「恵比寿横丁」「神田ミートセンター」「品川魚貝センター」「EBISU FISH CENTER」「ハマ横丁」など、数々の横丁スタイルの複合業態型飲食店をプロデュースする浜倉的商店製作所の浜倉好宣氏が、東京・新橋のJR高架下に新たなプロジェクトを着手。それが11月24日オープンの「新橋ワールドミートセンター」だ。これは元タクシー会社の駐車スペースとして使われていた高架下の50坪の敷地に5つの肉業態の店を出店するもので、戦後の闇市を思わせる独特の雰囲気の中で和風・洋風の肉料理を提供する。肉業態は牛肉、豚肉、鶏肉、馬肉と素材ごとに分け、これに卸業者の店を加えて構成。卸業者を加えることで肉の共同仕入れを可能とし、コストダウンを図ると同時に肉の下処理の手間も削減する。出店する店舗は、浜倉的商店製作所(東京都新宿区、代表取締役社長:浜倉好宣氏)の牛肉業態「牛酒場 GYUMARU~小澤ファーム」。オーバークラウドの豚肉業態「グリグリグリル」(東京都渋谷区、代表取締役:有泉雅幸氏)。石井雅人氏の鶏肉業態の「トリカラ パッポン」。スパイスワークス(東京都千代田区、代表取締役社長:下遠野亘氏)の馬肉業態の「肉寿司」。そして卸業者のプライムミートが経営する「Meat Public」(神奈川県川崎市、代表取締役:黒柳英男氏)の5店舗となる。提供料理は各店趣向を凝らし、「牛酒場 GYUMARU」は生産から販売まで一貫して手がける函館の小澤牧場で飼料から自社で生産された甘みがあっておいしい肉をメインに使用し、牛串の炭火焼やニンニクだけで調理してお客の目の前で切り分ける1ポンドステーキ、テールスープ、ビーフシチューなどを。「グリグリグリル」はブロシェットに刺した豚のグリル。「トリカラ パッポン」はタイの特製パッポンソースをかけて食べる手羽先の唐揚げや鶏肉の入ったパッタイ。「肉寿司」は馬肉のにぎりずし。そして「Meat Public」は腸詰やソーセージなどの加工品を中心に提供する。また、お持ち帰りの“おみやげ”にも力を入れて名物化も図る。各店の商品は「牛酒場 GYUMARU」がタンシチューや牛タンのメンチカツ。「グリグリグリル」がチャーシュー。「トリカラ パッポン」がメイン商品の手羽先の唐揚げ。「肉寿司」は肉のいなりずし。「Meat Public」が店でも提供する腸詰やソーセージなど。こうした“おみやげ”はPB商品として「Meat Public」が一括して請け負い、商品化する。各店とも月商400~500万円を目標に掲げ、全店併せて2000万円を目指す。浜倉好宣氏の手がける新規プロジェクトが新橋をさらに魅力的な街へと活性化させるのか? その開業がいまから大いに待たれるところだ。
店舗データ
店名 | 新橋ワールドミートセンター |
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住所 | 東京都千代田区内幸町1-6-1 |
アクセス | JR・地下鉄 新橋駅より徒歩3分 |
電話 | 各店舗により異なる |
営業時間 | 月~金曜16:00~翌5:00、土・日・祝16:00~24:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 各8坪・32席(共有スペース10坪) |
客単価 | 2800円~3800円 |
運営会社 | 株式会社浜倉的商店製作所 |