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五反田西サイドの繁盛店「大衆酒場 PING(ピン)」が“呑める食堂”をコンセプトにしたネオ大衆業態「大衆食堂ピン」を五反田東サイドに4月21日オープン

大衆酒場の象徴、ビニールカーテンが際立つファサード
カーテンを開けると広がるのはなんとカフェ風のおしゃれな空間。そのギャップが新鮮だ
古木や木の素材とタイルの深い緑がナチュラルな空気を醸す空間はどこかリゾート地風でリラックスする
左から時計回りで、レバニラ炒、自慢のモツ煮込カレー、野菜たっぷり五反田餃子
飲食事業の責任者、石田亘氏

(取材=にしやま とみ子)


“呑める食堂”という新しいコンセプトのネオ大衆業態を「大衆食堂ピン」が五反田東サイドに4月21日オープンした。五反田西サイドの繁盛店「大衆酒場PING」(共和設計企画、東京都品川区、代表取締役:山口陽平氏)の姉妹店となる。五反田東口駅前から東へと広がるディープな風俗街と、その奥のマンションが建ち並ぶ住宅エリアを隔てるかのように抜ける通りには、専門性の高い老舗の個店が隠れ家のよう点在する。そんな通り角地マンションの1階に構える同店の大きく開口したファサードを覆うのはなんとビニールカーテン。まんま古典的な大衆酒場の顔を見せるが、その奥に広がるのは深い緑色のタイルが映える古木の柱をアクセントとした木の存在感が際立つ穏やかな空間だ。同店のこだわり“呑める食堂”を形にしたものである。
周辺はオフィスと住宅が混在するエリアということから、女子一人でも気軽に立ち寄れて呑める雰囲気と呑むこと同様にしっかりと夜ごはんも摂れる充実した料理の数々。毎日でも通い呑み食べられる財布に優しい処、大衆食堂という新しい形態に仕上げたのが同店だ。大衆食堂と謳うだけに料理は、1号店の自慢料理、芝浦のモツマイスターが厳選した新鮮なモツの串焼きから定食まで、どれも定番と言われる日常的な総菜料理を揃える。毎日丁寧に仕込んだモツ串は1本90円から。「ハラミのバルサミコソース」(160円)はオリジナルで、野菜串(90円~)などと合わせ15種類ほど揃う。食堂を代表する定食では、「レバニラ定食」(800円)、「豚の生姜焼き定食」(800円)とガッツリな一品が揃う。因みに定食は単品でもオーダー可能だ。「厚切りハムカツ」(150円)、「鳥の唐揚げ」(390円)など揚げ物系は外せない一品だが、どれもたっぷりの野菜が付く。おすすめの生姜がポイントの野菜たっぷり「五反田餃子」(1人前390円)からもわかるように、日常使いの店だからこそ健康への気配りとして野菜が豊富なのは嬉しい。「ホッピーセット」(390円)をはじめとした酎ハイやサワーの並ぶドリンクメニューからも大衆酒場としてのポジションが読み取れる。ほかには銘柄やアイテムを厳選した本格焼酎、日本酒、樽生ワイン、果実酒、そしてソフトドリンクまで幅広く揃える。
設計業務をメイン事業とする同社の新規事業として、五反田西に4年前大衆酒場PINGをオープンさせ、同店の立ち上げに尽力、飲食事業部を支えているのが開発事業部の責任者である石田亘氏だ。飲食業界一筋であった石田氏が独立を目指し始めた頃、店長として頑張っていた店で飲食店舗設計も手がける同社の代表山口氏との出会いが現在へと繋いでいる。飲食の現場経験からの視点と環境造りを生業としてきた二人の異なるプロのタッグは力強く、多角的な視野を増やし新鮮な価値観を店創りに反映させているのだ。今後も女子一人でも入ることの出来るおしゃれな雰囲気、環境を大切にしながら、日常使い出来る価格の食堂業態を目指すという。次の出店も五反田、と石田氏が考えるのには、潜在ニーズが大きいながらも、通える店は限られるという同地区。1号店もであるが、特に2号店の同店は、五反田東サイドの中でも特異な立地にありながら、すでに多くのニーズを捉えて繁盛店となり周辺を変えるほどの存在感を持つ。リージョナルブランドとしてのパワーアップに期待である。

店舗データ

店名 大衆食堂ピン
住所 東京都品川区東五反田1-4-10 山口ビル 1F

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アクセス JR五反田駅東口より徒歩3分
電話 03-3446-7018
営業時間 ランチ 12:00~15:00、ディナー 18:00~23:00
定休日 日祝
坪数客数 15坪 35席
客単価 2200円
運営会社 株式会社共和設計企画
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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