者のこだわりや熱意が感じられる食材の数々。野菜、肉、魚介類、酒など多岐に渡り、それぞれの食材の美味しさや特徴を活かしながら、Yoshidaスタイルに仕上げられている。同店名物の「牛白もつとドライトマトのAlio-Olio withバゲット&ライム」(R:1600円、L:1900円)は、14種のハーブを配合した漢方飼料で育てられた宮城漢方和牛を使ったメニュー。漢方の効果でより上質なコラーゲンの旨味が際立つ一品だ。牡蠣も、石巻の生産者が丹精込めて養殖した「完熟牡蠣」という、春先から初夏にかけてミネラルなどの栄養分をたっぷり含む滋味深いものを使っている。また、ランチメニューも、1日5食限定の「オーガニック宮城蔵王高原野菜 DetoxサラダBowl Lunch」(1500円)や、その日の入荷食材で提供される「宮城厳選食材Chef Pasta Lunch」(2000円)、東北の南部鉄器で調理された「南部鉄器料理 本日の宮城の旨い肉Lunch」(2000円)など5種類程が用意され、ランチタイムでも東北・宮城の味を満喫できる。

アルコールドリンクは、東北産ワインをはじめ、宮城県産の地酒、地ビールなどを中心に揃える。なかでも、被災したいちご農家が立ち上がり、復興のシンボルになっている宮城・山元町の最高級いちご「ミガキイチゴ」100%のスパークリングワイン「ミガキイチゴ・ムスー」は、いちごならではの華やかな香りと味わいが絶品。生産量が少なく希少ゆえに、食材王国みやぎ大使を務める吉田氏の店だからこそ堪能できる味だ。

「目標としては、自分の目の届く範囲でもう1店舗を考えています。店舗数が増えることで産直食材の取引量も増やすことができ、地元生産者の方々をより強固に支援していけると思っています」と展望を語る吉田氏。同時に、店のスタッフには、食材の知識や、研修なども地元宮城で行うなど、より食材に愛着を持ちロスのない調理を心掛けるよう、物の価値を教えていくことも使命だと話す同氏。今後は、「食」だけでなく「伝統文化」などについても情報発信しアンテナショップのような役割を担う場所にしていきたいとも語る。店名の「Campanilismo(カンパニリズモ)」は、イタリア語で「郷土愛」の意味。その名の通り、郷土愛に満ちた同店の存在が、東北・宮城の生産者や、東京に居る多くの宮城県人の人々の拠り所になるのは間違いないだろう。

(取材=玉井 由希子)

店舗データ

店名 Campanilismo (カンパニリズモ)
住所 東京都渋谷区恵比寿西1-3-10 恵比寿田中ビル2F
アクセス JR・地下鉄 恵比寿駅より徒歩5分
電話 03-5784-1632
営業時間 ランチ 11:30~14:30
ディナー18:30~24:00
定休日 月・不定休
坪数客数 16坪・33席
客単価 ランチ2000円、ディナー5000~6000円
関連リンク 吉田パスタBAR(HP)
関連リンク カンパニリズモ (FB)
関連ページ Yoshida Pasta Bar (記事)
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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