9月14日、ヴァリュー23(東京都中央区、代表:佐藤 尚久氏)が運営するシュラスコレストラン=シュラスカリア「バッカーナ銀座」が銀座8丁目にオープンする。「バッカーナ」ブランドは1991年に、エムズコーポレイションが、日本へはじめてシュラスコ文化を持ってきたとして、大いに注目を集める大繁盛店を作り上げた。渋谷・銀座・大阪・金沢での成功から上海・アメリカへの海外進出も果たし、日本はじめ各地にシュラスコブームを巻き起こした。その看板を引き継ぐ形で、当時から経営に携わっていた佐藤尚久氏が、「バッカーナ銀座」の復活に挑む。シュラスコとはブラジル生まれのバーベキューのことで、現在ではレストランで食べるのが一般的になっているというが、元々は屋台料理としてブラジルに登場したものだという。約1mにも及ぶ銀串に肉塊を豪快に串刺しにし、シュラスコマシンでジューシーに焼き上げられたものを、シュラスケイロと呼ばれるスタッフが、そのまま客の目の前で、ナイフで切り分けてサーブしてくれるというエンターテイメント性の高い演出が特徴的なレストランだ。同店では店内にシュラスコマシンを設置して、客席からも焼き上げる様子が見えるようになっており、訪れる人の食欲をそそる、しずる感たっぷりの仕掛けとなっている。 肉は牛・豚・鶏・ラムなど様々な部位を15種類ほど用意。牛は、ブラジルのシュラスカリアで一番人気のピッカーニャ(イチボ)にはじまり、こぶ肉のクッピンやフィレ、骨付きリブやランプ肉のアルカトラなど。豚はバラ肉、肩ロース肉、ソーセージのような腸詰めのリングイッサ。鶏なら手羽先や鶏モモ骨付ローストチキン、ハツ、ササミベーコン巻きという肉料理に加えて、焼きチーズと焼きパイナップルもある。これらの肉類はモーリョと呼ばれる特製ビネガーソースやステーキソースで焼き立てをダイナミックに食すのがシュラスコの醍醐味である。肉料理以外には、ブラジル料理・サラダが20~30種並ぶバーがあり、こちらもボディージオ(食べ放題)スタイル。パルミット(ヤシの芽)を使ったサラダやベテハーバ(ビーツ)サラダは、肉の合間に食べたいヘルシーなメニューだ。 これらに合わせる飲み物だが、ビールはもちろん、30種ほどの赤・白ワイン、スパークリングのほか、ブラジルの国民的なさとうきびの蒸留酒“ピンガ”をベースにライムを加えた「カイピリーニャ」(1000円)や、ココナッツミルクを加えた「バッチーダ ジ ココ」(1000円)、パッションフルーツを加えた「バッチーダ ジ マラクジャ」(1000円)といったブラジリアンカクテルも充実している。また、ランチ時や、お酒が飲めないという客のためのアマゾンフルーツを使ったソフトドリンクも「アサイー」「カカオ」「クプアスー」「マラクジャ」(各800円)や「アンタルチカ ガラナ」(500円)など珍しいものを多く取りそろえている。 白を基調とした店内は銀座にふさわしく、大人向きな空間であるが、しっとりと食事をするというよりは、シュラスコを豪快に食すことで、「レストラン本来の意味である“元気になる”“回復・復元させる”という言葉の語源どおり、ブラジルの陽気で快活な雰囲気が、お客様を笑顔にできる場所になれば、と考えています」と、佐藤氏。 この銀座店を1号店として、今後もバッカーナブランドを店舗展開していく予定だという。 今回のグランドオープンに先駆けては、前日の13日にプレス向けレセプションを開催し、認知拡大に努めるほか、再びのシュラスコブーム火付け役となるような、センセーショナルな幕開けを考えているという。このところ沈滞する銀座マーケットへの起爆剤となるか、バッカーナの復活劇、佐藤氏の挑戦にこれからも注目していきたい。 (レセプションに関する問い合わせ先:info@food-stadium.com、 担当:小野)
店舗データ
店名 | シュラスカリア バッカーナ銀座 |
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住所 | 東京都中央区銀座8-8-1 出雲ビルB1F |
電話 | 03-6228-5627 |
営業時間 | 月~金 11:30~15:00、月~土 17:30~23:00 土日祝 12:00~16:00、日・祝 17:30~22:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 60坪・80席 |
客単価 | 5500~6000円 |
運営会社 | ヴァリュー株式会社 |