2002年8月に1号店の「Cafe&DINING SUN」を開業後、戸田市とさいたま市で多店舗展開を図るのがロット(埼玉県戸田市、代表取締役 CEO:田子英城氏)。「お好み・鉄板焼き じゅうじゅう」「鮮魚・浜焼 田子商店」「焼肉 バンザイミート!」「Sozai 食堂 10」「全力とんこつ 多万吉屋」など幅広い業態を手がける同社が、4月12日に開業したのが「活力炭焼酒場 炭吉三」。さらに夏までに2店舗出店を控え、店舗数は計18店舗に。2016年6月の30店舗達成を掲げ、ますます出店を加速させていく。 「活力炭焼酒場 炭吉三」は同社初の新座市出店となる。同社がこれまで出店してきた開業条件は、ローカル立地で、大手チェーン店はあるものの個人店の競合店が少なく、30~40代の人口増加率が高い街というもの。そうした中、新座市の物件の話がきて、特に人口増加率が高かったことから興味を持ち、今回の開業に至った。同社は店舗の設計・施工と不動産もグループ会社を設立することで自ら手がけ、出店コストを抑えながら、理想とする店づくりを行なっている。 「炭吉三」のメニュー表は“名物”と謳った、「ニラ水炊き」、「麦豚と野菜のしゃぶしゃぶ」(いずれも、1人前924円、注文は2人前から)の鍋料理2種から始まる。これは冬以外の季節もあえてトップに持ってくることで、鍋料理が売り物の店と客に印象づけ、冬場に向けて宴会を取りやすくするのが狙い。そして、“肉々しい”メニュー構成にしたという売り物メニューへつなげていく、巧みな売り方を採用する。 “肉々しい”メニューは、「炙りタン」(714円)、「極上馬刺し」(1039円)、「馬ユッケ」(819円)、「レバテキ」(588円)などの“肉刺し”。居酒屋定番の「鶏唐揚げ」は、“鬼おろしポン酢”“和風タルタル”“中華チリソース”(各504円)の3種のバリエーション。気軽な日常利用を促す“串焼き”は「シロ」「タン」「カシラ」「ハラミ」「レバー」「コリコリ」「バラねぎま」「もも」「ももねぎま」「ぼんじり」「ささみ」(各157円)、「つくね」(210円)、「月見つくね」(315円)など品数豊富に揃え、飽きのこない魅力を打ち出している。 同店は損益分岐点250万円で、目標月商は500万円。現在、年商は8億5000万円を上げ、ナショナルチェーン店を除く、埼玉ナンバーワンの飲食企業となるべく高い目標を掲げながら、地元に同店があってよかったと喜ばれる地域密着の繁盛店づくりに励んでいる。
店舗データ
店名 | 活力炭焼酒場 炭吉三 |
---|---|
住所 | 埼玉県新座市野火止5-2-13 水野ビルB1階 |
アクセス | JR新座駅から徒歩1分 |
電話 | 048-423-4114 |
営業時間 | 日〜木 17:00〜翌1:00(L.O.24:00) 金・土・祝前日 17:00〜翌3:00(L.O.翌2:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 40坪・72席 |
客単価 | 3100円 |
運営会社 | 株式会社 ロット R.O.T corporation |
関連リンク | ロット |