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極太生パスタが大人気の「Osteria Casa Yoshida Pasta Bar」が、新たな看板メニューを引っさげて、今度は西新橋に「バル吉Fresh Pastaスタンド」をオープン!

外壁にも赤を使い、ワイン樽などのディスプレイも賑やかで、通りの中でも一際目を惹く存在感
テーマカラーの赤をふんだんに取り入れた店内は、陽気で活気あふれる店内を一層華やかにしている
西新橋店の看板メニューは「新感覚 焼きモッツァ バル吉Ravioli」!
オーナーの吉田氏と料理長の川上氏が考案した、イタリアン風にアレンジされた油そばは、自家製食べるラー油を添えて

(取材=小野 茜)


2.5mmの極太生パスタを特製のグレービーソースと合わせた看板メニューが人気を呼んでいる、青山の「Osteria Casa Yoshida Pasta Bar 葡萄酒場&tapeo 287st」。その好調ぶりから、オーナーシェフの吉田 宏介氏が満を持してオープンさせたのは、2号店となる西新橋の「バル吉Fresh Pastaスタンド」。 昨年末から物件を探しはじめ、複数あった候補地をそれぞれまわる中で「もっともイメージが描きやすかった」という西新橋を、今回の出店先に選んだ。「自分の構想にある店づくりが実現できれば、新橋特有の客層はもちろん、青山店のお客さんや、もっと幅広い利用客が見込めると感じています」と話す。確かに、この“西新橋”というエリアは、個性的な小さな店が相次いでオープンしている今、業界からも注目の集まる場所だ。同店のオープンも拍車をかけ、人の流れが更に変わる可能性を見越しての事と思われる。 内装は1号店同様、大胆な「赤」の色使いをベースに、壁面には大きな黒板や、熟成樽、ワインボトルを用いた装飾品、壁掛け時計などのコンテンポラリーでユニークな演出が目に飛び込んでくる。奥行きがあり、天井の高い店内は14坪あり、テーブル席、ソファー席、カウンター席、スタンディングで34席配している。 料理は1号店で大人気の「吉田PASTAグレービーミートスパ with半熟玉子&チップス」(R 1500円、L 2200円)と「国産牛白モツとヤゲンのaglio olio」(R 1300円、L 1800円)を定番人気メニューとしつつも、新橋店でしか味わえない新たな自信作を加え、メニューを構成した。 今回、調理場を仕切るのは料理長の川上 竜寛氏。2人は、石垣島のホテルで同じ調理場に立った経験のある長年の友人。その後、互いにステージを移し、吉田氏は独立して1号店を。川上氏は、コンラッド東京の「ゴードン・ラムゼイ at コンラッド東京」や、シャングリ・ラ ホテル東京の「ピャチェーレ」での勤務など、外資系ラグジュアリーホテルのメインダイニングでキャリアを積んだ。吉田氏も川上氏もともに“超実力派”の料理人だ。 その2人がタッグを組んで開発した2号店の“看板メニュー”が「新感覚 焼きモッツァ バル吉Ravioli」だ。北イタリア料理のラビオリを、モッツァレラチーズを使って日本人好みの“餃子”スタイルにアレンジしたという自信作。1つ50~55gという通常の5倍以上ある大きなラビオリは、3サイズで提供(R:2ピースで500円、L:4ピースで800円、W:8ピースで1200円)。また、ソースは「Modena風バルサミコ酢 黒だれソース」「Catalunya風ブラバTomato 赤だれソース」「バル吉Italian 食べるラー油ソース」の3種類から選ぶことができるのも面白い。パスタ生地には相当のこだわりを持つ同店のラビオリ、早くも人気に火がつきそうだ。 他にも、自家製の“食べるラー油”を添えた「西新橋Italian ハーブ油そば」(R 2200円、L 2700円)といった一風変わった“麺もの”や、宮古島と久米島から直送される“島車海老メニュー”がある。「島車海老とじゃがいもの塩茹で アンダルシア風シェリー酒の香り」「島車海老と旬の野菜のItalianフリット アンチョビ風味」「島車海老のガーリックシュリンプ 島トウガラシ風味」はいずれも1300円と、地方食材を生かした創作料理も特徴的。 アルコールは「本日の泡」と「テーブルワイン」が、どちらもグラスで500円。ボトルなら2800円からあり、産地も価格も幅広く揃えてあるが、同店でしか味わえない「バル吉スタンド特製 Brandy Spritzer」(600円)もお薦めしたい。ソーダ・トニック・完熟トマト・梅・生姜・オレンジトニックのいずれかで割って飲むお酒で、ブランデーながらもフルーティで軽快な味わいが魅力で、ハイボールに変わる新しいお酒として、同店が力を入れている。 料理もお酒も、ジャンルにとらわれず“バル吉スタイル”にアレンジして提供している。 「日本人は島国故の発想か、なんでもカテゴライズしたがる。でも、世界を見れば、複雑な歴史の上に成り立つ伝統や食文化は、国境を越えて沢山存在します。」と語る吉田氏は、料理人としての海外でのキャリアや、仕事以外も含め、これまで30カ国以上を見てきた経験がある。「ならば、自分の店だって、フレンチだのイタリアンだのスペインだのって、1つに絞る必要はないと思うんです。ボーダレスに“美味しいもの”が提供できればいいと思っています。」と、グローバルな見識を持つ吉田氏ならではの考えと挑戦だ。 まずは「バル吉Fresh Pastaスタンド」を軌道に乗せることが最優先だが、ゆくゆくは同業態での店舗展開も視野に入れているという。単なる“フレキシブルさ”として各国料理を織り交ぜるのではなく、自分の目で見て、舌で味わったものをベースにしている吉田氏の店づくりと料理には“説得力とリアルさ”を感じた。西新橋を賑わす新たな個性店となるか、その行方を今後も見守りたい。

店舗データ

店名 バル吉Fresh Pastaスタンド
住所 東京都港区西新橋1-18-11 ル・グランシエルBLD 1F

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アクセス JR 新橋駅より徒歩6分、地下鉄 内幸町駅より徒歩2分
電話 03-6268-8245
営業時間 ランチ12:00~14:30、ディナー 16:00~Midnight
定休日 日・祝
坪数客数 14坪・34席
客単価 2500円~3000円
関連リンク Osteria Casa Yoshida Pasta Bar 葡萄酒場&tapeo 287st
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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