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池袋の人気「ワイン食堂GOCCHI’S(ゴッチス)」から独立!グローバルダイニングOB組、男3人による「KITCHEN V(キッチンブイ)」が西早稲田に11月11日オープン!

ラーメン屋ばかりが目につく早稲田通り沿いで、ひと際目を引く存在。通りすがりの人は思わず注目してしまう
弧を描くようカーブにこだわったという長いカウンター。地域の人が集う場となり、客同士が仲良くなれるようにと配慮された
男3人が営む店にふさわしい豪快な料理。お腹いっぱい食べて欲しい、という店側の気持ちが表れている
店内壁面に描かれた絵をバックに、左からオーナー浅岡さん、中央がシェフの西山さん、右が柿内さん

(取材=小野 茜)


昨年、南池袋エリアにオープンし、人気を博している「ワイン食堂 GOCCHI’S」。オーナーの青山さんとタッグを組み、立ち上げから携わっていた浅岡 憲さんが独立して、自身の1号店を西早稲田に11月11日オープンした。グローバルダイニング出身で在籍時には“神の子”とも呼ばれた浅岡さん。六本木「ラ・ボエム」や沖縄「フードコロシアム」、渋谷「ラ・ボエム・クアリタ」での店長やゼストコンセプトリーダーなどを歴任し、数々の伝説的な実績をつくってきたようだ。しかし意外にもグローバル時代には独立など考えていなかったというが、「ゴッチス」で働くうちにその願望が芽生え、今回の「KITCHEN V」の独立に至った。そんな浅岡さんが選んだのは、西早稲田。「新宿区か豊島区で店をやりたかった」と話し、学生の街という印象も強いが、住宅街には古くからその地を愛し居住する住民も多く「地域に根ざした永く愛される店」という理想を実現するには好都合だと判断したようだ。「日常的に利用できる気軽さとライブ感があり、お腹いっぱい食べられる店」を目指そうと、同じくグローバル出身の柿内 勇樹さん、シェフの西山 慎一郎さんと3人でタッグを組んだ。 早稲田通りに面した1階で、間口は狭いが奥行のある店舗だ。入口から弧を描くような緩やかにカーブしたカウンター席は、キッチンとの隔たりがなく広々としていて、横一列に並んでも互いの顔が見えるよう配慮された造りになっている。「この店で出会った地域の人同士が、この店を通して仲良くなってもらえれば」と、浅岡さんの願いを見事にデザインに反映させたのは、「ゴッチス」も手がけたデザイナーの若林 数正さんだ。カウンターの背面、壁いっぱいに描かれた“オアシス”をテーマにした絵は、同店のシンボル的存在感を放つものだ。太陽が燦々と降り注ぐ真昼のサバンナが、入口から奥へ向かうにつれ、夕暮れで真っ赤に染まる幻想的な風景へと移ろう、時間軸を表現した1枚だという。絵の中には動物や植物たちに紛れてUFOなども飛んでいる、ちょっとした遊び心が隠されたものらしい。今後も少しずつ書き足していくようで、来るたびに何かが変わっているかもしれないと予告してくれた。 料理や飲み物に関しては、「酒に合う飯、飯に合う酒」が同店のモットー。築地で仕入れる食材に、グローバル卒業生の店舗では“お馴染み”となった花里農園の野菜を使い、味をしっかり決めたジャンルを問わない豪快な料理で勝負する。例えば、殻つきのまま出てくる「芝えびのアヒージョ」(580円)や、バケット1本を半割にした「ガーリックトースト」(300円)。シェフお得意の「自家製ソーセージ」(580円)、「ひな鳥のロースト」(フル1280円、ハーフ780円)、「アクアパッツァ」(1080円)もボリューミーな主力メニューだ。このほか、黒板などに書かれた日替わりのものも多く、飽きさせない工夫を随所に織り交ぜている。 アルコールは、ビール・カクテルはもちろん、グラスのカヴァ・ワインはともに480円~、ボトルは2000~3000円を中心に産地問わず10種ほど用意している。 まずは、同店で基盤をしっかりつくることが第一だが、大きな夢や展望も持っている。「僕はテラスのある店舗を持ちたいです」という浅岡さんだが、他にもデパ地下でソーセージの物販店を出したり、ハワイやロサンゼルスへの海外出店計画も抱いているようだ。 “VICTORY”という意味を込めてつけられた「KITCHEN V」、果たして浅岡さんが描く“勝利”を手に出来るのか、今後の展開に期待を寄せたい。

店舗データ

店名 KITCHEN V(キッチンブイ)
住所 東京都新宿区西早稲田3-15-1 OK Bld. 1階

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アクセス 地下鉄 西早稲田駅より徒歩4分
電話 03-6233-8177
営業時間 平日:18:00~24:00、土日祝:11:30~14:00/17:00~24:00
定休日 不定休(12月は月曜)
坪数客数 11坪・25席
客単価 3000円
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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