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ワインの聖地・新富町に国産ワインバル「VISTA (ヴィスタ) 」が4月24日オープン。 “ジャパンクオリティー”で日本を元気に!

気候のいい日は扉を全開にすることも。右側のワインセラーが通行人の足を止める
木のぬくもりを感じさせるワインセラーに国産ワインが並ぶ
自家製フォカッチャ、実はこのキューブ型に試行錯誤を繰り返したという鈴木シェフ。奥は、同店のロゴ入りオリジナルワイン「勝沼甲州 (白)」2625円
肉と野菜がバランスの良いひと皿に仕上がった「宮崎県産きなこ豚のロースト」
代表取締役の秋山佑一氏(左)と鈴木雄太シェフ(右)。壁にはワインを紹介した日本地図

(取材=下前 ユミ)


西は銀座、南は築地に隣接する新富町は、“ワインバルロード”が形成され「ワインの聖地」と呼ばれている。その一角に、「国産ワインを気軽に楽しめる場所」をテーマした国産ワインバル「VISTA (ヴィスタ) 」が4月24日オープンした。運営は、HIGHEST (ハイエスト、東京都台東区、代表取締役:秋山佑一氏) 。店名の「VISTA (ヴィスタ) 」は、イタリア語で「光景」「展望」という意味。「日本の素晴らしさを、食を通じて知ってほしい。これからの日本の未来の展望を開く担い手になっていきたい」との想いが込められている。 バーテンダーの経歴を持つ代表の秋山氏には、起業の夢があった。そのためのノウハウを身につけようと営業職に転職する。シェフを務める鈴木雄太氏には、19歳でイタリアンの世界に足を踏み入れたときから、自分の店を持ちたいという夢があった。秋山氏同様、独立のため営業職に転職したという。二人の出会いは、同じ転職先。起業したい秋山氏と、自分の店を持ちたい鈴木氏が、まるで引き寄せられたかのように出会った。震災を機に、「日本を元気にしたい」と思った二人がタッグを組んだのが同店だ。 この店の目印は、通りがかった人が思わず立ち止まってしまう、ガラス張りのワインセラー。スケルトンからデザインした店内は、ナチュラルな木の色と漆塗りの朱色を基調とし、スタイリッシュでありながら、ずっと前からここに佇んでいたかのような温かみがある。シェフの手仕事が見えるオープンキッチンを囲むようにカウンター席を配置。テーブル席もあるが、カウンター席が人気と鈴木シェフ。おひとり様でも、仕事帰りにフラッと立ち寄れる居心地のよい空間だ。 ワインセラーには、常時120種類ほどの国産ワインが並ぶ。ワイナリーの多い山梨の勝沼をはじめ、北は北海道から南は九州までラインナップ。中には、あまり出回っていない珍しいものもある。ターゲットである若い人たちに、出身地のワインから気軽に飲んでほしい、美味しいワイン(國酒)で日本の良さを知ってほしいとの想いから、日替わりで山梨特産の一升瓶ワインを中心にグラスで赤・白7種ずつ(125ml 452円~)を用意。きめ細かい泡で飲みやすい「甲州 酵母の泡」など。ボトルは2650円から、飲み残したボトルは持ち帰り可能。オリジナルの専用ワインバックが用意されており、気軽にボトルもオーダーできる心遣いだ。 国産ワインといえども、風土やつくり手のこだわりで香りや味に違いが出る。鈴木シェフの料理は、化学調味料を一切使わない。ワインと合わせることで味をより楽しめるように、素材を生かしシンプルながらひと手間かけたものばかり。キューブ型が目を引く看板メニュー「自家製フォカッチャ」(一皿に2つ付いて357円)は、店内で焼き上げ“VISTA”の刻印入り。大豆きなこを食べて育った「宮崎県産きなこ豚のロースト」(1365円)は、豚肉独特の臭みもなく、甘くとろけるような肉質が人気。ベビーリーフにわさび菜をミックスしたものを添える、鈴木シェフのひと手間がよりワインを美味しくする。 「日本のワインは、つくり手の技術向上により品質が高まり、昔に比べたらとても美味しいものが増えました。国産ワインの魅力や可能性を、食を通じて広めていくことは、地産地消の観点からも、日本を元気にできると思います」と声を揃える秋山氏と鈴木シェフ。ワインがライフスタイルにしっかりと定着してきている新富町界隈は、常連客を取り込みやすい環境。カジュアルな価格としっかりした料理、居心地の良い空間で“サードプレイス”を目指していく。

店舗データ

店名 国産ワインバル VISTA(ヴィスタ)
住所 東京都中央区築地2-1-14 トミービル1F

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アクセス 新富町駅より徒歩2分・築地駅より徒歩3分
電話 03-6278-8035
営業時間 17:00~00:00
定休日 日曜日・祝日
坪数客数 15坪・20席
客単価 2500円
運営会社 株式会社ハイエスト
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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