三井不動産が、推進している「日本橋再生計画」の一環として、複数の地権者と共同で、オフィス、商業施設、賃貸住宅、多目的ホール等の機能を融合させた5つの街区にわたる大規模複合開発「日本橋室町東地区開発計画」。第1弾として2010年10月にオフィス、商業の複合ビル「室町東三井ビルディング(商業施設:COREDO室町)」を開業。第2弾となる「室町古河三井ビルディング」、「室町ちばぎん三井ビルディング」の商業施設「COREDO室町2(コレドムロマチツー)」、「COREDO室町3(コレドムロマチスリー)」を3月20日にオープンする。また「COREDO室町」と「日本橋三井タワー」の一部店舗も同日にリニューアルオープンとなる。
商業コンセプトは「日本を賑わす日本橋」。店舗構成は、全国の「食」やこだわりの「モノ」を提供する店舗、「深夜営業の飲食店」や「ライフスタイル提案型の雑貨店」など全83店舗が出店。街区に面した「通り」は、暖簾や行燈をモチーフとした外装デザインに老舗名店による新業態店舗が軒を連ね、街歩きの楽しさを演出する。
地上22階建ての「COREDO室町2」には、日本橋初となる9スクリーン、約1,800席のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日本橋」と、地下1階に「by Today ~できたてを本日中に~」をコンセプトにしたライブ感のある食物販ゾーンが誕生する。京料理を取り入れた洋食フレンチで有名な「よねむら」が初出店するクッキー専門店や、田園調布の高級精肉店「中勢以」の熟成肉を使った、酒の肴となる肉おつまみ専門店「サカナの中勢以」が商業施設初出店するなど22店舗が集結。1階の「仲通り」には、揚げたての芋けんぴを提供する「日本橋 芋屋金次郎」、スイーツやコスメのオリジナル商品とともに日本酒の楽しみ方を提案する「八海山千年こうじや」などの手土産店が、昼間の情緒あふれる路地空間を演出。夜はシャルパンテ藤森真氏の通算4店舗目で、商業施設2店舗目のワインバル「VINOSITY maxime」、funfunction合掌智宏氏の、北海道厚岸町の牡蠣と日本全国の日本酒を提供する和製オイスターバー「牡蠣場 北海道厚岸」など深夜まで営業するダイニング・バルが賑わいを創出する。同じく1階の「江戸桜通り」には、CITABRIAの石田聡氏が、新世代のグランメゾンとして注目を集めるミシュラン1つ星の西麻布「レフェルヴェソンス」の新業態「N2L(エヌドゥエル)」。池袋エリアで行列の絶えないイタリアン「GRIP」、ビストロ「RACHINE」を展開するグリップセカンドの金子信也氏は、イタリアン新業態「GRIP Tavern」を出店。瀬戸内しまなみリーディングは、四国のうまいもんの八十八ヶ所巡りをコンセプトにした「shikoku バル 88屋」という気軽に使えるバル&カフェ業態を出店するなど可能性を提案する和のダイニングが桜並木と合わせて華やかさを演出する。
地上17階建の「COREDO室町3」には、日本橋初出店の「無印良品」や初のカフェ併設新業態「CLASKA gallery & shop "DO"」など新たなライフスタイルを提案する18の雑貨店が出店。クラフトビールが人気・ステディーワークス田中徹氏の4店舗目となる「クラフトビアマーケット」が和との融合を意識した新業態をオープンする。
リニュアールする「日本橋三井タワー」の地下1階には、他店の人気メニューをオーダーできる新しいスタイルの飲食ゾーン「COREDO室町タワーダイニング」がオープンする。串揚げやおでんを提供する大阪で人気の「釜たけ流うどん 一寸一杯」など、カジュアルで味に定評のある店舗を誘致する。1階の「江戸桜通り」には「N2L(エヌドゥエル)」、「エメ・ヴィベール」などのカフェテラスや、「にんべん」がかつおだしの新たな可能性を提案した和のダイニングを配置する。
「日本橋の歴史・文化を活かし、新展開を図る店舗」と「日本橋地域をさらに賑わす機能の充実」により、従来の来街者に加え、周辺のオフィスワーカーの需要吸収と、30~40代をコアターゲットとした幅広い客層が楽しめる施設を目指す。さらに老舗店舗や百貨店などと連携を深め、街全体での集客施策を強化することにより、日本橋地域のさらなる賑わい創出に貢献していく。
店舗データ
店名 | COREDO室町2 |
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住所 | 東京都中央区日本橋室町2-3-1 室町古河三井ビルディング |
アクセス | 東京メトロ三越前駅、JR新日本橋駅の両駅より地下で直結 |
営業時間 | 店舗により異なる |
定休日 | 店舗により異なる |
関連リンク | COREDO室町2 |
関連リンク | COREDO室町3 |
関連リンク | テナント一覧(pdf 604KB) |