ヘッドライン

時間無制限の日本酒飲み放題で大人気となった日本酒の聖地・四ツ谷の新星「貝と地酒専門 かいのみ」が、早くも2号店となる「魚貝と地酒専門 かいのみ別邸」を1号店目の前に10月6日オープン

ビルの3階。隠れ家と呼ぶに相応しい店の目印は壁に貼られたにたくさんの日本酒のラベル
扉を開け、出迎えるのが日本酒の冷蔵庫に焼酎などが並ぶセルフコーナー
落ち着いた雰囲気の空間。気軽にグループ利用が可能だ
自慢の料理はどれも豪快な盛りつけ。手間から「特選刺盛り」「ぶりしゃぶ」「豪華せいろ蒸し」
左より、魚介に詳しい料理長の南氏、代表取締役の中井氏、日本酒の責任者、利酒師の鍛冶氏

(取材=にしやま とみ子)


今年6月にオープンした時間無制限、セルフスタイルの飲み放題で話題の四ツ谷「貝と地酒専門 かいのみ」(経営:イキナ、東京都新宿区、代表取締役 中井雅俊氏)が早くも同じ形態の飲み放題「魚貝と地酒専門 かいのみ別邸」を1号店の正面、新宿通りを挟んだ四谷学院ビル3階にオープンした。しかも、時間無制限の飲み放題はなんと驚きの2500円だ。これはオープンの宣伝効果を狙ったものでもあるが、1号店への感謝もあり、当面はこの価格で行なうという。1号店と同様に常時50種類の日本酒のほか、ビールや焼酎など50種類を合わせ100種類の酒類を揃えた、日本酒初心者も気兼ねなく通える構成だ。さらに、料理は貝のみならずに旬の鮮魚、海老や蟹の甲殻類まで充実させ、海鮮料理の専門店としても強化している。そこには、1号店との違いと使い分けのために別邸としての独自性の明確化があるからだ。ゆっくりと料理を味わい、じっくりと日本酒を楽しめる場作りを成している同店。また、30席という規模から、宴会や貸し切りのグループ利用にも積極的に取り組んでいる。

時間を気にしないで呑んで欲しいとの想いから、大胆にも時間無制限の飲み放題というシステムを打ち出した中井氏。しかも気兼ねなく色々な銘柄、味を試して欲しいからと、客自らが酒を扱うセルフスタイルには驚かされる。当然ながら、当初は、懸念もあったシステムだが、意外や客には自制心が働き、迷惑などの問題行動はないという。実際に日本酒初心者から日本酒ファンまで、年齢を問わずに誰もが日本酒の冷蔵ケースの前であれこれと選び、呑み比べを楽しむ姿は印象的だ。さらに、日本酒以外に焼酎、果実酒など充実し、ベンダーの炭酸やソフトドリンクと合わせ自分スタイルのサワーやカクテルを造ることも可能で、普段体験出来ないプロ体験や遊び心が楽しめる。

この思い切ったシステムでオープンさせた同店店主の中井氏は、飲食店を立ち上げたく機械系業種から飲食業界へ転職したという。それから早くも3年後に飲食店をオープンさせた同氏は、同じく四ツ谷や赤坂で飲食店を経営するライナ(東京都新宿区、代表取締役 小川雅弘氏)からの独立支援を受けた同社初独立経営者で、同店は運営委託という形態をとる。

現在揃える50種類の日本酒は季節の造りや銘柄を替えたりし、なくなり次第補充し鮮度感を見せている。また、日本酒の知識や好みのテイストを知る助けにと、同じ銘柄でスペック違いを揃え、日本酒の専門店としてのクオリティを見せている。また、テーブル毎に必ず水を提供し悪酔い、二日酔い防止となるチェイサーの必要を勧めている。日本酒を飲むのは約120ml入る蛇の目のぐい飲みだ。飲み放題は90分1500円のお試しもあり、途中から無制限へも切り替えられる。料理は、板長自ら築地で仕入れる「特選刺身盛り」(1980円)、海老、蟹や魚が入った本日「豪華せいろ蒸し」(1780円)、「ぶりしゃぶ」(1人前980円で2人前から)。ほかに焼き魚や煮魚などもあり、魚好きにはたまらない。いろいろな酒肴が盛り込まれた板長手づくりの「アテの箱盛り」(1180円)もお勧めだ。

転職した目標である自身の故郷、香川県での出店を目指し、当面は東京で店舗経営のスキルアップに尽力する同氏の今後に期待である。

店舗データ

店名 魚貝と地酒専門 かいのみ別邸
住所 東京都新宿区四谷1-9-6 四谷学院ビル 3F

 >> GoogleMap見る

アクセス 四ッ谷駅 徒歩2分
電話 03-6380-6998
営業時間 17:00~24:00
定休日 日祝
坪数客数 17坪 30席
客単価 5000円
運営会社 イキナ株式会社
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集