「MERCER CAFE（マーサーカフェ）」が12月1日、六本木にNYスタイルのブランチが楽しめる、新たなコンセプトの店舗「MERCER BRUNCH（マーサーブランチ）」をオープン！2013年5月には鎌倉店も連動オープン予定

現在、恵比寿、青山、白金に6店舗を展開するMercer Office（東京都渋谷区、代表取締役：羅直也氏）は、一貫して“カジュアルリッチ”な空間とライフスタイルをコンセプトに、東京の飲食シーンに新しい風を送り込んできた。同社が2010年10月、恵比寿にオープンした「MERCER CAFE DANRO」などは、まさに、今定着しつつある“ハイクオリティカジュアル”の先駆的な店と言えるだろう。テラスと店内の空間を融合させ、店内中央にスタイリッシュなデザインの暖炉を大きく配するという斬新なインテリアデザインは、副社長兼クリエイティブディレクターを務める、森野成貴氏のプランによるものだ。今回、森野氏が提案するのは、ニューヨークスタイルのブランチが楽しめる、デイリーユースのカフェだ。まず、ロケーションが夜のイメージの強い六本木…、ということで、このエリアでブランチ？と一瞬疑問に思うのだが、その立地をみると思わず納得。六本木通りの裏手からリッツカールトンへと抜けるこの通り沿いは、飲食店の出店がまだほとんど見られない閑静な通り、しかも駅からは徒歩3分という好立地なのだ。「ここは、六本木であって六本木ではないロケーションだと思っています。近隣には高級マンションが立ち並び、海外からの駐在員なども多く住んでいるエリア。ニューヨークスタイルの都会のブランチを提供するには絶好の場所」と森野氏は語る。現在、東京では、オーストラリアやハワイ発パンケーキのブランチブーム真っ只中だ。「MERCER BRUNCH」は、そうしたブームに乗るわけではなく、純粋にNYスタイルのブランチメニューを、列に並ぶことなく、デイリーユースの店として楽しんでもらえればいい…と森野氏は強調する。「大ブレイクするための店ではなく、地元の人々に長く愛される店であればいい」と。同店が一番に打ち出すメニューは、フレンチトーストだ。生地は特別なレシピでフレンチトースト用に焼き上げられた特注品のブリオッシュで、濃厚なプリンを思わせるような味わいとふんわりした食感。このフレンチトースト2枚にプラス、NYの定番ブランチメニューであるサーロインステーキやサーモングリルなどのメインディッシュ、そして、目玉焼きかスクランブルエッグのサイドディッシュが添えられる。まさに、アメリカンながっつり系のブランチメニューなのだ。このセットを1600円というリーズナブルな価格で提供するのがMERCERのこだわりでもある。「お昼からシャンパンを飲みながら、ボリューム満点のブランチをゆっくり時間をかけて楽しんでもらうのがおすすめ」と森野氏。シャンパンも、Veuve-Clicquot、CATTIER（リッツカールトンのハウスシャンパンとして有名）は1000円で提供。このスタイルは、早速近隣に住む海外の駐在員たちにもウケて、日によっては7割を外国人客が占めることもあるそうだ。インテリアは、恵比寿「MERCER CAFE DANRO」と同様、店内の中央には大きな暖炉が配されているが、明るい陽射しがいっぱいに差し込む店内には、ゆったりとしたソファ席、ウッドデッキのテラス席などが設けられ、より「昼間のくつろぎ感」を意識したつくりとなっている。一方、夜の時間帯には、「MERCER CAFE」のスタイルに早変わり。暖炉の炎を囲んでワインやカクテルと共に、既存店と同様のディナーメニューが楽しめる。そして…、この店にはもうひとつサプライズな仕掛けがあり、カフェのエントランス右の隠し扉を開くと、そこはなんと、シークレットなクラブスペースになっているのだ。こちらの方は、近々に稼働予定とのこと。最後に、森野氏は今回のプロジェクトの続きを明かしてくれた。「六本木の『MERCER BRUNCH』は、2013年5月に鎌倉にオープン予定の店のいわば前哨戦の店舗なんです。鎌倉駅近くの小町通りの土地に、更地から六本木と同コンセプトの店をつくる予定で、そちらの準備も今、着々と進んでいます。まず鎌倉のプランありきで六本木の店をオープンさせて、昼の業態がどこまでいけるかを試案しています」とのこと。鎌倉でも、あえて海側は避けて、駅近くの街中を選んだことには、「都会的な雰囲気の中、さまざまな客層のお客様に通年、ブランチを楽しんでもらいたいから」という一貫したコンセプトがあるからだという。鎌倉での反響が今から楽しみである。

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