総開発面積約11ヘクタールにおよぶ複合都市「二子玉川ライズ」の商業施設が3月19日、二子玉川東口にグランドオープン！

着工2006年、全施設完成を2015年に目指す「二子玉川ライズ」（施工：東急不動産、東京急行電鉄を含む『二子玉川東地区市街地再開発組合』）は、民間再開発としては都内最大スケールの街計画となっている。二子玉川駅とつながる全施設の総面積は約11.2ヘクタールで、街区内には約6.3ヘクタールの広大な都市計画公園予定を始め、商業施設、住宅街区等を美しくレイアウト。周囲のうるおい豊かな自然環境と共生する水と緑、光にあふれた街づくりを進めている。 広大な敷地内は、商業施設「Dogwood Plaza」があるI-a区、南棟、北棟を有する広大な「ライズショッピングセンター」を有するI-b区、ホテルとシネコンが入る予定のⅡ-a区、2010年4月に先行オープンした「バーズモール」のあるⅡ-b区、住居マンションが建つⅢ区、そして都市計画公園と、全部で6つの区画で構成される。この度3月19日にオープンしたのは、I-a区の「Dogwood Plaza」と、最新設備を誇るIb区の「二子玉川ライズショッピングセンター」だ。 当初、オープニングに当たってのお披露目と内覧会が3月17日に予定されていたが、今回の震災のため中止となり、メディアへの大々的な宣伝も控えて3月19日のグランドオープンを迎えた。 「二子玉川ライズショッピングセンター」のコンセプトは、「自分らしさが広がる場所～My style My place」。自分自身のスタイル、価値観をしっかり持っているお客が、都市と自然が融和した心地よい空間の中で、自分たちの価値観やライフスタイルにあわせて、気軽に利用できるショッピングセンターを目指すという意味が込められている。館内は、「タウンフロント」（B1F～8F）、「リバーフロント」（B1F～5F）、「ステーションマーケット」（B1F～1F）の3館で構成。「タウンフロント」は、3館の中でもっとも大きなボリュームを誇り、1F～6Fでは、“二子玉川における上質なカジュアル”をテーマに、日常生活に彩りを提供するファッション、雑貨の話題店、人気店が多数出店している。なかでも3Fは、イメージフロアとして、『二子玉川で過ごす11時25分』という時刻に着目し、その時々にターゲットやカップル、ファミリーそれぞれが過ごすライフスタイルを提案する内容となっている。 飲食フロアとなる7Fは、家族やオフィスワーカーの利用にも対応したカジュアル・レストランが多数出店。注目の店舗としては、新業態となる「倉敷ハンバーグ」：独自に開発した遠赤外線オーブン釜で焼き上げた、表面はこんがり、旨みたっぷり、切ると肉汁があふれ出す100％ビーフのハンバーグが自慢の店。次に、ナチュラルドアによる中目黒の「ナチュラルレストランN_1155」の姉妹店となる「N_ 7110」：オーガニックな自然素材による、心も身体も健康になれるイタリアン・スペイン料理が人気。 「タウンフロント」1Fには、名店「マキシム・ド・パリ」の味をグラスワインと共に気軽に味わえるビュッフェスタイルの「コート・ド・ルージュターブル」が登場。2Fには、東京初出店となる、ジル・スチュアートのカフェ「ハウス・オブ・ジルスチュアート」があり、すでに女性客の間で人気沸騰中だ。また、「ステーションマーケット」1Fには、HUGE による「リゴレット スパイスマーケット」がオープン。店舗ごとにさまざまな趣向を凝らして展開するリゴレットの二子玉川店では、世界中で調達したハーブやスパイスを使ったメニューがテーマ。他では味わうことのできない新しいスパニッシュイタリアンを提案している。そして、池袋に第1号店がオープンして以来、連日行列の耐えない「アンティ・アンズ」もSCでは初出店として1Fにお目見えしている。 最後に、「タウンフロント」、「リバーフロント」、「ステーションマーケット」が一体のフロアとなっている地下1Fに登場した、東急百貨店（渋谷区道玄坂、代表取締役社長：二橋千裕氏）による「二子玉川 東急フードショー」も同施設の目玉となっている。商品展開は、「食紀行」「和洋菓子」「惣菜」「ザ・グルメパントリー」の4つのゾーンで編集し、89店舗で構成。そのうち百貨店初出店は29店舗になる。 地方の食文化を提案するセレクトショップ「OCCATTE（オカッテ）」、実演を交えながら全国の季節の素材を使ったお菓子を提案する初出店となる「恵那川上屋」。希少価値のある日本酒を中心に酒器、肴、珍味を集積し、日本酒の文化を体験できるようにBARカウンターを設置した和酒専門店「はせがわ酒店」。世界のベスト20から選ばれたオリーブオイルの量り売り、オリーブ惣菜を提案する「OLIVO（オリーヴォ）」など要チェックの店舗が軒を連ねている。 震災後、東京全土が暗いムードに覆われた中でオープンした「二子玉川ライズ」。この施設の登場によって、二子玉川から元気な消費活動が起り、活気あるムードを東京全土にも発信してくれれば、と願う。

店舗データ