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日本酒を世界へ発信する旭酒造が醸す山口の銘酒「獺祭(だっさい)」。東京初の直営ストア&バー「獺祭Bar 23」が京橋駅直結、東京スクエアガーデンに5月7日オープン!

ふらっと気軽に獺祭を楽しめるカウンタ—席。桜井家にちなんだ“桜”の一枚板でゆったりとした空間
飲んで気に入ったものを買うことができる獺祭Store。贈答用のラッピング、配送も可能
獺祭の文字が入ったワイングラスで味わいを楽しむ。注文ごとに蒸し上げる「ダッサイ酒まんじゅう」(左)青柳名物珍味「唐墨」(右)は獺祭と最高のマリアージュを織りなす
柔らかい光が差し込むこの席。昼間から獺祭をゆったり楽しめる
店長の斉藤明日美氏。英語も堪能、蔵元だからできる獺祭セミナーを企画中

(取材=下前 ユミ)


5月7日、京橋駅に直結する商業施設「東京スクエアガーデン」地下1階の駅前広場に、山口県の蔵元「旭酒造」(山口県岩国市、代表取締役 桜井博志氏)が醸す「獺祭(だっさい)」を心ゆくまま楽しめる直営の獺祭専門バー「獺祭Bar 23」がオープンした。日本酒の新しい世界を切り開く旭酒造「獺祭」の東京出店は、同店が初となる。バーのプロデュースを手がけるのは、料亭「青柳」の小山裕久氏。運営は、同じく小山氏がプロデュースする同施設の1F「京橋 婆娑羅(ばさら)」がバーを、ストアを「旭酒造」が行なう。店名の“23”とは、米の磨き歩合としては日本最高峰と言われる、精米歩合23%の“獺祭 磨き二割三分”を由来とする。 店内は、カウンター8席に2人掛け4卓とスマートながら、ゆったりとした品のある落ち着いた雰囲気だ。同店では、繊細かつ創意あふれる日本料理の数々と獺祭のもつ醍醐味とのマリアージュが昼間から楽しめる。婆娑羅から提供される料理は、本物の食材を使った獺祭Bar 23だけの特別メニューだ。鰹出汁をベースに、獺祭を加えた風味豊かな「ダッサイ鯛茶漬け」(1800円)は、酒を飲んだ後にもさらりと食べたい。「ダッサイ酒まんじゅう」(800円)は、餡に丹波の大納言小豆、皮に磨き二割三分の酒粕を使い、蒸し上がった後に磨き二割三分を振りかけている。惜しみなく使われた、磨き二割三分を最初から最後まで味わい楽しんでもらう一品。 おすすめは、ちょっとずつ違いを楽しみながら獺祭の飲み比べができる「おためし三種」(2000円)。通常、グラス(90ml)で「磨きその先へ」(6250円)、「磨き二割三分」(1850円)、「磨き三割九分」(1000円)を、お試しサイズ(30ml)で楽しめるセットは嬉しいメニューだ。「これに、青柳名物珍味「唐墨(からすみ)」(2300円)を合わせ、本物の食材と獺祭の精米具合による繊細な違いと美味しさを感じてほしい」と店長の斉藤明日美氏。 同店では、蔵に行っても買うことのできない酒を味わうことが可能。アルコール度数12%と少し低めの「オッター フェスト サケ」(90ml 600円)は、発泡濁りでビールの代わりに。アルコール度数を下げると味が出にくく、酒造りは難しい。発泡性が高いため知識のあるものでなければ取り扱いが十分にできないこともあり、非売品となっている。飲み比べセットで少しずつ味わいの違いを楽しみ、気に入ったものをグラスで追加する。さらに、ストアで買うこともできるのが特徴だ。 去年発売された「磨きその先へ」は、二割三分よりもさらに上の味わいを目指して、4年間かけ8タンク目で誕生した。「実は、その先へが誕生するまでの間に、美味しいお酒で幸せにしたい想い一心で、二割三分へのハードルも上がりました」と振り返る斉藤氏。獺祭しかない同店には、やはり獺祭を目指して客は来店する。トレーニングを積み、獺祭を愛してやまないスタッフが集まっているので、ここへ来れば獺祭を学ぶことができる。「目で見て、香りを楽しんで味わう。そして、耳で聞いて、肌で感じるというように五感で獺祭を楽しめるのは直営店だからできること。美味しさを楽しみに気軽に来てください」と同氏。 旭酒造は、純米大吟醸酒へ特化した全国唯一の酒蔵。美しい香りと両立する味の複雑性・重層性と長い余韻を持つ「獺祭」は、酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求めて生まれた。「日本国内だけにとどまっていては、未来はない」と10年前から海外展開を進めていた桜井社長。現在はおよそ世界20ヵ国に輸出され、人気を博している。「品質にこだわりぬいて造ったお酒だからこそ、少しでも多くのお客様に知ってもらいたい。もっと身近に感じて欲しい」と直営のストア&バーを出店した。今後、獺祭を学べて、楽しんで、買える「獺祭のランドマーク」として、パリとニューヨークに海外進出が決まっている。酒蔵主体の店舗だからこそできることをしていきたい。旭酒造の醸す、獺祭。”その先”がますます楽しみだ。

店舗データ

店名 獺祭Bar 23 (ダッサイ バー23)
住所 東京都中央区京橋3-1 東京スクエアガーデンB1

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アクセス 銀座線京橋駅3番出口直結
電話 非公開
営業時間 ランチ 11:00~14:30
バー  16:00~24:00
土   12:00~24:00
定休日 日曜日
坪数客数 14.5坪・16席
客単価 4000円
運営会社 旭酒造株式會社
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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