東急田園都市線、東急東横線、小田急線沿線の神奈川県新興タウンに「アジアンビストロ」、「ワインビストロ」、「炭焼き」の3ブランド8店舗を展開するプレジャーカンパニー(神奈川県横浜市、代表取締役:望月大輔氏)が、東急田園都市線の駒沢大学駅に9月8日、「アジアンビストロ Dai」を都内23区初出店する。場所は、駒沢オリンピック公園へ向かう自由通り沿いのデザイナーズマンション1階路面店。
圧倒的な存在感を放つガラス張りのファサード。オレンジ色のアーチの入り口からバーカウンターを抜けて店内へ。1階、2階、中2階とメインダイニングは、3フロアで構成。座敷の個室も用意し、小さな子供のいる家族ニーズにも対応。また、ワンちゃんと一緒に食事ができるテラス席を完備し、地域のニーズにも応える。店舗デザインだけでなく、タイからグラスや食器を買い付けるなど細部にまでこだわった空間は、まさにアジアンリゾートにいるようだ。
料理は、社内の料理コンテストで1位に輝いたフレンチ出身の田中祐輔エグゼクティブシェフが、新たに10品のアジアのエッセンスを入れたビストロ料理をラインアップ。グリルすることで食感を楽しませる「トリュフ香るフカヒレのグリル」(1480円)、コクのあるスパイシーなソースの「天使の海老のブラックペッパーソース」(980円)、タイの郷土料理「ガイヤーン タイ風鶏肉のロースト」(980円)、カレー風味の衣で包まれた「ハマポークの排骨(パイコー)」(980円)など。スチームコンベクションが導入され、さらに料理の幅が広がっている。
ドリンクは、600円均一の「量り売りグラスワイン」に「2500円均一のボトルワイン」と選りすぐりの「FINE WNE」(3000円~12800円)のスタイルで、既存店同様にコストパフォーマンスの高いワインを揃えている。新たに、少人数でも楽しめるように「ヴーヴ・クリコ」(ボトル7500円)を「グラス950円」という嬉しい価格で用意。ビールは、世界のビールのほかに同社初「カールスバーグ スーパーコールド」を導入している。
今回の出店を自信のあるブランドで勝負をかけるという望月氏。駒沢界隈は、イタリアンやフレンチの店が多いことから、ワインが好まれる傾向にあると想定される高所得層が多く居住するエリア。アジアンリゾートを彷彿させる空間を全面に押し出すことで来店動機を訴求し、しっかりとした料理とサービスを提供することで認知度を上げて行く。同社が起業4年間で9店舗展開し、順調に推移しているのは日々の経営状況を細部までデータ分析した綿密さにある。中期の目標として掲げた「20億円規模の会社にすること」は、達成の見込みがたっているという望月氏。「今後は商業施設からオファーがもらえるような100億円企業を目指し邁進していきます。会社の成長とともにスタッフの活躍できる場を考えるのが自分の責務です」とFC業態も構想している。海外出店に関しては、現地企業とのパートナー経営を視野に入れる。着実に“世界一のレストラン”となる夢に近づいている望月氏から今後も目が離せないだろう。
店舗データ
店名 | アジアンビストロ Dai 駒沢店 |
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住所 | 東京都世田谷区駒沢1-2-31 駒沢自由通りビル1階 |
アクセス | 東京メトロ 田園都市線 駒沢大学駅 駒沢公園口から徒歩2分 |
電話 | 03-6805-5144 |
営業時間 | 11:00~24:00(ランチタイム 11:00~14:00) |
定休日 | 年末年始 12/31~1/4 |
坪数客数 | 34坪 82席 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社プレジャーカンパニー |
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