おじさんワールドであった立ち飲みも、スタンディングスタイルのワインバル人気から、女子率を一気にアップさせ、ワイン片手に立ち飲みスタイルを楽しむ女子も見慣れたシーンとなっている。「立飲み Shin-Washoku 到」そんなおしゃれ飲みを楽しむ女子をターゲットにした立ち飲みである。料理は女子好みの食材を多く使い、和食とイタリアン、フレンチをコラボレーションさせた、オリジナルの創作料理。ドリンクは、人気のワインをはじめ、“ライスワイン”と呼ぶ日本酒に、自家製果実酒をベースにした見た目も可愛いおしゃれなオリジナルカクテルで、女子心をがっちりと掴むメニュー。スタッフは会話好きなイケメン店長&副店長をメインに女子スタッフもいるため、会話も弾み、楽しい雰囲気で立ち飲み初心者でも気軽に馴染める。とはいえ「Shin-Washoku 到」、池袋の駅からは5分の距離があり、立ち飲みでなくても、目的来店ポジションの難しい場所である。しかし、オーナーシェフの中島到氏は、実はすでに、池袋で同様に駅から5分近く歩く場所で、1号店となる人気の「新和食 到」を2年前にオープンし、大々的な宣伝をせずに、口コミで多くの女子を集める、予約必須の店としての実績を創っている。オーガニック野菜を豊富に使った中島氏渾身のオリジナリティ溢れる創作和食と、その料理に合わせて楽しむ酒やオリジナルのノンアルコールカクテルを揃え、ワザワザ足を運ぶ女子でいつも、賑わっている。中島氏は恵まれたとは言いがたい立地に1号店出店を決めたとき“ワザワザ足を運んで欲しい、ワザワザ行く価値のある店”として池袋らしくない店づくりを目指したという。それは中島氏が培ってきた経験をベースに氏の価値観を反映させた、個性的でオリジナリティに溢れた、池袋にはない・池袋らしくない店となった。長野県の本格割烹料理店で和食を7年修行したのち、30歳での独立を目指して上京。イタリアン、創作イタリアンを修行してきた、中島氏の実力があっての店といえるだろう。「Shin-Washoku 到」は、そんな1号店の創作和食スタイルを、気軽に楽しんで欲しくオープンしたという。「カジュアルでおしゃれでカッコいい、それでいて、いつでも立ち寄れるような店が作りたかったのです」と中島氏は話す。料理の8割は本店と同じメニューとなるが、ポーションを少なくすることで、1品をリーズナブルに提供している。女子人気の高い生麩を使った、「生麩と旬菜の塩辛バターオーブン焼き」(600円)、「魚介の生海苔オイルオーブン煮込み」(780円)の、ぐつぐつオーブン料理。「オーガニック生野菜(15種類)の盛り合わせ」(900円)は梅味噌・バーニャカウダ・生姜だれ、とソースもいろいろで女子心を喜ばせる。「カマンベールの串焼き」(300円)に「胡麻豆腐のから揚げ」(500円)など、和洋の食材の新しい魅力を引き出す料理も並ぶ。また、「低温調理の柔らかチキンソテー」(700円)といったように、ガッツリとした肉料理から、〆のパスタやご飯料理も揃えている。ドリンクは、ワインとライスワインを手軽、かつリーズナブルに飲んで欲しく、グラス(400~800円)と500mlのデキャンタ(1500~2900円)で提供。ボトルワインは1900~7000円。色合いも綺麗で美味しそうな、低アルコールのフルーツ系カクテルも充実している。また、「自家製フルーツレモネード」(660円)や、梅酒、ライスワインを使った和風の自家製サングリアも楽しめる。酒が苦手、飲めない女子も楽しんで欲しいからとフルーツ系カクテルなどは、可能な限り低アルコールで提供している。さらに、驚くのが、3つ星レストラン「エルブジ」料理長フェラン・アドリアとソムリエチームが共同開発したプレミアムビール、イネディット(ボトル1990円)が飲めること。「いつも、食材から料理を組み立て、サプライズのあるオリジナルメニューを考える時が一番楽しい」という中島氏。立地やトレンドに惑わされず、自分らしさを特徴とする個性的な店づくりをする氏の、次の出店に期待がかかる。
店舗データ
店名 | 立ち飲み Shin-Washoku 到 (東池袋店) |
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住所 | 東京都豊島区東池袋1-31-2 ルピナス池袋1階 |
アクセス | JR池袋駅東口より徒歩5分 |
電話 | 03-5950-7511 |
営業時間 | 17:00~23:30 |
定休日 | 日曜日 |
坪数客数 | 9坪・30名 |
客単価 | 3000円 |
関連リンク | Shin-Washoku 到(Facebook) |