業界初！衝撃的なこぼしデキャンタワインと近江黒鶏かしわ焼きが名物のビストロ「かしわビストロバンバン」。4月20日のオープン以来、早くも神泉を代表する繁盛店だ

太っ腹で豪快な“こぼしデキャンタワイン”と“近江黒鶏のかしわ焼き”が名物のがっつり系ビストロ「かしわビストロバンバン」（運営：サムライフードカンパニー、代表取締役 高城直弥氏）が渋谷区神泉に5月7日オープンした。予約必須の繁盛店「RISOTTO CURRY STANDARD（リゾットカレースタンダード）」、「OURS farm kitchen（アワーズファームキッチン）」を運営する同社。代表・高城氏の独創的な料理やスタイルは、常に外食業界の注目であり、同店も例外ではない。“大人の酒場”をコンセプトに、大胆に思い切ったスタイルで提供する、こぼしデキャンタに、高城ワールド満載の料理を大衆酒場の雰囲気で楽しむビストロ業態は、早くも話題で、連日賑わいを見せている。

3店舗目となる同店の突出すオリジナリティの原点は高城氏の故郷にある。看板料理に使う「かしわ」は、ほとんど県外に出荷しない故郷の幻の地鶏「近江黒鶏」。「たれかしわ焼き」は、若鶏を赤みそダレにつけ焼く故郷の味、通称とんちゃんをベースとしてワインに合うようにアレンジしたもの。そして店名は“今日もバンバンしちゃう”の合言葉で、集まる高城氏の故郷にある友人の実家の焼肉店に由来する。

関西では“鶏”を“かしわ”と呼ぶ、近江黒鶏を使った名物“かしわ焼き”は「たれかしわ焼き」を一押しに「塩かしわ焼き」、「アボカドのかしわ焼き」（各780円）の3種類。ほかに、新鮮だから味わえる「地鶏のカルパッチョ」（880円）、数量限定の「近江黒鶏の生レバー」（780円）がある。リコッタチーズのディップたっぷり「ポテトフライ」（550円）など、ビストロらしいメニューも。「トリフュのパルジャミーノリゾット」（880円）、スパイシーさで隠れた人気の「特製からあげ」（580円）など、オリジナリティ優れたメニューが揃う。

ドリンクのおすすめは、たっぷり600mlを豪快にこぼす「デキャンタワイン」（赤白各1種類1200円）だ。ほかに「グラス」（500円～）、「デキャンタ」（1100円～）、「ボトル」（2200円～）とワインは充実し、好みに応じてサイズが選べるのが嬉しい。また、ジョッキのワインに氷を入れ、がぶがぶ飲める「カチ割りジョッキワイン」（550円）がある。その他、超炭酸を使った「角ハイボール」（390円）に、「ベリーベリーハイボール」、「モヒートハイボール」（480円）といったバンバンオリジナルの“甘くないフルーツハイボール”もあり、気軽で大人の酒場らしさを見せる。

今はない伝説のワインバル「世田谷バル」は立ち飲み業態、繁盛店である既存2店舗はカウンター席のみであった同社にとって、同店は初めてテーブル席を中心にした中規模サイズの店舗となる。14.7坪、42席のややタイト感のあるシーティングは大衆酒場らしい賑わいを意識したもの。そして、今まで不可能であったグループ利用やパーティニーズに積極的に対応するためでもある。そのために、店内に設置したサービスピットは移動式にするなど、業態開発同様に、空間にも独創的な工夫をしているのが高城氏らしい。全面オープンとなる窓が開放感いっぱいの同店は通りに面しながらも、数段下がっているために、行き交う人との目線が気にならず、居心地感は高い。請われれば惜しげなく業界関係者にもレシピを教える快活でフレンドリーな同氏。そこには、日々進化すべく研究熱心に料理に取り組むと共に、全身で料理を楽しむ高城氏のスタンスがあるからだ。

店舗データ