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昨年11月東上野にオープンしたカジュアルワインの「東京ワイン居酒屋ぼんず」に注目!一流ホテル仕込みの接客マインドを感じて!

オープンカウンターでは、カジュアルなワインスタイルが楽しめる
店の奥は落ち着いたテーブル席で、ゆっくりと食事をしながらワインを飲むこともできる
元ホテルマンのサービスマインドで店を仕切るのは、穏やかな人柄の店長、古宮氏

(取材=西山 登美子)


昭和通り沿い、上野から新御徒町方面に向かう東上野エリア。古くから美味しい店が多く集まる、韓国料理店街があることでも知られている。そんな通り沿いで、木の扉に開放感のあるガラス張りのウィンドーが目を引く「東京ワイン居酒屋ぼんず」。同店はワインをメインにしながらも、気取りのない居酒屋業態という新しいスタンスのワイン業態でもある。ドリンクには焼酎、日本酒、酎ハイ、カクテルなどもラインナップし、その時々の客の嗜好に応えている。料理の軸は当然、ワインに合わせているが、ドリンクを意識した和風居酒屋惣菜もそろえ、型にはまらない柔軟で、気軽なワイン業態となっている。
店を運営する古宮隆之氏はホテルオークラのコーヒーショップにおいて、フロアサービスを担当。その後、同僚と飲食店開業を決めて独立。準備期間に1年半をかけ1号店となる焼鳥業態「地鶏城 梵厨」を新御徒町に開店した。「お客様の希望に出来るかぎり応えていきたい」をポリシーに接客を心がけ、1号店から6年目、2号店となる「東京ワイン居酒屋ぼんず」を昨年の11月17日に出店した。東上野周辺は中小企業が多く集まるオフィス街で、就労者も多く、日々の飲食需要が高い。それだけに、接客サービスは重要となる。
「東京ワイン居酒屋ぼんず」では「一度来店いただいたお客様の名前、そのとき食べた料理やドリンクをスタッフ全員でメモし、情報を共有して次回の来店に備えるといったように、ホテルで会得したサービスマインドを徹底しています」と古宮氏は語る。このマインドこそが店の一番の売りともいえる。「基本的にはワインを看板にした店ですが、ワインを飲まないお客様にも楽しんで欲しい」と幅広いニーズを受け止めているのだ。
ワインはグラスでなんと380円。赤白、それぞれ3種類ある。ボトルは1880円、2880円、3880円と3段階の価格で用意。スパークリングワインを含め、赤白のフルボトルは約40数種類以上を揃え、お手ごろ価格でいて、バリエーションあるラインナップとなっている。
料理はワインに合わせて、スパニッシュ、イタリアン、フレンチといった洋風ベースで、シーフードを軸にした自慢の一品がラインナップされる。新鮮さが自慢の「鮮魚のカルパッチョ」(680円)、「海老のアヒージョ」(480円)、「旨みたっぷりブイヤベース」(780円)、「海の幸いっぱいのパエリア」(780円)。もちろんボリューミーな肉料理も、「鶏ハラミの鉄板焼」(580円)、「鶏もも一本焼き」(780円)と自信の鶏料理をはじめ用意されている。ほかにも「軟骨の唐揚」(380円)、「チヂミ」(280円)、「チキン南蛮」(580円)と、料理の種類もテイストも広い。お酒のおつまみとしてぴったりなカリカリ、パリパリに焼く薄焼きのピザもオススメだ。
時に「メニューから無くなった料理でもオーダーに応えます」と、サービスマインドは貫かれる。
「東上野周辺にはワイン業態が少なく、潜在ニーズを見込んで開店した」と古宮氏は言う。居酒屋業態にしたのは「未だにワインは高い、といったイメージを持つお客様も多く、ほかのお酒と同じように手軽に楽しんでほしいので、飲み慣れない方にも向けて間口の広いスタンスを作りました」と続ける。さらに「サービスを通し人と人の関わりを大事にしたい」と語ってくれた。
店内は、キッチン前のカウンター及びワイン樽のカジュアル席。蔵をイメージしたレンガの壁のテーブル席。白壁にフォトアートが印象的なおしゃれで落ち着いたテーブル席と、3つの環境に分かれる。変化をもたせた環境の演出は、日常使いのなかにも、多様な来店目的に応える心遣いが感じられる。

店舗データ

店名 東京ワイン居酒屋 ぼんず
住所 東京都台東区東上野1-18-4 ピースビル1F

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アクセス JR御徒町駅より徒歩3分、JR上野駅より徒歩5分
電話 03-5812-4205
営業時間 ランチ11:30~14:00、ディナー17:00~24:00
定休日 日曜
坪数客数 30坪・44席
客単価 3000円
運営会社 有限会社K’Sプロジェクト
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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