恵比寿駅から徒歩3分にあるビル1階に、まるでニューヨークのクラシックなホテルを現代風にリノベートしたような店「MADISON NEW YORK KITCHEN(マディソン・ニューヨーク・キッチン)」がオープンする。7月28日のグランドオープンを前に、7月24日にはオープニングレビューが開かれる。同店は、恵比寿、表参道、白金台、六本木でカジュアルリッチなカフェやレストランを展開するMERCER OFFICE(東京都渋谷区、代表取締役:羅直也氏)の11店舗目となる新たな店で、常に最新のフードライフスタイルを提案し続ける同社が、カフェでもバルでもない「TAVERN(タバーン)」を手掛ける。「ニューヨークにあるビストロをイメージした、レストラン機能を持ったラグジュアリーな空間です」と話すのは、同社の副社長兼クリエイティブディレクターを務める森野成貴氏だ。
同店のエントランスは緑のアーチで、扉を開けるとレッドカーペットとシャンデリアが出迎え、店内には100個のシェードランプが灯って妖艶な大人の趣を演出。天井は最も高いところで4.5メートルあり、昼間は前面のガラスサッシから自然光が入ってサンルームのような空間になる。昼と夜とで全く違う顔が見えるのも、同店の魅力になりそうだ。「昼と夜で客層が全く違うのも恵比寿の特徴のひとつ。昼はビジネスパーソンが多いので、ランチタイムの期待値も高いです」と言う森野氏。ディナータイムのメニューは、ニューヨークスタイルらしくステーキが中心で、熟成肉、和牛、アメリカンスタイルなどさまざまなタイプを用意する。9月からスタートとなるランチメニューは、同社が得意とするフレンチトーストの他、新たにパイを予定しており、スペシャルなランチを提案するそうだ。
これまでの同社の店舗は繁華街から少し離れているか、または裏通りにあり、目的来店でなければたどり着かないというイメージだが、今回は通りに面しているビルの1階である。「1階の店は、どうしてもカジュアルな使い方になりがちですが、大人たちがオシャレをして行きたくなる店にしたかった」という森野氏曰く、「これまではカフェを卒業した人を取り込む店づくりだったが、今回はカジュアルなバルを卒業した人を取り込む店」というのが狙いだ。男性が女性をエスコートして行きたくなるようなムーディーな雰囲気にもかかわらず、きちんと食事ができるのが同社の提案するTAVERNであり、今後は新たな業態として定着するだろう。同店のオープン後、今年の秋には「MERCER BRUNCH」を銀座に出店することが決まっており、次々に新たな展開を見せるMERCER OFFICEにこれからも注目が集まりそうだ。
店舗データ
店名 | MADISON NEW YORK KITCHEN (マディソン・ニューヨーク・キッチン) |
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住所 | 渋谷区恵比寿南2-3-14 コンツェ恵比寿1F |
アクセス | JR、地下鉄 恵比寿駅から徒歩3分 |
電話 | 03-3710-8551 |
営業時間 | ランチ (9月から) 11:30~17:00 (L.O.17:00) ディナー 17:00~翌3:00 (L.O.2:00) 金土祝前日17:00~翌5:00 (L.O.4:00) |
定休日 | なし |
坪数客数 | 70坪 90席 |
客単価 | 6000円~ |
運営会社 | MERCER OFFICE 株式会社 |
関連リンク | MERCER OFFICE |