産直有機野菜とがぶ飲みワインが堪能できる、女性に嬉しい居酒屋「HONA icoca」が6月10日、銀座2丁目にオープン！

銀座2丁目の西五番街通りをガス灯通りに抜ける路地にオープンした「HONA icoca（ホナイコカ）」。人気店のスペインバル「バニュルス」とフレンチレストラン「銀座 オザミ・デ・ヴァン本店」に挟まれた場所とあって、路地で路面店という立地を活かしたオシャレで開放感あふれる飲食店が軒を連ねることとなった。同店は、居酒屋と銘打ちながら、有機野菜を使用したメニューとおばんざいに力を入れ、都会で働くキャリア女性がほっとできる空間を提供する。 店を運営するのは、銀座エリアで有機野菜を軸とした飲食店を手がけるヒューマンリレーションズ（東京都中央区、代表取締役：大谷大介氏）。代表の大谷氏は、神戸のレストランでコックとして働いた後、23歳で上京。日比谷バーに入社して、エリアマネージャーまで務め、飲食のノウハウやマネジメントを学んだ。その後、独立の意思を固めて日比谷バーを退職し、不動産会社で戸建物件の営業とアルバイトを掛け持ちしながら開業資金を蓄え、同時に経理の勉強をしつつ奔走したという。そして2007年、目標であった30歳で1号店となる「Gott’s」を銀座にオープンさせた。同社は、今回の出店を含め“心と体にやさしい”をテーマに掲げ、7つの店舗を展開しており、今回は女性をメインターゲットに、おひとりさまや女性グループが気軽に立ち寄れる野菜の美味しい居酒屋を目指す。 「基本的には有機野菜とワインを看板にした居酒屋だが、お酒があまり飲めないというお客様にも楽しんでほしい」と少量多品目のメニューを前菜・主菜・デザートに至るまで取り揃え、幅広いニーズに対応する。 キメ細やかな泡立ちが特徴のイタリア直送「樽出しスパークリング」（780円）に、オーガニックをメインに世界中のワインを赤白60種ラインナップし（グラス500円～、ボトル2500円～）、サーバー自体を凍らせることで－2度の氷点下でビールをサーブする「ハイネケン エクストラコールド」（650円）などをお手ごろ価格で取り揃えている。 料理はワインやビールに合わせて、全国の農家から届く安心・安全な有機野菜をスパニッシュ、イタリアン、フレンチといった洋風ベースのメニューに加え、「肉じゃが」や「だし巻玉子」といったおばんざいもラインナップする。一番人気のメニューは、系列店でも人気の「産直有機野菜の“蒸し野菜”バーニャカウダ」（1100円）。野菜の美味しさはもちろんのこと、オイルたっぷりのソースではなく、クリーミーで濃厚なソースがファンを魅了してやまない。同店では当初、バーニャカウダを置かない予定であったが、系列店常連客からのリクエストが非常に多かったためメニューに加わったという。今後は、和出汁と味噌を加えた「産直有機野菜の”蒸し野菜”和風チーズフォンデュ」（1000円）を筆頭に、発酵食品に着目しながら美容と健康に配慮したメニューを構築するため、見直しを図る予定。 銀座2丁目周辺はアクセスも良く、オフィス街で働くOLが帰りに立ち寄る飲食需要が高いエリアとなっている。それだけに、提供する料理の質や接客サービスはもちろんのこと、店内の雰囲気も重要となる。アジアン居酒屋の居抜き店舗を利用した店内は、ウッディ＆ナチュラルをコンセプトにした温かで優しい空間となっており、雰囲気をカフェのようなイメージに一新させた。「不況の折、居抜き物件であれば看板を付け替えるだけで商売は成立するが、儲けることだけが目的ではなく、お客様には少しでもゆっくりと寛いで欲しいし、以前のままでは面白みに欠けるため、銀座で営業する場合の最低限での内装施工を行った」と大谷氏は話す。ナチュラルな内装の明るい店内には、ブラインドで仕切ることのできる半個室もあり、合コンや女子会など多様な来店に応える心遣いが感じられ、以前の店舗のイメージ払拭の背景には、同社のホスピタリティが垣間見える。 「2軒目としての利用が多い立地であるが、当社初の路面店という強みを存分に発揮できるよう、たくさんの人に認知していただき、利用してほしい。地域密着の1番店を目指します」と大谷氏は言う。「有機野菜という共通コンセプトはあっても、それぞれの店の経営は店長に任されているのがほとんどであるため、ホールディングスカンパニーを目指している」とも語ってくれた。 年内にもう1店舗の開業を視野に入れながら、シンガポール、タイ、ベトナム、台湾など、親日英語圏のアジアの国での展開を模索している。

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