飲食店・レストランの“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」

ヘッドライン

ガッツリ!豪快!旨味凝縮のグリルした塊肉に、がぶ飲みワインの「東京ブッチャーズ」。大衆酒場スタイルで1月27日、注目の神田にオープン

全面にメニューが書かれたガラス戸のファサードから楽しげな雰囲気が伝わってくる
棚にワインが並ぶ店内は、オールドアメリカンテイストのウッディな環境
1階、店の中央にある炭火のグリル
ジューシーに焼かれたグリルステーキ。なによりもその豪快感に盛り上がる
中央がチーフブッチャー・シェフの渡部氏。右がブッチャーの須田氏。左がブッチャー2号の小島氏

(取材=西山 登美子)


新橋と同様にサラリーマンの飲み処として有名な神田。赤ちょうちんの下がる立ち飲み店や大衆酒場が軒を連ね、懐も安心の“ガッツリ飲み”が流儀の盛り場だ。当然、ワインもガッツリ飲みができる場所。そんな神田に登場したのが、ガブ飲みワインと炭火で焼いた塊の肉をしっかりと食べることがルールと言わんばかりの「東京ブッチャーズ」。英語で「ブッチャーズ」とは肉屋を指す。同店は、まさに肉屋をイメージした店。代表の針生真氏(エッジオブクリフ&コムレイド)は「カットしたばかりの新鮮な肉を、その場で焼いて食べることが一番美味しい」と話す。そして「本当は枝肉が下がっているような、まさに肉屋そのものを造りたかったのですよ」と、思いを続ける。 アメリカやドイツにある、新鮮でさまざまな種類と部位の肉から、ソーセージなどの加工肉まで並ぶ、肉ばかりの専門店「デリカッセン」。そんな肉専門店をコンセプトにした同店では、精肉店さながらに、塊から肉のカット、スライサーでのスライス、ミンチなどの作業も店内で行なう。これができるのは、何よりも肉の鮮度にこだわっているからこそだ。一押しは何といっても、厚くカットした肉をカウンターキッチン中央に設えた、炭火の焼き台で豪快に焼く、本場アメリカスタイルの「グリルステーキ」。牛肉は、針生氏とシェフの渡辺氏が自信を持っておすすめの「アメリカンビーフ」。赤身の美味しさは格別だという。 炭火のグリルステーキは180g、230g、460gと3サイズで選べるのが嬉しい。グラム数が多いほど、肉本来の旨みを味わえるという。「牛ランプ肉」はそれぞれのポーションで840円、1000円、1450円と安心、大満足の価格。「牛ハラミ肉」は920円、1100円、1700円。柔らかく脂ののる「ブッチャーズリブ」でも1250円、1450円、2500円となる。牛肉はバラ肉を加え4種類の部位が揃う。牛肉のほかには「豚肩ロース」がそれぞれ、780円、900円、1280 円。オリジナルのスパイスで味を付けた「アフリカングリルチキン」920円、「野菜の炭火焼き盛り」1000円。スモーク料理では「ラムチョップ」が3ピースで990円と驚きの価格だ。前菜には「自家製ソーセージ&マッシュポテト」700円、「マウンテンフレンチフライ」450円、これも外せない「豚肉のリエット」600円。締めは肉を実感できるパスタ「肉屋のボロネーズ」920円がおすすめ。どれもこれもメニューは十分な量で、納得の価格。そう、ここはサリーマンの飲み処“神田”である。「サラリーマンの方が気軽に通えるフランクな店であることにこだわりました」と針生氏は話す。そして「ともかく肉本来の旨味、赤身の肉の美味しさを身近に味わっていただきたい」と続ける。 がぶ飲みスタイルのワインは、ボトルで1800円からと嬉しい価格。スパークリングワインも同じく1800円から。ワインは高くても5000円以下であり、グラスワインは赤・白8種類、450円均一と、まさに日常使いのできる店なのだ。ワイン産地国はアルゼンチン、チリ、オーストラリア、アメリアのニューワールドから、フランス、イタリア、スペインのヨーッロパまで個性豊かな多彩さで、赤・白・泡合わせ90銘柄前後が揃う。その一方でシャンパン8800円も置き、プライベートからビジネスまで多様な目的に合わせた使いこなしができるのもポイントが高い。 棚に価格を書いて並べた赤ワインは「お客様自ら気軽に選んで頂きたいからです。ともかく自由なスタイルでワインを楽しんで欲しいと思います」と針生氏。気に入った赤ワインはそのままテーブルに持っていけるラフなスタイルが“飲み心”の気分を盛り上げる。そんな楽しい雰囲気と、豪快に炭火で焼く肉のシズル感を伝えたく、通りに面したファサードは全面をガラス張りの引き戸にし、外にアピールしている。店舗開業に向け、サポートからデザインまで一貫した店舗造りを事業とする同社だからこそといえる店だ。 フレンチをスタートに、カリフォルニアの名店「ローリーズ 東京店」などでシェフを歴任した渡辺氏は「もっと肉を勉強し、いろいろな部位をプラスしていきたいですね」と肉にかける思いは熱く、開店前には実際の精肉店で肉切りの修行をするほど。ちなみにメニューには海鮮類はない。「ともかく肉を楽しんで欲しい店だから」とその理由は明快だ。

店舗データ

店名 東京ブッチャーズ
住所 東京都千代田区内神田3-10-4 富士会館1階

 >> GoogleMap見る

アクセス JR神田駅西口から徒歩2分
電話 03-6206-9829
営業時間 ランチ  月~金11:30~14:30
ディナー 月~金17:00~23:30/土・祝16:00~23:30
定休日 日曜日
坪数客数 37坪・76席(1・2階合計)
客単価 3500円
運営会社 株式会社エッジオブクリフ&コムレイド
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集
Copyright © 2014 FOOD STADIUM INC. All Rights Reserved.