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新橋にニューフェースが登場。五島列島のご当地グルメが味わえる「東京立ち飲みバル」が10月22日にオープン

赤を基調としながらも落ち着きのある、おしゃれなスペインのバルスタイル
壁には支援プロジェクトの案内もあり、観光や物産、活動の情報発信の場を演出している
五島列島から直送された、天然真鯛のカルパッチョ。堤酒造のむらさきいもとの相性は抜群
支援プロジェクトを主催し、店を運営する小島由光氏

(取材=西山 登美子)


オジサンの憩いの場であり、立ち飲みの激戦区、新橋にオープンした「東京立ち飲みバル」。最近、新橋には古典的な大衆酒場だけではなく、ワインバルをはじめ、おしゃれ系バルが増え、様変わりしている。そんな中登場した「東京立ち飲みバル」は、スペインバルをイメージし、落ち着いた色の赤を基調とした、ヨーロッパテイストのバルらしいおしゃれな雰囲気を見せている。 スペイン産のブランド豚、イベリコの生ハム、ワイン、スペイン直輸入のシェリーとスペインバルらしいラインナップである。しかし、メニューの中央を彩るのは五島列島直送の鮮魚のカルパッチョや焼酎など、ご当地グルメが味わえる意外性のあるアイテムだ。実は、店の真のコンセプトは、長崎県・五島列島支援プロジェクトと、熊本県の焼酎蔵元である堤酒造がコラボレーションした注目のご当地業態であり、アンテナショップでもあるのだ。店の運営を預かる小島由光氏は、自身の先祖の地、五島列島を訪れた際、住民の高齢化や経済問題などの現状を知り、現在この地が抱える問題に直面した。そんな経緯があり、海に囲まれ、優良な海の資源に恵まれた五島列島で水揚げされる質の高い魚介を直接、東京マーケットに送り、紹介する地域振興活動を目的とした、支援プロジェクトを立ち上げたという。このプロジェクトには焼酎を主に扱う堤酒造も賛同。五島列島の発信源として、焼酎発展のため、人気のバルスタイルとして「東京立ち飲みバル」をオープンさせたのだ。 五島列島から直送される旬の鮮魚はカルパッチョやムニエルで味わえる。イベリコ豚は、生ハム(800円)、ソーセージ(700円)のほか、コロッケ(600円)、メンチカツ(700円)まである。他に、フィッシュ&チップス(700円)などもラインナップ。堤酒造のある熊本県からは焼酎と相性が良い、辛子レンコンチップス(400円)、熊本の珍味 とうべい(400円)もオンメニューされている。 ドリンクは、酒類鑑評会、優等賞3冠受賞蔵の堤酒造の本格焼酎が味わえる。むらさきいも(芋)、譚長期熟成酒(米)、吟球磨堤(米)、焙煎麦(麦)、無限大(450円~550円)、他にも、同店のみのシェリー樽で長期熟成する秘蔵酒(750円)。珍しい国産のコーヒーリキュール(500円)などを揃える。バロンブランドのシェリーは6種類(750円)。ワインはグラス500円均一、ボトル2500円均一とリーズナブル。 小島氏のプライベートな視点から始まった支援プロジェクトは、既に3年半が経過し、多くの支援者に支えられている。今後はさらに、多くのサラリーマンや若い人に知って欲しいと願いは大きく、人気業態としてのバルに寄せる期待も高い。また、五島列島の鮮魚を直送する中小向けのパッケージモデルとして、対飲食店の窓口の役割も担っている。10年のレストラン勤務を経て、飲食コンサルティング歴12年の飲食のプロである小島氏への信頼感は高いようだ。今後は観光ツアー企画など、実際に五島列島に足を向けることでの地域活性化計画など、さらなる、ブランディング推進のための情報発信も合わせて積極的に行なっていくという。

店舗データ

店名 東京立ち飲みバル
住所 東京都港区新橋2-8-17 新橋 KIビル1F

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アクセス JR新橋駅西口より徒歩3分 、地下鉄内幸町駅より徒歩2分
電話 03-6206-1995
営業時間 16:00~23:30
定休日
坪数客数 10坪・25名(椅子10脚)
客単価 2000円
運営会社 株式会社シェアー
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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