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ブッチャーシリーズ第三弾「森のブッチャーズ」は、まさに『ごちそうさん』の世界。神保町に3月10日オープン

温かい灯りにふらっと寄り道したくなる
2階はテーブル席。吹き抜けの下を覗くとキッチンがみえる
3階はゆったりくつろげる畳席。20名ほどで貸し切り可能
仔羊肉を豪快に焼き上げた「ラム&ピース」(1600円)。切り株の皿が森の中の食事を彷彿させる
森のブッチャーズのみなさん。右から、渡辺徹氏、高野拓起氏、杉藤正太氏

(取材=下前 ユミ)


世界最大規模の古書店街、神田神保町。靖国通りと白山通りが交わる神保町交差点を中心にズラリと古書店が軒を連ね、東京の中心部でありながらもノスタルジーな雰囲気を醸しだしているエリア。古本屋だけでなく、出版社や出版問屋の取次店が多く、ビジネス人口も多い。「本の街」以外にも「スポーツ用品の街」「楽器の街」などさまざまな顔を持つなかで、注目されているのが「食の街」としての顔。近年ではカレーの街としてその名を馳せていることでも有名だ。外国からの文化も入り交じる、極めて多彩な食の宝庫として熱い視線を集めているエリアなのだ。ここに、エッジオブクリフ&コムレイド(東京都中央区、代表取締役社長 針生真氏)の新店「森のブッチャーズ」が3月10日オープンした。

「森のブッチャーズ」は、神田の1号店「東京ブッチャーズ」、2号店「ブッチャーブラザーズ」に続く第3弾。1号店、2号店同様に魚は一切なしの肉メインだが、ひと味ちがう“和の要素”が取り入れられている。テーマは、「洋食文化が入ってきたときの日本の時代感」。「NHK連続ドラマ小説『ごちそうさん』からイメージが膨らみ、店づくりを行なった」と針生氏。空間にも料理にも”懐かしさ”と”やわらかさ”がキーワードとなっている。

ガラス張りのオープンな店舗は、元資材置き場の倉庫を3層の空間にデザインしている。ここは、都会という森のなかに突如現れた森の一軒家。1階はキッチンライブを楽しめるカウンター席、2階は吹き抜けのテーブル席、3階は屋根裏のお座敷。畳の上にちゃぶ台で洋食を食べる、まさに「ごちそうさん」のワンシーン。木の温もりとアットホームな雰囲気は、どこか懐かしく温かい昔の洋食屋さんのような空間だ。

メニューは、和の空間で美味しく食べられる肉メニューのオンパレード。針生氏のイメージする「森を歩いたその先で出逢う空間や料理」は、シェフの渡辺氏の手にかかると、ダイナミックに、皿いっぱいに広がる至福の品々となる。歯ごたえが楽しい「山盛りクレソンのサラダ」(780円)、ラム、フォアグラ、マッシュルームの香りの三重奏「パイ包み焼き(フォアグラ)~お肉と森の香り~(1800円)」、炭火で香ばしく焼き上げられる「ローストチキン~朝づみローズマリー風味~」(850円)、コトコトホロホロ「じっくり煮込んだ仔羊の骨付すね肉」(1500円)など、ボリューミーな肉と新鮮な野菜が堪能できる。

ドリンクは、ワインが充実。赤白グラスALL450円、ボトルは「NZ オリジナルノンラベル」(2200円)をはじめ、2500円、3000円、3500円、5000円、8000円、10000円と上質なボトルを気軽に楽しめるように世界各国のワインをセレクトしている。もちろん、ビールやハイボール、カクテルなどもラインナップ。がっつり肉と好きな酒を楽しめるのは嬉しい限り。

1店舗1店舗、2つと同じ店舗はつくらない、つくりたくない針生氏。「人の本質は変わらないが、ライフスタイルは変わる。将来的には、宿泊もできる空間で食事を楽しむことも構想にある」という同氏。同店も既存店同様に食事をする空間の大切さを重んじ、時間制は取らないという。森のブッチャーズの灯りを見つけて足を運ぶ客がまたここへ帰ってくる。そんな光景が目に浮かぶ。

店舗データ

店名 森のブッチャーズ
住所 東京都千代田区一ツ橋2-6-5

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アクセス 東京メトロ 半蔵門線 神保町駅から徒歩2分
電話 03-6261-4610
営業時間 月~金 11:30~14:30 (L.O.14:00)、17:00~23:30 (L.O. 22:30)
土   16:00~23:30 (L.O.22:30)
定休日 日祝
坪数客数 28坪 56席(1F 16席、2F 20席、3F 20席)
運営会社 株式会社 エッジオブクリフ&コムレイド
関連リンク エッジオブクリフ&コムレイド
関連ページ 東京ブッチャーズ(記事)
関連ページ ブッチャーブラザーズ(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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