土佐十景とともに、100店舗100業態達成を目前に控えたダイヤモンドダイニング(港区新橋 代表取締役社長 松村厚久氏)、94店舗目は浜松町・大門駅前に更地から建てた3階建ての1棟で勝負に出た。場所は人気立飲み「秋田屋」の並びにある。
業態は土佐十景第3弾の六本木の大繁盛店「わらやき屋」シリーズで“かつを”や“はちきん地鶏”などの豪快な「藁焼き」が楽しめる土佐藁焼き専門店,「わらやき屋 龍馬の塔」を6月16日オープンする。
今回のコンセプトは、1Fから3Fまで1棟で「龍馬の生きた時代」を表現しており、より龍馬にフォーカスしたものになる。名言として語り継がれている龍馬の言葉や肖像が店内にふんだんにあしらわれた中で、藁焼きの専門店として土佐が生んだ様々な名産物を「藁焼き」もしくは、地元ならではの調理法で食べることができる。
コンセプトどおり、店内入ってすぐ目の前に天井まで上がる炎とともに「藁焼き」カウンターが出迎え、オープンなシズル感満載の演出は外からでも目を奪われてしまう。2Fは、龍馬が剣術を学んだ「道場」がテーマ。店内は竹刀が間仕切りのように使われているのが、面白い。また、古材のように仕上げられた店内はまさに昔からある道場を思わせ、神聖な空間での食事はまた格別だろう。3Fには雨よけのある「月見席」を設けている。秋には予約必死と思わせる風情のある佇まいだ。
今回の名物「藁焼き」は地の素材そのものの旨みを引き立てる最高の調理法と言われている。藁の燃焼温度は800~900度と火力が非常に強く、瞬時にムラなく焼き上げるからだ。また、藁が燃えるときに発生する煙や香りは、より一層の風味を与える。
「龍馬の塔」では、“かつを”(塩タタキ:1,380円)以外にも「海のもん」のくくりで、帆立(柚子塩バター:680円)、や烏賊があり、“土佐はちきん地鶏”(もも肉タレたたき:1,380円、ロース塩タタキ1,280円)をはじめ、チーズ(フォンデュ:750円)や野菜などは「山のもん」として東京ではまだ希少な本場高知仕込みの「藁焼き」で楽しめるようになっている。“はちきん地鶏”は、食味性に優れる「土佐九斤」をベースに、数年の歳月をかけて研究が行なわれ、2005年に誕生した。地鶏本来のうまみに加え、硬すぎない肉質と脂身が少なくヘルシーな点が特徴だ。「はちきん」とは土佐弁で女性を表現する言葉として「芯が強い」「明朗快活で働き者」などの意味をもち、活発に育ったはちきん地鶏を食することができる。
また、旨い食事とともに高知県内18箇所の蔵元から選りすぐった酒が飲めるのも特徴だ。高知でも手に入りにくい栗焼酎のダバダ火振(520円)は一度行ったら飲んでみてほしい。
今後は年内で十景の完成を感じさせる程、進んでいる案件がすでに色々とあるらしい。まずは、渾身の出来にDDの志士の面々は達成感で溢れていた。
店舗データ
店名 | わらやき屋 龍馬の塔 |
---|---|
住所 | 東京都港区浜松町2-1-7 浜松町201ビル1~3F |
アクセス | JR浜松町駅北口より徒歩2 分 都営浅草線・大江戸線大門駅 A1・B4 番出口より徒歩1 分 |
電話 | 03-5408-3220 |
営業時間 | 月・火 17:00~23:30(L.O. 22:30) 水・木・金 17:00~04:00(L.O. 03:00) 土・日・祝 16:00~23:00(L.O. 22:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 134 席(1F 56 席/2F 48 席/3F 30 席) 71.27 坪(各階約23.76 坪) |
客単価 | 4,000 円 |
運営会社 | 株式会社ダイヤモンドダイニング |
関連リンク | 龍馬の塔 |
関連リンク | 龍馬の塔(ぐるなび) |