1996年秋にオープンし“ワインで和食”をコンセプトに一大和食ブームを起こした「銀座 橙」が2年前の2006年3月、ビルの改築と共に惜しまれて撤退したが、ようやくビルの改築が終わり、再び同じ場所で5月8日、営業を再開することになった。新コンセプトは、“オーベルジュでゆったりと過ごす休日”。そんな非日常のシーンを数寄屋橋で演出するという。 店内は、メインダイニング「Kitchen Massa.C」、デザートカウンター「S.Yuzawa」、バー「Only Over 30 Barすきや屋橋」とそれぞれ名前が付いた3つのゾーンに分かれる。 オープンカウンターが魅力のメインダイニングでは、小笠原伯爵邸出身のシェフ、千津井雅巳氏が一つ一つ素材を厳選し、ヨーロッパの魅力がたっぷり詰った手作りの料理を提供し、誕生日や大切な記念日、ウェディングにも対応する。 メニューは、前菜が「真鯛と花ワサビのカルパッチョ 青胡椒ソース」(1,200円)、「真アジとみょうがのカルパッチョ カラスミとレモン」(1,300円)、卵料理はスクランブルエッグが自慢で、「手長海老とたらの芽」(1,500円)、「生ハムと男爵芋」(1,300円)、「甘海老と大葉」(1,300円)、「ミョウガとタラコ」(1,400円)など4種ほど揃える。 メインの魚料理は「メゴチと旬菜のフリット 木の芽とエストラゴン」(1,500円)、「天使の海老蒸し 海老香辛酢」(2,000円)、肉料理は「イベリコ豚“秘密”の炭火焼き グリーンマスタードソース」(2,500円)、「アオリイカとアーティチョークの煮込み」(1,700円)、「子羊とパプリカの煮込み モロッコ風」(1,500円)などがおすすめという。 ドリンクは、グラスが赤・白それぞれ、チリ産800円、スペイン産850円、ブルゴーニュ産900円の3種ずつ、ボトルは3,900円からで、コストパフォーマンスの高いワインばかりを揃えた。 デザートカウンターではフランスより帰国した専任パティシェ、湯澤昇平氏が「温かいショコラのテリーヌホワイトチョコのアイス添え エスプレッソのジュレ」(1,300円)、「お好きなケーキ1種(10種の中から)」(900円)など、目にも嬉しいスィーツを客の目の前で華麗にサーヴする。これらのメニューは店内ではドリンクが付くが、テイクアウトも可能。 バー「Only Over 30 Bar すきや橋」は男性客は30歳以上と限定、メインターゲットは30~40代の“わがままな大人達”で、メインダイニングで食事を楽しんだ後の2軒目や、隠れ家風のバーとして使ってほしいという。 数寄屋橋のこの店だけですべてが叶う、そんな空間を目指すとあって、料理、内装、使い勝手の三拍子揃った新生「橙」に期待が集まりそうだ。
店舗データ
店名 | 銀座 橙 |
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住所 | 東京都中央区銀座5-1-7 数寄屋橋ビル B1F |
電話 | 03-3571-2555 |
営業時間 | 月~金 ランチ&デザート11:30~16:00 ディナー 18:00~23:30(L.O.22:45) 土 ランチ&デザート11:30~16:00 ディナー 18:00~23:00(L.O.22:00) 日祝 ランチ&デザート11:30~16:00 ディナー 18:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | なし |
坪数客数 | 60席 |