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渋谷・道玄坂に国産ワイン専門の「道玄坂バル 克ッ」が1月11日に誕生! 生産者の想いを伝えるワインと500円タパスで、お財布とお腹に満足を提供するメニューを用意!

手前がハイテーブルとカウンター、ワイン棚の奥がテーブル席
大山鶏半身を焼いたボリュームたっぷりの「もも焼き」(980円)
高橋氏おススメの4本。国産ワインを知らず、同店で初めて飲んで好きになる客も多い
代表の高橋賢氏。“けんちゃん”の愛称で親しまれている

(取材=虻川 実花)


渋谷・道玄坂のマークシティ裏手にオープンした「道玄坂バル 克ッ」(運営:151-A-RC、代表:高橋賢氏)は、国産ワインと鳥料理、500円タパスを主軸に据えたバルだ。「元々渋谷には人が多くいるので、とんがったことをやっても勝算はある」と、今回の開業に意気込むのは、代表の高橋氏。近年急成長するバル業態の中で、“飲み疲れしにくい”と言われる国産ワインに特化した差別化業態で、飲食店激戦区の渋谷に参戦した。 高橋氏が経営するのは、焼き鳥業態の「克ッ」3店舗と今回のバルの計4店舗。「元々飲食をやりたくて、まずは資金をどうにかしようと、24歳で友人とともに通信関連の工事会社を立ち上げました。資金も貯まり独立したのが28歳。吉祥寺のお店です」(高橋氏)。昼は自営の仕事、夜は焼き鳥店でアルバイトと、資金調達と飲食店での修行に時間を費やした。しかし、若さという勢いも借りて出店した吉祥寺の「克ッ」は、出だし好調と言えなかったという。「お客様が何を求めているのかリサーチをしないまま、出店してしまいました。そこから、お客様が求めていることは何なのかを、きちっと見るように改善しました」と高橋氏。そこから客のニーズを見極める判断力をつけ、常連客を獲得。長く愛される店を生み、さらに店舗展開で勢いのある企業に成長した。 「道玄坂バル 克ッ」の売りは、これまでの鳥業態の流れを汲んだ鳥料理。看板は原価率50%超の鳥半身を焼いた「モモ焼き」(980円)。モモ肉にピクルス、ポテト、サラダをつけた、食べ応えのあるメニューだ。朝締めの大山鶏を使用した新鮮さも特徴の一つ。その他、500円で用意するイタリアンタパスは「田舎風パテ」や「白レバーオイル漬け」など、ワインのアテとなるものを揃えている。なかでも2種類ある「ピザ」は、生地から手作りした一品。これも500円のワンコインとコストパフォーマンスを重視したメニューを展開する。同社では今年から千葉県に有機栽培の畑を保有。自家製を一つの売りにし、安心で安全な野菜の提供をしていく予定だ。 ワインはすべて国産のものを用意。開業前、高橋氏は山梨や長野の20近くのワイナリーに出向き、取引をお願いしたという。「直接お会いすることで、生産者さんの想いを聞き、僕たちが代わりにお客様に伝えることができます。生産者さんが消費者に会う機会は少ないので、その間の橋渡しになれば」と今回揃えたワインへの想いを語る。店内に並べられたボトルには、小売価格を表記。表示価格に999円をプラスした価格で提供する。ボトルは1260円からと手頃なのも特徴。セラーに保管した保存状態の異なるランクの高いワインも用意し、こちらは小売価格+1999円で提供している。グラスは赤・白7種を日替わりで用意。一日にボトル22~23本は出るというほど、消費率も高い。 高橋氏は店舗展開について“マンパワー”重視と述べる。「スタッフには自分を売らせています。それができなければ独立も難しいですし。スタッフが楽しいとお客様も楽しくなって、お店が盛り上がります」(高橋氏)。現在いるスタッフの95%は元々客として通っていたという。それほど“スタッフが楽しそうに働いている”というイメージを客に伝えられている証拠だ。「今後、店舗を広げていくべきかどうかは悩んでいる」と現在の心境を語る高橋氏。展開するほど弱まってしまう“マンパワー”を懸念しての悩みもあるという。一方で、同業態が当たるようなら場所を変えて出店したいとも考えている。

店舗データ

店名 道玄坂バル 克ッ
住所 東京都渋谷区道玄坂1-15-3-109

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アクセス JR渋谷駅より徒歩5分、井の頭線渋谷駅より徒歩1分
電話 03-6809-0779
営業時間 18:00〜翌2:00
定休日 無休
坪数客数 15坪・28席
客単価 3600円
運営会社 151-A-RC株式会社
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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