串かつとおでんの「串だおれ」ブランドを8店舗、展開するKings Know(キングスノウ、東京都渋谷区、代表取締役:山田一希氏)が、「串だおれ 串天 新橋店」を3月20日オープンした。日本人であれば誰も好きな海老天を目玉に、お手頃価格で楽しめる天ぷらの新スタイル、串天を軸として、おでんなどの大衆定番料理を豊富に揃えている。極めた専門性に普遍性を加え、たまに行くのではなく、日々通える店、大衆酒場に仕上げている。新橋の隠れ路地で、ゴールドに輝く笑顔の大きなビリケンさんの看板が目印だ。
高級料理の天ぷらと大衆料理の代名詞の串、両極の美味しさをコラボレーションさせた串天ぷら。素材を一本の串にまとめ、バランス良く構成し、旨さを際立たせることは、簡単なようで難しい。串は料理としての美味しさを凝縮させた一品であり、あれこれと選ぶ楽しさ、熱々を味わえるシズル感の高さは周知である。そんな魅力深い、串をコンセプトとした事業を軸に展開している同社のこだわりが、新たな串天ぷら業態を生み出した。
看板料理は当然、一本からオーダー出来る「串天」。名物、1尾50円の海老天をはじめ、椎茸、さつま芋、かしわ天、牛天(ぎゅうてん)、こあじ、天使の海老など、一串80円~180円まで山海の豊富な食材が約30種類前後揃う。ユニークなのはバルの人気料理、パテ•ド•カンパーニュ、フォアグラなど8種類(120円~180円)の「おふらんす天」。紅ショウガ、チーズちくわなど、一ひねりした「変わり天」は8種類(100円~180円)など50種類近くの串天が揃う。お通しは、天ぷらに欠かせない大根おろしをポットにたっぷり。おかわりも自由で、さらに日替わりでしらすや、塩辛などのトッピングが付き、お得感もたっぷり、箸休めにもなる。串天のほかは、「宮崎県産“中村養鶏”より赤鶏のタタキ」(480円)、「大人のポテトサラダ」(480円)、「牛すじの赤ワイン煮」(380円)、通年楽しめるおでんは11種類(100円~180円)、「にら玉玉卵」(480円)、「つぶ貝ときのこのブルゴーニュ風」(580円)といった小鍋など、串天と合わせなんと約120種類前後の料理が楽しめる。
ドリンクも多様性に応えるように豊富でリーズナブル。「角ハイボール」(280円)、「ビリケンハイボール」(380円)などのハイボール類は話題のメガジョッキ(550円~580円)もある。定番の割もの類、「果実酒」(280円~540円)、人気の「日本酒」(420円~780円)に、根強いファンを持つ「本格焼酎」(380円~530円)。他にワイン、カクテルもあり幅広い料理に合わせたメニューとなっている。
築60年前後の2階建ての古民家となる店は、随所に時間の足跡を残し、酒場らしい趣のある雰囲気を醸している。そんな環境をさら盛り上げるのが、コミュニケーション性に長けた接客だ。それは、サービスは店を支える重要な要素の一つであり、料理、環境と一体化して、質の高い付加価値となるとの同社の考えにある。だから、1階には一人呑み客の指定席、カウンター席をしっかりと設け、一人客でも楽しめる店づくりにしている。
同社は今後、新橋では、串かつ業態を軸に串天ぷら、さらには串の新業態を含めたドミナント展開で「串だおれ」ブランドをボリューム化し、認知性を強化するという。また、他地域での出店や新たな業態づくりなどに加え、独立支援によるパートナーズ事業を目指している。「一社として、単に数を多く出店するような展開ではなく、スタッフの独立支援を積極的に行ない、Kings Know DNAを継承する店舗の集合体にした、新しい飲食ビジネスの形にしていきたい」との山田氏の考えからだ。そして、海外進出も念頭に置くというグローバルでマルチな展開を視野に入れている、同社の飛躍に注目である。
店舗データ
店名 | 串だおれ 串天 新橋店 |
---|---|
住所 | 東京都港区新橋4-6-1 |
アクセス | 新橋駅より徒歩3分 |
電話 | 03-5473-0858 |
営業時間 | 月~金 17:00~24:00 土祝 17:00~23:30 |
定休日 | 日 |
坪数客数 | 30坪 38席(1・2階合わせ) |
客単価 | 2500円 |
運営会社 | 株式会社Kings Know |
関連リンク | Kings Know |