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ミールワークスの新ブランドはメキシコ料理の父と呼ばれるリチャード・サンドバル氏のラテンレストラン「TORO TOKYO(トロ トーキョー)」。その日本1号店が2014年12月10日、銀座・コリドー街にオープン

銀座コリドー街の北端角地に建ち、温かみのあるウッディさと洗練されたガラス張りのコントラストが程よいバランスの外観は、大人の街・銀座に相応しい
2階のレストランダイニングスペース
同店オススメの「鯛のセヴィーチェ」
バーカウンターには、メキシコ・テキーラでユニークなスカルボトルが印象的な「KAH」をはじめ、南米のアルコールたちが豊富に揃う
エグゼクティブシェフ兼マネージャーの小河英雄氏(右)と、豪快に串に刺さったチキングリルを手に持つアメリカからトレーニングで来日中のラファエロさん(左)

(取材=玉井 由希子)


さまざまなジャンルの数多くの飲食店が軒を連ねる場所として有名な銀座コリドー街。その北端の角地に、メキシコ料理の父と呼ばれるリチャード・サンドバル氏のラテンレストラン「TORO TOKYO(トロ トーキョー)」が2014年12月10日、日本初上陸オープンした。経営は、「コカレストラン」、「マンゴツリー」、「可口飯店」や「スラッピーケークス」、「ダンシングクラブ」などのレストラン・プロデュースや、飲食店のコンサルティング等を行なっているミールワークス(東京都港区、代表取締役社長:小島由夫氏)。サンドバル氏は、世界6カ国36店舗のメキシカンをはじめとするラテンレストランを展開し、世界中に多くのファンを持つ。同氏が作るメニューは常にユニークで、ラテンの素材をインターナショナルで独創的な調理技術に結びつけ、新しいラテン料理を生み出している。

タイ料理をはじめ、様々なブランドを海外から日本へ紹介し確実に実績を積んできた同社。しかし、今回初めてとなるラテン系の新ブランドの立ち上げについては、経験豊富なエキスパートが必要となった。その重要なポジションに招かれたのが、新店舗のエグゼクティブシェフ兼マネージャーの小河英雄氏だ。同氏は、グローバルダイニングの出身で、グローバル時代は、テックスメックス業態を中心にメキシコやアメリカにも行き経験を積んできた人物。「10年前にグローバルダイニングから独立し、和食系の店舗を開業していましたが、経験を活かして是非協力して欲しいとお声を掛けて頂いて。入社するや否や、すぐにアメリカ研修に行ったり、目まぐるしく動きました」と、スピード感を持って新業態の日本初上陸店の立ち上げに尽力したことを語った小河氏。ラテン系業態に精通した強力な助っ人を得て、日本1号店となる、地上2階建て約160席の大型レストランとして同新店舗はスタートを切った。1階はカジュアルなカフェ&バーレストラン、2階はラテン料理をコース仕立てでも楽しめるレストランスペース。1階はランチからディナーまで通し営業をしているので、さまざまな用途での利用が可能だ。銀座で大人がカジュアルに使えるスタイリッシュなラテンレストランの誕生となった。

メニューは、南米料理の中でもメキシコ料理をはじめ、ペルー料理、ブラジル料理などを中心に各国の代表的な料理を提供する。冷・温前菜をはじめ、スープ&サラダ、ファヒータ&タコス、チャコールグリル、サイド、シェフズスペシャリティズが揃い、各カテゴリーに南米各国の料理が満載だ。特に牛肉に関しては、産地や餌の違いで異なる肉質を楽しんでもらいたいと、アメリカ産コーンフェッド(とうもろこし飼育)やオーストラリア産グラスフェッド(牧草飼育)、メキシコ産コーンフェッドの3種の肉を用意している。なかでも同店一押しは、串に刺し炭火でじっくり脂を落として焼き上げた香ばしい肉料理の「TOROチュラスコ」(5500円)。いろいろな肉の種類や部位を食べ比べながら楽しめる。銀座という土地柄、ランチにも力を入れている。1階ではランチセットとして、「TOROコブサラダランチ」(1100円)、「チキンエチラーダ」(1200円)や「チキンファヒータ」(1400円)があり、手軽にラテン・ランチを試せる。2階は、「チュラスコランチ」(2500円)を提供。メインディッシュは6種類の肉や魚介類のチュラスコから2種を選び、前菜はビュッフェスタイルで、セヴィーチェ、本日のスープ、サラダ、モッツァレラ&トマト、タコス、エンチラーダ、デザートと充実の内容を満喫できる。

ドリンクは、世界一のテキーラセレクションを持つリチャード・サンドバル・レストラン監修の元、テキーラをはじめとするリキュール類を豊富に取り揃え、バーとしての実力も兼ね備えている。ボトルデザインが奇抜なスカルボトルのテキーラ「KAH」や、南米各国のワイン、南米の代表的なカクテル「マチュピチュ」(800円)や「カイピリーニャ」(780円)など、料理にマッチするアルコールが充実。カクテルは、ノンアルコールにも対応可能で、ランチと一緒に楽しむこともできる。

「この銀座店は、日本におけるフラッグシップ店として、ブランドの確立を担っています。確固としたブランドにすべく、時間をかけてみなさまに認知されるようにしていきたい」と目標を語る小河氏。ブランド確立後は、各地への出店や、サンドバル氏の他ブランドでの展開の可能性も大いにあるとのことだが、当面は、ラテン料理、ラテンレストランを多くの人に知ってもらい、奥深い南米料理の魅力を伝えていくことに注力するという。銀座という地でラテン料理がどう受け入れられていくのか、今後に注目していきたい。

店舗データ

店名 TORO TOKYO(トロ トーキョー)
住所 東京都中央区銀座6-2 銀座コリドー街

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アクセス 地下鉄 銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 C1番出口 徒歩3分
地下鉄日比谷線 日比谷駅 A1番出口 徒歩3分
JR 有楽町駅 中央口 徒歩5分
電話 03-6274-6361
営業時間 1F 11:00~23:00(L.O.22:00)2F 11:00~15:30(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 年中無休
坪数客数 114坪 1F:98席(カウンター10 席、コミュニティテーブル12席) 2F:63席 総席数:161席
客単価 昼 1200円、夜 5000円
運営会社 株式会社ミールワークス
関連リンク ミールワークス
関連リンク TORO TOKYO
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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