日本店舗再生機構(東京都渋谷区)は、3月11日、渋谷にハンバーグ専門店「東京バーグ」をオープンした。
同店は、空間デザイナーの巨匠・角章氏が空間を、「暗闇坂宮下」の宮下大輔氏が料理をプロデュースして誕生。かつてデザイナーズ飲食店ブームの仕掛け人となった2人が居抜き店舗の再生でコラボレーションという、現代の飲食店事情を象徴するような新展開としても注目される。
ランチは5種類で、看板商品の「300g自家挽き手ごねハンバーグ」(1,000円)をはじめ、「300gヘルシーオージービーフステーキ」、「300g特製メンチカツレツ」(各1,000円)など。300gというボリュームに加え、いずれもスープとベジフルカレーがお替わり自由で、ミニサラダとデザートまで付くという驚きの充実度。ハンバーグにはオージービーフのモモ肉を使用。ていねいに下処理し、赤身肉の旨みを生かしている。
一方ディナーでは、「300g自家挽き手ごねハンバーグ」、「300gヘルシーオージービーフステーキ」(各1,300円)などのほか、「ホワイトラタトゥイユ アンチョビガーリック風味」(600円)、「赤・黄フルーツトマトのカクテルカプレーゼ」(900円)といった小皿料理や、「野菜畑サラダ」(1,200円)、「名物石焼野菜 カルボナーラ仕立て」(1,800円)といった野菜料理を豊富に用意。ワイン(グラス400円~、ボトル2,300円~)やハイボール各種(400円~)やカクテル(600円~)などのアルコールも充実。
「ハンバーグ専門店としてはキャパが広かったので、夜はつまみも用意して飲めるような空間にした」と宮下氏は語る。料理を担当するのは、宮下さんと同世代の洋食シェフ。「40代後半の料理人というのはいまの飲食業界では厳しい立場に置かれることも多いが、そうした技術を埋もれさせず、新しい形で発信していきたい」という宮下氏の思いも、今回の店には込められている。店舗は、元カフェだった物件を居抜きで改装。オープンキッチンは生かしつつ、壁紙を張り替えるなどでメリハリのある空間に生まれ変わった。また店では、チャージ方式の「東京バーグカード」を発行。近隣オフィスのリピーターを獲得する狙いだ。
店舗データ
店名 | 東京バーグ |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷2-11-6 エス・ティー・ワールドビル1F |
アクセス | JR・東京メトロ・東急線渋谷駅から徒歩5分 |
電話 | 03-6427-4155 |
営業時間 | 11:30~15:00、18:00~22:30(L.O.) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 40坪・48席 |
客単価 | 昼1,000円、夜3,000円 |
関連リンク | 東京バーグ |