渋谷円山町のクラブ「WOMB」、看板のない隠れ家イタリアン「ikra(イクラ)」、「恵比寿駅前食堂」など恵比寿西口を中心に飲食店を4店舗運営するフォーム(渋谷区恵比寿、代表取締役・高橋三郎氏)は、「UNiCO(ウニコ)」を1月17日リニューアルオープンした。
「UNiCO」は2007年3月オープン。今回のリニューアルは、店内中央に大きな炭焼きカウンターを設置。これにより席数は減ったが、炭火焼の「天然ホタテの青のりバター焼」「丸々一本アスパラ豚巻き」など、新しいメニューを増やした。空間デザインは、「銀座資生堂ビル」のデザインや「ラゾーナ川崎プラザ」のマスターヴィジョンなどを手掛けた空間プロデューサーの谷口江里也氏。ヨーロッパのロマンティックな佇まいを持った古い都市にある、若者たちの新たな溜まり場をイメージしたという。
そうしたヨーロッパ風の空間ながら、料理にはお好み焼きや伊勢うどん、冷汁などの和のメニューも登場。これは和食出身の田窪寿芳料理長のもとでスタッフ全員が考えたメニューだという。日替わりも含めて50種以上あり、店名を連想させる看板メニュー「ウニ玉子」(500円)をはじめ、「タコ焼?タコがんも」(700円)「本日のパテ」(300円)のほか、ガレットかバケットを200円で選べる。ドリンクはカルフォルニアワインを中心に、グラス700円から取り揃えた。
オープンエアーのエントランスは女性一人でも気軽に入って食事を楽しめる雰囲気。店内奥にはDJブースもあり、イベントなどにも対応できる。「UNiCO」の店名の由来は“唯一の”“ユニークな”という意味のスペイン語だが、店名のサブタイトルは“Ebisu Quarter”。これは、恵比寿駅周辺を駒沢通りと山手線で区切るとちょうど4等分に分かれ、そのうちの一つのエリアに3店舗を集中出店する同社のポリシーを表現したもの。
1月21日には姉妹店「恵比寿駅前食堂」の3階に、エリア4店舗目となる「エビス駅前BAR」を新たにオープンした。運営は音楽レーベルのエーライツ(渋谷区恵比寿、代表取締役 中川徳章氏)。コンセプトは「ロック&フォーク」で、オーバーフォーティから団塊世代の音楽好きな男性がターゲット。店内には60~70年代の音楽が流れ、水曜と土曜はアコースティックライブを毎週開催する。店内はダーツや将棋といった遊び道具も用意されているが、アコースティックギターも置いてあり、客がその場で演奏することも大歓迎という。またターンテーブルやミキサーなど、DJセットの貸し出しもしており、貸切ライブやパーティ・イベントも受け付ける。
フードメニューは15種類前後で、ナッツやチーズなどの軽いつまみが中心だが、「牛すじ煮込み」(650円)は手作りの自信作。そのほか「恵比寿駅前食堂」から、サービス料10%加算で出前がとれるというシステムとした。ドリンクは、焼酎に力をいれており、高級芋焼酎「おかがいも」や希少銘柄の「三岳」が同店の一押し。またわさび焼酎「つんと」、「ジャスミン焼酎」なども揃えた。
店舗データ
店名 | UNiCO |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿南1-7-8 ニューライフ恵比寿1F |
電話 | 03−3715−2207 |
営業時間 | 月~木18:00~26:00(L.O.) 金・土・祝前日18:00~28:00(L.O.) |
定休日 | 日曜(祝日前の日曜は営業) |
運営会社 | 株式会社フォーム |